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日本語で「持ち出さない」と「持ち込まない」は同じ意
日本語で「持ち出さない」と「持ち込まない」は同じ意味ですか? 違いは何ですか? 例「宗教を持ち出さない」「宗教を持ち込まない」
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質問者が選んだベストアンサー
持ち出す (○○) → ( )○○ 内側に有る物を、外側に出す行為です 持ち込む ( )○○ → (○○) 外側に有る物を、内側に入れる行為です で 「~ない」は、それを否定する言葉ですから 「持ち出さない」は、外側に流出させない 「持ち込まない」は、内側に入れない となります 意味は全然違います
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- kohichiro
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例のような形のないもの、思想のような抽象的なものをこの話法で使う場合、結果的にはほぼ同じような意味になる(およびでない、というか違和感が生じる)ようです。しかし、この二者の状況は用法として違いがあります。 現状としての場Sに1)Aを持ち出す、あるいは2)Aを持ち込む の差は、SにAが1)もともと存在(潜在)していた(が、何らかの理由であえて持ち出すことを皆が避けていた)のに対して、2)ではSにはAが本来存在せず、したがってSとAとは基本的に異質なものだった場合が多いということでしょう。ですから世間的には 1)よりも2)の方が迷惑感が寄り強い場合が多いということがいえます。 宗教は様々の哲学的論議に親和性がありますので、上記の例としてはちょっと外れるかもしれません。しかし政治の場に、という場合は現状から考えてどうしても「宗教を持ち込まない」となります。
- Nebusoku3
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質問者さんが疑問に思っていらっしゃるのは 「形のある物」 では無く、 話題の中の「形の無いもの」 だと察します。 「形のある物」 の場合は他の回答者さんがまったく正しい回答をされています。 しかし、「話の中に出てくるような場合」、例に出された 「宗教を持ち出さない」「宗教を持ち込まない」 の場合は同じような意味になることがあります。 例えば: 「宗教を持ち出さない」→ 「宗教を 戦争の理由に 持ち出さない」 「宗教を持ち込まない」→ 「宗教を 戦争の理由に 持ち込まない」 あるいは: 「宗教を持ち出さない」→ 「私たちの将来の話に 宗教を 持ち出さない」 「宗教を持ち込まない」→ 「私たちの将来の話に 宗教を 持ち込まない」 更に: 「私たちの喧嘩の理由に 意地悪なお母さんのことを 持ち出さない」 「私たちの喧嘩の理由に 意地悪なお母さんのことを 持ち込まない」 これらは全てそれぞれが似たような意味合いになります。 物の場合と意味が大違いですね。
- msMike
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「出す」「込む」の言葉尻を捕らえれば別の意味だけど、「持ち出す」「持ち込む」は同じ意味になることもあります。 例えば、人材募集の面接等で宗教による差別を避けるために、面接担当者に宗教的な質問を禁止させる場合には「宗教を(質問として)持ち出すな」「宗教を(話題として)持ち込むな」はほぼ同じ意味になります。
- staratras
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「ない」がつかない肯定の形「持ち出す」と「持ち込む」を比較してみます。具体的な品物についていう場合は、もちろん「持ち出す」と「持ち込む」は逆の意味です。「中(内部)にあるものを外に出す」のと「外(外部)にあるものを中に入れる」という違いがあります。 一方でご質問のように、具体的な品物ではない抽象的なものについては、「持ち出す」も「持ち込む」も同じような意味で使用される場合があります。 例 ○アメリカでは今も進化論を評価する科学の議論に宗教を持ち出す人々がいる。 ○アメリカでは今も進化論を評価する科学の議論に宗教を持ち込む人々がいる。 ただしこれも詳しく検討すると、多少の違いがあると考えられます。 前者の「持ち出す」は、話や問題をとりあげて人前や公の場に出す、という意味で使われています。例文で言えば、進化論を評価する科学的な議論の場に宗教の考え方を出してくる、というニュアンスになります。 後者の「持ち込む」は通念上歓迎されないものや解決を要するものを持ってくる、という意味で使われています。ある辞書には「宴会場である料理屋に酒を持ち込む」「難題(苦情)を持ち込む」という用例が出ていました。例文で言えば進化論を評価する科学的な議論の場に、宗教という、(実験などで検証することができず科学とは異質であるため)多くの科学者には議論の場では歓迎されないものを持ってくる、というニュアンスです。
お礼
みなさん回答ありがとうございます