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高校生物、スイートピーの実験(乗換え)について。

高校生物Iからの遺伝子・染色体に関する出題で、わからない問題があり、御質問させていただきます。 スイートピーでは、花色に関する遺伝子(紫花B、赤花b)と花粉の形に関する遺伝子(長い花粉L、丸い花粉l)と連鎖している。そこで、BとLおよびbとlが連鎖している紫花・長花粉(遺伝子型BBLL)と赤花・丸花粉(遺伝子型bbll)を両親としてこ交配を行うと・・・ ※F2は、紫花・長花粉:赤花・丸花粉=3:1になるはずであるが・・・ 結果(実験値)は→紫・長1528 紫・丸106 赤・長117 赤・丸381 となった。 分離比では→13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4 生物が好きで、特に遺伝子・染色体が絡む問題に詳しい方々へ、 まずはじめにF2が、3:1になる・・・と推察された理由、 {私は結果(組換えが行われる)を知る以前に推察されるならば、F1のBLとblは互いに連鎖している関係なのだから、 本来 『BLbl』 を自家受精したら、F2は紫・長 : 赤・丸 → 1 : 1 とみるのが妥当だと思いました・・・} そして結果、分離比が13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4 となった理由を教えていただけますでしょうか。

みんなの回答

  • yanachu
  • ベストアンサー率46% (78/166)
回答No.3

遺伝子型と表現型の違いはちゃんと分かっている前提で。 >F2が、3:1になる・・・と推察された理由 BBLLという遺伝子が減数分裂してできたBLという配偶子(おしべ・めしべなどにある卵細胞とか精細胞ね)と、 bbllという遺伝子が減数分裂してできたblという配偶子が一緒になって生まれたのが、 BbLlという遺伝子を持つ(表現型;BL)F1です。 BbLlとは表現するけれども、実際は父由来・母由来の、BLという遺伝子が乗ってる染色体と、blという遺伝子が乗ってる染色体がそれぞれあるのはいいかな? F1が自家受粉するとき、BbBlという遺伝子が減数分裂してBLとblという配偶子を作ります。 ここで組み換え(遺伝子の乗り換え)がなければ、卵細胞由来の配偶子(BL,bl)×精細胞由来の配偶子(BL、bl)でF2がつくられて、その遺伝子型はBBLL,BbLl,bBlL,bbllの4通りが出来る。 表現型はそれぞれBL、BL、BL、blとなるから、紫花・長花粉:赤花・丸花粉=3:1 と推察されたわけです。 >分離比が13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4 ところが出るはずのない表現型のbLやBlが出来てしまったってことは、F1の減数分裂をする際に、BLとblに分かれるはずが途中で遺伝子の乗り換えが起きて、bLやBlという遺伝子の配偶子(表現型と意味がちがうので注意)が出来ている。 たとえば(B L)(b l)という1対の遺伝子が7組、減数分裂を行ったとして、 できた14個の配偶子が (B L)と(b l) (B L)と(b l) (B L)と(b l) (B L)と(b l) (B L)と(b l) (B L)と(b l) (B l)と(b L) のように、7つに1つ組換えをおこしているとすると 配偶子の数を数えると、BL:Bl:bL:bl=6:1:1:6 つまり、 1/(1+n)の確率で(n+1個減数分裂するとき、1個)組み換えが起きるとき、遺伝子の分離比はBL:Bl:bL:bl=n:1:1:nとなる。 そこで(BL、Bl、bL、bl)× (BL、Bl、bL、bl)を計算すると、表現型BL:Bl:bL:bl=(3n^2+4n+2):(2n+1):(2n+1):n^2 となります。(計算してみてね) 実際の分離比(13.7 : 1.0 : 1.0 : 3.4)と(3n^2+4n+2):(2n+1):(2n+1):n^2を比較すると、n=6が近いので、おそらく組み換え後の遺伝子の分離比はBL:Bl:bL:bl=6:1:1:6のはず。 例えば実際に、14個の配偶子×14個の配偶子の組み合わせ(196通り)のうち、出来たF2の表現型を計算していくと、BLは134、BlとbLは13、blは36と、実際の分離比に近くなります。 逆に、実際の分離比から組み換え率を推察するときは、分離比を全部合計してみて、(この場合だと137+10+10+34=191)ある数字の2乗に近いものがあれば(今回は14の2乗=196)、そのあたりから推察できそうです。 ただし、必ずn:1:1:nとはならない場合もある(4:7:7:4とか)ので注意が必要です。

参考URL:
http://okwave.jp/qa/q6769591.html
  • copemaru
  • ベストアンサー率29% (895/2998)
回答No.2

コレって,「ベーツソンとパネットの実験」ですよね。 >結果(実験値)は→紫・長1528 紫・丸106 赤・長117 赤・丸381 となった。 分離比では→13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4 <この後彼らはF1の[紫・長]の個体を検定交雑して組み換え価を計算で求めた> と高校の時習ったと記憶しています。 多分white-menさんの高校生物Iの教科書にも載っていると思いますよ。

  • copemaru
  • ベストアンサー率29% (895/2998)
回答No.1

>特に遺伝子・染色体が絡む問題に詳しい方々へ、 別に詳しくはないのですが, >F2は、紫花・長花粉:赤花・丸花粉=3:1になるはずであるが・・・ ↑ コレって,BとLおよびbとlが「完全連鎖」の場合です。 実際にはBとLおよびbとlは,連鎖しているものの1/9の組み換え価の「不完全連鎖」でしょう。 なので,BL:Bl:bL:blの配偶子の分離比は8:1:1:8で (8BL+1Bl+1bL+8bl)×(8BL+1Bl+1bL+8bl)を計算すると,結果(実験値)は→紫・長1528 紫・丸106 赤・長117 赤・丸381 分離比では→13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4 と近似の値になるはずです。 >{私は結果(組換えが行われる)を知る以前に推察されるならば、F1のBLとblは互いに連鎖している関係なのだから、 本来 『BLbl』 を自家受精したら、F2は紫・長 : 赤・丸 → 1 : 1 とみるのが妥当だと思いました・・・} ↑ これは完全連鎖の場合の「検定交雑」の結果です。 お分かりいただけましたか?

white-men
質問者

補足

御回答ありがとうございます。 BL:Bl:bL:blの配偶子の分離比は8:1:1:8 はどのように求められますか? 8・・数字が大きいですね。

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