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経営学と関係がある質問です

あるエレクトロニクスメーカーのなかに、90人の部員で構成されている特定製品分野の営業部門があったとする。この組織を「3つの課に分けて、一人の課長が約30人の部下を管理する」という案と、「9つの課をつくり、一人の課長が約10人の部下を管理する」という案のどちらかに再組織化することになった。どちらの案の方が適切化かがどのような条件で決まりますか? それぞれの案の長所と短所、いくらがありますか? 私はもうこの問題にはしょうがない、助けてくださいませんか?

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  • FRI
  • ベストアンサー率42% (30/71)
回答No.3

はじめまして。このような設問に対して解答する方法は、一般的な経営学の知識を知っているかどうかということを試されるのではなく、思考のプロセスを試されるケースがほとんどです。二択、三択などの選択式の設問は回答の手順があり、まずはそれを覚えてください。 1.それぞれのメリットとデメリットを明らかにする 2.一般的な法則を軸にして検討を深める 3.個別の事象に当てはめる と、こうなるかと思います。やってみましょう。 【私の回答】 まず、「一般的に」組織階層が深くなると管理業務が増え、意思疎通が難しくなる(いわゆるパーキンソンの法則というやつです)といわれています。つまり、階層構造がシンプルになれば管理業務負荷は減り、トップの意思がダイレクトに伝わる組織になります。これが、「縦の階層のメリットとデメリット」になります。 次に、「横の階層のメリットとデメリット」について、申し上げると、他の方も書かれているように、一人がマネジメントする人数が増え(これも一般的に5-6人が限界といわれています)、上位者が末端の営業マンの管理をできなくなる可能性があるということになり、横の階層が増えればその逆になる、となります。 まず、このようにそれぞれのケースのメリットとデメリットを明らかにします。次に、上記を4象限マトリクスにして、それぞれの箱に特徴を埋めてみてください。紙に書くと驚くほど簡単にできますよ。 そうすると、一人の課長が30人の部下を管理するケースでは、メリットとしてさらに上位者(おそらく部長レベル)の管理業務が減り、意思決定のスピードが速くなるというメリットがあるが、現場の営業マンの管理ができなくなる、となり、3人の課長が10人の営業マンを管理するケースでは、その上位者の部長の管理業務が増え、意思決定のスピードが遅くなる可能性があるが、末端の営業マンの管理はしっかりとできるようになる、というのが「導き出される答え」になります。 設問には「縦の階層」に関しては述べられていないのに、なぜいきなり部長がでてくるのかと怒る方もいると思いますが、これはMECEといって、簡単に言えば「横の検討をするならば、縦の検討もしないと不十分でしょ」ということになります。 最後に、どのような条件で決まるか、という設問に対しては上記で検討したケースに当てはまるものを帰納的に導き出してみると、 1人の課長が30人  現場の営業マンのパフォーマンスよりも上位者の意思決定、戦略などが業績に大きく関係するビジネス 3人の課長が10人  上位者の意思決定よりも、現場のパフォーマンスが業績に大きく関係するビジネス となります。非常に理屈っぽい世界ですが、よくあるケースが、「私の経験から言って、そんなの無理だよ!」という回答です。しかし、こんな観念的な回答は、いくら答えが正しくてもビジネスではアウト(誰にも伝わらない)ですので、このような検討の手順は覚えておくべきでしょう。これは、オプション思考といって、検討のルールです。

kazehare
質問者

お礼

完璧な文章ありがとうございました。実は私は一般的な経営学の知識をはじめたばかり勉強しています。ですからいろいろなことわかりません、お忙しい中説明してくれて、ありがとうございました。 :)

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  • jesro
  • ベストアンサー率39% (27/69)
回答No.2

仕事上管理できる人員は8~10が限界です。適当なのは 6人ほどです。 30人を一人で管理ということはまずできません。 やってみればわかります。30人にするならさらにその中を5つに割ってそれぞれ責任者を置くことを薦めます。 30人を一人でということになりますとまずチームカラーが出せません。リーダーの意志や考えが浸透しません。 気のあう物同士がその中でグループを作り良い方に出ればいいのですがほとんどは仕事に悪い影響を与えることになります。 ということは10人ずつに分ける方が良いということになりますが、10人の責任者ができるということは 会社にとって、給料も上げなくてはならないということになります。また、90人の中に9人の管理能力を持った人間がいるか?ということにもなります。それがクリヤーできれば10人に分けた方が良いに決まってます。 9組で競争意識も高まるでしょうし、営業と言うことですので社内キャンペーンで販売競争でもすればそりゃもう 大変な騒ぎで競争します。 もちろん優勝チームにはそれなりのご褒美を用意することになりますが・・。 3チームでこの競争をおこなった場合をこれと比べると まずチーム数が少ないこともあり士気が上がりません。 よしんば最優秀成績チームがあったとしても、ご褒美は30人分と業績にあわないご褒美を用意することになります。10人一組なら10人分だけでいいですよね。 30人もいるとチームの中には必ず怠けるやつがでてきます。「30人もいるんだから、俺くらい遊んでても・・・」と考える人間は必ずいるものです。 ところが10人ですと一人の成績がチームの成績に大きくかかりますので遊んでいられなくなります。 綱引きと同じです。一人手を抜いてもチーム成績がさほど変わりませんから。 そんなわけで、30人を管理できる人間はいない。 (こういってはなんですが、こんな質問をするあなたがいる会社ですからいるはずないと思います。きつかったかな?)という理由が第1として却下ですね。 私も様々な団体に所属してきました(町会、ボランティア団体、NPO法人などなど)。会社は中小企業を経営してます。僅かな社員ですがそれでも5人~7人で部や課をつくり責任者(リーダー)を置いてます。 多くの団体に所属してきましたが30人のチームは見たことも聞いたこともありません。学校の生徒ならともかく仕事上で30人を束ねることはかなりのロスが出ます。

kazehare
質問者

お礼

ご説明ありがとうございます。参考にさせていただきます。:)

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  • ceita
  • ベストアンサー率24% (304/1218)
回答No.1

宿題ですか・・・? まずはあなたがどこまで考えてるか、 示した方が回答がつきやすいと思いますよ。 たとえば、 デメリット:9つの課を作ると課長が多すぎて見分けがつかない。 これはふざけた回答例ですが、 あなたが頭を使って考えないとなんの意味も無いでしょう?

kazehare
質問者

お礼

……あなたにとってそうかもしれませんが、あなた、大企業いったことありませんか?9つの課を作ると課長、そんなこと珍しいか?

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