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経済学に関して質問です
物価が上昇した場合労働者がこれを正しく予想していたら労働需要曲線も労働供給曲線も変化しない、とあるのですが物価が上がれば支払う賃金は安くなるのに労働供給曲線はなぜ変化しないのでしょうか。
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この質問者には http://okwave.jp/qa/q8905341.html でも回答したが、お礼するでもなく、補足質問があるわけでなく、ただ放置するだけ!この質問に対してもいろいろ議論が起きているのに、ウンもスーもなく、ただ沈黙!何のために質問しているのだろうか?この質問者だけでなく、こんな質問者が増えているのも事実だけれど・・・
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- statecollege
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回答2への追記です。議論をわかりやすくするため、財の消費と余暇の消費から効用を得る主体(消費者=労働者)の効用関数を特定化して、労働供給関数を具体的に導いてみましょう。いまこの主体の効用関数は U = √C + √(T-Ls) で与えられ、この関数を予算制約 PC = WLs のもとで最大化するように、CとLsを選択するとしよう。(予算制約の意味は、この主体は労働することで得た所得WLsは市場で財を購入することに費やされる、ということです。)予算制約をCについて解き、 C = (W/P)Ls を効用関数の右辺に代入し U = √(WLs)/P + √(T-Ls) とし、これを最大化するため、Lsについて微分し、0とおき、整理すると、労働供給関数 Ls = T(w/p)/(1 + w/P) = T/[1 + 1/(W/P)] を得る。労働供給量は実質賃金W/Pの増加関数、つまり、W/Pが上がると、この主体の労働供給量は増える、ことがわかる。いま、Pを任意の値に固定し、Wを縦軸に、Lsを横軸にとってこの関数のグラフを描くと、右上がりの曲線になる。これが「労働供給曲線」である。上の式をWについて解くと W = P/(T/Ls - 1) となり、逆労働供給曲線(通常「労働供給曲線」と呼ばれるもの)が得られる。この式からあきらかなように、財の価格(物価)Pが上昇すると、労働供給曲線は上に(左方へ)シフトするのだ。理由は、名目賃金は一定でも、財の価格が高くなったので、消費者は相対的に安くなった「余暇」T-Lsをより多く消費しようとするので、市場に出される労働供給量Lsが減少するからだ。 以上のように、この通常のミクロ経済学設定の中に予想物価Peがはいる余地はない。予想物価Peをこのモデルに導入したいなら、この標準的な設定より複雑な市場環境をモデルに導入しなくてはならない。たとえば、この消費者=労働者は労働の対価である賃金については完全情報はあるが、財の価格については不完全な情報しかない、とか。。注意すべきことは、その場合、モデルの前提となっている市場環境は変化しているので、そうした環境のもとでの最適解は上の式とは異なってしまうということだ。上の最適解においてPを単にPeで置き換えただけでは、そうした不確実性のもとでのモデルの最適解とはいえない、ということだ!!!!
- statecollege
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あなたの質問の背後にある市場環境がどういうものかわからないので答えようがありません。 また回答1を書いた方は「そもそも労働供給量というのは予想物価水準から決定されている」 と書いているが、どうしてこんなことがいえるのか、あきらかではありません。 標準的なミクロの労働供給のモデルは、財の消費と余暇の消費から効用を得る主体(消費者=労働者)が予算制約のもとで効用を最大化する、というものです。すなわち、 U = u(C, T-Ls) を予算制約 PC = WLs のもとで最大化する。ただし、U=効用、u(.,.)=効用関数、C=財の消費量、Ls=労働供給量、T-Ls=余暇消費量、P=財の価格、W=(名目)賃金である。この最大化問題をCとLsについて解くと、効用最大化解は Ls=Ls(W/P) と書ける。この関数はすくなくともW/Pがあまり高くない領域ではW/Pの増加関数、つまり、Lsを横軸に、Wを縦軸にとり、Pを任意の一定値に固定すると、この曲線(労働供給曲線)はWがあまり高くない領域では、右上がりの曲線となることが知られている。いま、この任意に固定したPが上昇したとすると、労働供給曲線は左へシフトする。理由は、名目賃金Wは同じでも、実質賃金W/Pは下落するので、労働供給量Ls減少するからだ。 このモデルの前提は、主体である労働者=消費者は、賃金Wと価格Pについて完全情報を持っている、ということです。この通常の設定のもとでは、予想価格Peは入る余地がないのです。
労働供給量:Ls=Ls(W/Pe) 労働需要量:Ld=Ld(W/P) Ls:労働供給 Ld:労働需要 W:名目賃金 Pe:予想物価水準 P:物価水準 グラフは縦軸に実質賃金、横軸に労働量 とします。 式を見れば分かると思いますが、そもそも労働供給量というのは予想物価水準から決定されているので、予想物価水準が現実の物価水準(Pe=P)となる時、労働供給曲線は変化しません。 では反対に、現実の物価水準の上昇を予想できなかった場合はどうなるかというと、 予想物価が変動しないということで、Peは一定の値をとることになります。 しかし、実際には思ったよりも物価水準が上昇してしまったということなので、Pe<P となり、 予想前と同じだけの労働供給をしてしまうと実質賃金W/Peは下がってしまうため、労働供給曲線は下方にシフトします。 つまり、労働者が物価水準を予想できなければ以前と同じLsを供給してしまうが、実質賃金は下がっているため、労働供給曲線は下方にシフトします。 このように、労働供給曲線は予想物価水準によって決まるため、予想出来ている際にはPe=Pとなり、実質賃金は下落するが、労働量をさせることが出来るため、労働供給曲線は変化しません。 (労働供給曲線上で変化するだけ。労働供給曲線上でとる点の値の組み合わせが変化したと考えると分かりやすいかもしれません。 例:y=x のグラフで、(1,1)を取っていたが、xの値が-1になったため、yの値も-1をとり、(-1,-1)の点をとるようになった。グラフは動かない。)
お礼
ありがとうございます!
お礼
よりよいネット社会にできるようにがんばります。ご指摘ありがとうございます。