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検量線について
検量線が必要な理由と検量線の使い方を教えてください! また、ブランクは何故必要なのかも教えてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします(>▽<)
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機器を用いて物質の量などの情報を得る場合に標準試料を 使うときがあります。標準試料を用いてその機器で計測すると、 その機器を用いて測定する対象(物質量、濃度など)と その機器のアウトプット(電流値など)の関係がわかります。 よって、機器のアウトプットから測定対象の値をもとめることが 可能となりますが、標準試料を用いたときの機器のアウトプットではない 値が出た場合はどのようにしたらいいのでしょうか? 例えば、2種の標準試料で2つのアウトプットがでたとして (通常2点で検量線をひくことはありえませんが)、 未知の試料を計測したとき、その中間値となるアウトプットが出た場合、 測定対象の値は2種の標準試料の測定対象の平均値と するべきか?ということです。 つまり標準試料だけでは間の値は保証されないわけです。 そこで検量線が必要となります。 測定する対象と機器のアウトプットは比例関係にあることが 多いのですが、機器によってはそうでないものもあります。 そこで標準試料の測定対象と機器のアウトプットをプロットし、 直線近似できる、あるいは2次式近似であるなど各々が ある関係にあることが証明できてはじめて未知試料に 当てはめることができるというわけです。そのために 検量線をひく必要があります。 またブランクをする必要は、機器のノイズなどにより、 試料を入れていなくてもアウトプットが出る可能性が あります。またイオンクロマトグラフィなどで純水を 使う場合、純水といっても完全に除去できるわけではないので、 場合によっては純水に含まれる微量なイオンが検出される 可能性があります。このように、何もない状態でも アウトプットとして出てくるものを除去するために ブランクでの値を把握する必要があります。