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短期金利について。
短期金利には、無担保コール翌日物とTIBORがあると知りました。 しかし 6ケ月物の無担保コールがあったり、 TIBORが1年未満の金利の事であったり、 住み分けの区別がよく分からないのです。 明確な違いはございますでしょうか? また、銀行間でのお金のやり取りを、 翌日物で取引しているのでしょうか? TIBORで取引しているのでしょうか? それとも両方でしょうか? 翌日物は、当日返済したり、2日以上返済しないとか あるのでしょうか? 勉強を始めたばかりで初歩的な事で大変恐縮です。 こちらの質問をいろいろ見てみたのですが解決できず、 質問させてください。 お手数おかけして申し訳ありませんが、 どうぞよろしくお願いいたします。
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- kyohayakin
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勉強大変ですね。短期金利といっても、いろいろとあるんですよ。 >短期金利には、無担保コール翌日物とTIBORがあると知りました。 無担保コール翌日物がインターバンクの主流の取引でしょう。金融機関にも、資金繰りというものがあります。例えば、銀行。預かった預金を、融資や国債などで運用しています。例えば、お客さんから突然「多額の預金を引き出したい」と言われた。でも、お金がない。そんなときに銀行は、無担保コール翌日物で、他の銀行からお金を借りて、お客さんの預金引き出しに応じるわけです。でも、実際にはそんなアホな銀行はありません。取り付け騒ぎが起こりかねないからです。銀行は、いつでも引き出せるお金を日銀に積んでいます。これが、日銀当座預金というものです。ここにあるお金を実際の紙幣にするときは、更に事務が発生するわけですが、ここでは割愛します。 TIBORとは、借入の基準となる金利のことです。前掲に記載しましたので、割愛します。 >6ケ月物の無担保コールがあったり、 実際に取引ってどれだけあるのでしょうか? 「コール」というのは、呼べば返ってくるという意味ですから、6か月は長過ぎですよね。ちなみに短期金利は、以下のものを覚えれば、概ね大丈夫です。 コール翌日物(O/N) 翌営業日スタートの翌日物(T/N) 翌々営業日スタートの翌日物(S/N) TIBOR(LIBOR)1週間物(1W) TIBOR(LIBOR)1か月物(1M) TIBOR(LIBOR)3か月物(3M) TIBOR(LIBOR)6か月物(6M) TIBOR(LIBOR)12か月物(12M) それとレポ。これは、主に証券会社が資金調達する際に用いるものです。あと、NCD(譲渡性預金)とCP(コマーシャルペーパー)くらいを覚えておけば大丈夫でしょう。 >また、銀行間でのお金のやり取りを、翌日物で取引しているのでしょうか? >TIBORで取引しているのでしょうか? >それとも両方でしょうか? 翌日物が主ですけど、いろいろです。資金繰りや金利観などに応じて、あっちゃこっちゃとやっているわけです。ちなみに、「破綻間際」などという銀行は、当然に長めの資金を調達したがります。資金繰りを安定させるためです。TIBOR(LIBOR)は企業向けの融資とか、金利SWAPに使うのが主ではないでしょうか? >翌日物は、当日返済したり、2日以上返済しないとかあるのでしょうか? 翌日物はあくまでも、翌日に資金を戻します。2日間借りたければ、初めから「2日間」といって、借ります。今は順イールドですから、理論に従えば、金利は翌日物と比べて、高くなります。ということは、金利水準が変わらなければ、(借入金利だけを比較した場合、)翌日物を2日繰り返した方が安く借入れられますね。特に、毎日毎日、資金のやりとりをするのが面倒なので、利息だけやりとりするというのもあります。これはオープンエンド。すなわち、期限なしです。毎回、数百億円以上のお金をやりとりするのが面倒だから、初めから「それなりに長く借りる(貸す)だろう」というものについては、利息だけやりとりするのです。そしてそのお金が必要になったら(いらなくなったら)、「返せ(返す)」ということをするのです。 学生さんですか? 就職活動用ですか? 金融機関の人でも、資金繰りに携わっていないと、詳しくわからない内容です。もしとことん突き詰めたいのであれば、日銀当座預金絡みまで勉強されると良いと思いますよ。でも、実務経験がないと、ほとんど「?」になってしまうかもしれませんけど… 頑張ってくださいね。
お礼
kyohayakin様 回答頂きありがとうございます! 理解できる部分もありましたが、とても難しいのですね。 おっしゃる通り、実務経験などが無いと複雑すぎて表面的な知識になりそうです。 受験勉強ではありませんが、 経済や債券、為替などに大変興味を持つようになりました。 また機会がありましたら、 どうぞよろしくお願いいたします。 とても詳しく教えてくださってありがとうございました。