• 締切済み

生物の遺伝の、連鎖と組換えの問題について質問です

生物 遺伝 連鎖と組換えの問題について質問です。 スイートピーには花の色が紫色のものと赤色のもの、 花粉の形が長いものと丸いものがある。 花の色を支配する遺伝子をB(b)、 花粉の形を支配する遺伝子をL(l)とする。 いま、紫花・長花粉の系統と 赤花・丸花粉の系統を交雑して得られるF1は 全て紫花・長花粉になった。 このF1に検定交雑を行うと、次代の表現型は 紫花・長花粉:紫花・丸花粉:赤花・長花粉:赤花・丸花粉=9:1:1:9に分離した。 紫花・丸花粉の系統と赤花・長花粉の系統を交雑して生じた F1を検定交雑して得られる次代の表現型とその分離比を求めよ。 という問題があり、 答えがBL:Bl:bL:blが1:9:9:1になるそうなのですが なぜそうなるのかが全く理解できません。 回答も、この答えのみで解説が一切載っていないためわかりません。 詳しい解説の方をぜひよろしくお願いします。(~_~;)!

みんなの回答

  • gohtraw
  • ベストアンサー率54% (1630/2965)
回答No.3

表現型から遺伝子型を推測する場合、個体レベルだと ヘテロなのかホモなのか判断できないケースがありますが、 「系統」といった場合にはホモ接合体と解釈するのが 一般的だと思います。

回答No.2

gohtrawさんの回答は完璧ですね。 私もこの問題を解いていて一つ気になることがあるのですが、下に書きます。 本題における紫・丸 x 赤・長の遺伝子型を 「F1はすべて紫・長である」という記述がない状態でそれぞれをBBll、bbLLとしてしまうのは良いのでしょうか? つまり、表現型が紫・丸の場合は、遺伝子型がBBllとBbllの2通り、 表現型が赤・長の場合は、遺伝子型がbbLLとbbLlの2通りあるのではないか? と思う訳です。 このような事を考えていると出題者の提示する答えに行きつけなくなるので、野暮なのかと思いますが、 問題作成者の記述不十分なのか、私の考え違いなのか? 宜しくお願い致します。

  • gohtraw
  • ベストアンサー率54% (1630/2965)
回答No.1

花の色を紫と赤、花粉の形を長と丸と表します。 紫・長の系統の遺伝子型はBBLLで、 赤・丸の系統の遺伝子型はbbllです。 前者から生じる配偶子の遺伝子型はBL、後者から生じる 配偶子はblなので、F1の遺伝子型はBbLlです。 このF1の染色体を拡大してみると一つの染色体には ーーーB---L--- そして、これと相同な染色体には ーーーb---l--- という具合に遺伝子が乗っかっているはずです。前者は 紫・長の系統から、後者は赤・丸の系統から受け取った 染色体です。 もし組み換えが起こらないとすると、このF1から生じる 配偶子の遺伝子型はBLおよびblで、両者は同数生じます。 これと赤・丸を検定交雑すると、 F1からの配偶子 BLまたはbl と、 赤・丸からの配偶子 bl の組み合わせになるので、生じる子の遺伝子型は BbLlまたはbbll となり、その表現型は紫・長または 赤・丸となり、その比は1:1であるはずです。 ところが実際には 紫・丸や赤・長も生じていますこれは、上記のF1、つまり ーーーB---L--- および ーーーb---l--- という染色体を持っている個体から配偶子が出来る ときに組み換えがおきて ーーーB---l--- および ーーーb---L--- という配偶子も出来ているということです。つまりF1から生じる 配偶子は BL、Bl、bL、blの4種類で、これらは検定交雑においてそれぞれ BbLl、Bbll、BbLl、bbll という4種類の子を作ります。これらの 表現型はそれぞれ紫・長、紫・丸、赤・長、赤・丸であり、その比が 9:1:1:9なのだから、F1からはBL、Bl、bL、blの4種類の配偶子が 9:1:1:9で生じているということです。組み換えがなければこの比は 1:0:0:1=10:0:0:10 のはずなので、10%の確率で組み換え体が 生じるということです。 さてここからが本題です。 紫・丸の系統の遺伝子型はBBll、赤・長の系統の遺伝子型はbbLL ですから、F1の遺伝子型はBbLlになります。このF1の染色体は ーーーB---l--- および ーーーb---L--- となっているので、ここから生じる配偶子は、組み換えがなければ BL:Bl:bL:bl=0:1:1:0=0:10:10:0 となるはずです。ところが上記より10%の確率で組み換え体が 生じるので、実際の配偶子は BL:Bl:bL:bl=1:9:9:1 となり、赤・丸の系統と検定交雑した時の子の遺伝子型は BbLl:Bbll:bbLl:bbll=1:9:9:1 となります。これらの表現型はそれぞれ紫・長、紫・丸、赤・長、 赤・丸ですね。

関連するQ&A