具体例として、x^2=x・x=1(「・」は「×」と同じ、xと見間違わないtめ使いました)を考えてみましょう。
x=1は1・1=1で成り立ちます。x=-1はどうかといえば、(-1)・(-1)=1ですから成り立ちます。x^2=1はx=±1という二つの値で成り立つということですね。
マイナスとマイナスを掛ければプラスになるので、このように一つの式に二つの値が答となってしまうわけです。
x^2=x・x=1の1をaと書き換えれば、x^2=aで、これもxのプラスとマイナスの二つの値が答となります。具体的には、x=±√aとなります。√a・√a=aですし、(-√a)・(-√a)=です。
さらに、x=±√aは略した書き方で、±√aという一つの値があるわけではありません。「x=√aまたはx=-√a」ということです。略す書き方は便利ですが、説明抜きに書いてしまうのは、混乱を招く原因かもしれません。(しかし今そのことをあれこれ言ってもどうしようもないので)今後は「±」とあったら「プラスとマイナスの二つの式になる」と思ってください。
その他に、x=√a,-√aとカンマなどで区切って並べて書くこともあります。これも「x=√aまたはx=-√a」を略した書き方です。
>方程式の「=」と定数項の「=」は違うという事ですか?
数学としては違いません。=の両辺の値が同じだという意味しかありません。しかし、学校で習う算数~数学の「=」はちょっと約束事があったりします。例えば、1+2=3と書きますが、1+2=2+1と書くことはほとんどありません。
片一方に式があり、もう一方にたった一つの数字の答を書くということですね。「=」の両辺の値が等しくないと間違いになります。それは変数の入った式でも同じです。
しかし、繰り返しになりますが、変数が入った式になると、今回のように答がいくつも出てくることがあります。そのとき、お示しのような略した書き方をすることがあります。「=」が違うのではなく、いくつも式を書くのが大変なので、略した書き方をすることがあるということです。
お礼
ありがとうございます(*^_^*) ああ、そういう事ですか>< そう考えても実際若干=の定義が乱れてますね。 高校数学は深める程美しくなく(概念的に)なっていきますね>< 大学以上の数学もきっとそうなんでしょうね・・。