- ベストアンサー
海水からゼオライトを使用してのアンモニア除去
早速ゼオライト(3.2kg)を目の細かい袋状の網に入れて1.5トン水槽に投入したところNH3-N 0.07mg/Lあったアンモニアが36時間後に0.05mg/Lまで下がりました。 今後このまま放置すればこの微量なアンモニアが全くなくなるのでしょうか? (アンモニア測定機はHACH DR/850 colorimeterを使用しています。)
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
業務用でおやりになれておられのでしょうか。 当サイトのような素人相手のSNSではなく一度お近くの水産試験場などの専門家の指導を受けられることをお勧めします。 >今後このまま放置すればこの微量なアンモニアが全くなくなるのでしょうか? おそらく数値は下がらないでしょう。 ゼオライトはアンモニアを分解するのではなく吸着させているだけですので、一定量吸着してしまいますとそれ以上は吸着できなくなってしまいます。 吸着させたものは洗浄して加熱乾燥してアンモニア分を取り除く必要があります。 洗浄しませんと、海水中のいろいろな成分(塩分など)が乾燥によってこびりつき、ゼオライトが使い物にならなくなります。 循環ろ過装置はお使いでしょうか 水槽の中に投入しただけですと、ゼオライトの入った袋の周りの海水のアンモニアだけが取り除かれている可能性が非常に高いです。 他の質問から類推しますと、アコヤ貝を養殖されておられるようですが、貝は生きていますので、廃棄物(人間でいえば小便)を排出しています。 ゼオライトの袋から遠い場所の貝の周りの海水は、アンモニアは除去されていない可能性があります。 これを避けるには、海水を循環させる必要があります。 循環ろ過装置の途中でゼオライトと海水が接触するようにして下さい。 もし、ろ過装置がない場合には 水槽の海水をポンプなどで汲み上げて、これをゼオライトでろ過して、ろ過の終わったものを又水槽へ戻してやるという方法が必要です。 少しづつ連続してやり続ける必要があります。 海水は何をお使いでしょうか 天然の海水ですと、プランクトンなどが生息していますので、貝が食べ残した分を除去しませんと、プランクトンの死骸がアンモニアとなりますので注意して下さい。 稚貝の養殖では、このバランスが最大のポイントとなります。 蛇足 「0.07mg/Lあったアンモニアが36時間後に0.05mg/Lまで下がりました。」 とありますが、何回測定されましたでしょうか。 1回の測定では判断を間違えますので御注意願います。 測定器の性能の良し悪しとは全く無関係です。 複数回(11回程度)で最大値と最小値を除いた9回分程度の測定値の平均値を採用します。 相当に手間がかかる作業です。 なぜこのような手間のかかることをやるかといいますと、測定によって少しづつ差がでる、ということは実際には水槽全体が0.05に下がっていない恐れがあるためです。 参考 天然ゼオライトを用いたアンモニア除去に関する基礎的実験 (海水中での ... www.ioes.saga-u.ac.jp/jp/files/uploads/10-5.pdf ゼオライトは海水中では相当に効率が落ちます。 海水魚の閉鎖循環型大規模陸上飼育システムの構築 - 長崎県 www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2013/09/1380350516.pdf
その他の回答 (3)
- lunatism
- ベストアンサー率33% (197/594)
ゼオライトを袋に入れて水槽に入れているだけならば、アンモニア濃度は、これ以上、下がらないと思います。 海水に触れている表面しかアンモニアを閉じ込めないので。 もっと小分けしたり、循環装置のフィルターとして使えば、もっと効率は上がると思います。 それよりも、ゼオライトは、水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンをナトリウムイオンと置きかえて硬度を下げてしまいます。 稚貝の飼育には、よくないのでは、と考えます。
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
ゼオライトの説明をよく読んでください。多種類のイオンを含みます海水での効果はあまりないはずです。「淡水用です。」「海水では効果がありません。」等の注意書きがあるはずです。専門業者が調べて効果が無いものを効果があるようにするのは大変難しいことと思います。
- 植松 一三(@jf2kgu)
- ベストアンサー率32% (2268/7030)
専門家では有りませんが 最後は測定不能になりますが完全に0は難しいのでは 測定不能と0では違いますので 海水にプランクトンを含め生物が居たら0は難しいのでは