実際に耐火レンガを積んで自分でピザ窯を作って焼いています。
確かに家庭用のオーブン等は安全性等の問題から250℃程度までしか温度が上がりませんから、10分以上も焼くのに時間がかかり美味しくありません。
しかし業務用でそれなりに温度が上がれば美味しく焼けると思います。
ピザ窯の場合は400℃くらいまで庫内の温度を上げて遠赤外線で焼きますから3分以内くらいで外はパリッと、中はもっちりと美味しく焼けます。
しかし、窯の温度を上げるには焼く1時間半くらい前から薪に火を着けて、薪の番が必要です。
ほんの数時間焚くだけでもかなりの量の薪が必要ですから、毎日営業時間内に薪を焚くとしたら、間伐材で無料で貰ってきてもチェーンソーで切って斧で割って乾燥させてととんでもないくらいの時間と場所が必要です。
電気なら温度は安定していますが、薪は少し離れると火が小さくなり過ぎたり、焦げるほど高温になったりしますから、火の番の人件費が必要です。
少し火が強過ぎると、真っ黒に焦げたり、薪や風の向きの加減でピザの上に煤が付いたりもします。
家では家族で薪割りから楽しみ、仲間等を集めて好きな時にだけしますが、決して商売ではしたくありません。
熱い時に火を焚くと地獄ですし、冬に幾ら火を燃やしても屋外で火の番をするのは寒すぎます。
お店の中で火を燃やせばクーラーも効かないでしょうし、薪係に人件費も避けないでしょうから、実際にお店で薪を燃やしている所はそれなりにかなりの工夫をされていると思います・・・
お礼
ありがとうございました。