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長期金利
長期金利は現在の短期金利と将来予想される短期金利の平均によって決まるという理論があります。 一方、現実の短期金利はコール市場での金利との関連で決まり、長期金利は10年物長期国債の利回りとの関連で決まると聞いております。 としますと、10年物長期国債の利回りの設定は現在の短期金利と将来の予測短期金利との平均によってなされると考えてよいのでしょうか?
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『長期国債の利回りの設定は現在の短期金利と将来の予測短期金利との平均によってなされる』というのはちょっと違います。短期金利の動向は長期金利が決まる際の一つの要件にはなりますが、それだけで一意的に決まるものではありません。長期国債の利回りは引き受け機関の入札によって決まりますが、各社は独自の情報網、判定基準に基づいて応札値を決めていますから、そんなに単純なものではありません。
補足
回答有難うございます。 「長期国債の利回りは引き受け機関の入札によって決まります」 というのは非常に興味深いです。 この場合に落札されるのは、最も高い利回りを付けた機関なのでしょうか? それとも、発行体である国に独自の落札基準となる「利回り」をもって いてそれに基づいてなされるのでしょうか? また、次のようなことは言えないでしょうか。 各入札機関は独自のノウハウ及び情報に基づいた将来の予則短期金利を 割り出し現在の短期金利を含めての10年間を通じての平均金利を割り出して、それを目安として入札利回りを決定するということです。 当然各機関によって予測短期金利にはばらつきがありますので平均利回りは異なると思うのですが、結果として「落札された利回り」が市場が判断した将来の予測短期金利と現在の短期金利の平均ということは出来ないでしょうか?