- ベストアンサー
ガイヤ説
ガイヤ説とはどういう説なのですか?簡単に教えて下さい。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ガイア理論のことでしたら、地球をあたかも生命を持った惑星のように考え、水や大気などの物質循環の絶妙のバランスが環境を作り上げていて、その環境の中で生命がはぐくまれ、その人間の生命すら「惑星の命」の一つのパーツに過ぎないとの主張もときに含まれます。往事のエコロジー運動の論理的支柱の一つだったと記憶しています。 http://homepage.mac.com/pragma/column/column2.html http://homepage3.nifty.com/nishimura_ya/GAIA.HTM http://www.kousakusha.co.jp/DTL/gaia.html
その他の回答 (1)
- zephyrus
- ベストアンサー率41% (181/433)
20年ほど前、 J.E.ラヴロック氏著『地球生命圏――ガイアの科学』(工作舎刊)で初めてこの説を知り、 かつてのウェゲナー「大陸移動説」に似た、 いや、もっと元気が出てくる魅力ある説として驚いたことがあります。 当時は仮説として、この地球そのものが一つの生命体ではないか、と言われていたようですが、 生命としての条件を満たしていないということで、 比喩的な表現となってしまったのはまことに残念なことです。 スタニスワム・レムのSF小説「ソラリスの陽のもとに」を彷彿とさせますが、 あれほど明確な生き物という設定とは行きません。 (あの小説では海がその惑星のたった一つの巨大な生き物でした。) 『地球生命圏』を邦訳された方が書かれているのを私なりに要約すると、 (http://hotwired.goo.ne.jp/ecowire/interview/010123/ の記事より) 地下160キロ、上空160キロの厚さの 地球の大気、水系、土壌、表層地殻にまたがる生命圏(バイオスフィア)全体が、 あたかも一個の巨大な生命体のように自己制御している。 生物は環境に適応するという従来の進化論を一歩進めて、環境を作り変えてもいるのだ、 すなわち気温、海洋環境、大気ガス組成を自己調節、維持していると見なす説のようです。 ギリシャ神話に出てくる大地の女神ガイアの名前を冠するよう奨めたのは 小説「蠅の王」で有名なウィリアム・ゴールディングだったそうですが、 リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」のように喝采されないのは、 提唱者ラヴロック氏やその賛同者が、専門の生物学者ではないからだとも言われています。