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アセトンのマススペクトル
1気圧の酸素ガス中にシリンジで1000ppmのアセトンを注入し、マススペクトルで測定したところ、酸素しか検出されず、アセトンのm/z=58及び43が検出されませんでした。装置の内壁に吸着している可能性を考え、4000ppm程度まで注入量を増やしたものの、結果は変わらずでした。 アセトンは確実に入っていると思うのですが、どうして検出できないのでしょうか。どのような理由が考えられるかアドバイスいただければ幸いです。 ちなみに、マススペクトル装置へは2×10E-5Torrで導入しています。
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可能性のみという事で・・・ 多分GC-MSで 58と43という事は、ソフトイオン化法ではないと言う事だから、多分イオン化法は、EIですね。2×10E-3Pa(TorrではなくてPaを使ったほうがいいよTorrの使用を多用するのは、年配の人に多くて・・・)で4000ppmのアセトンが確実に導入されているのなら十分なピークは、確認できると思います。一番怪しいのは、アセトンが入っていないですね。けど入っていると仮定すると、装置の問題です。もしマニュアルで色々動かせるのであれば(今時のはフルオートが多いのかな?)電子エネルギーの値を見てみてください、分子に電子をぶつけるエネルギーの値です、普通は70V程度です。あとイオンエネルギーの値も見てみて下さい。生成されたイオンが持つエネルギーです、装置により違いますが、10~20Vです。あとSEMまたはCD(二次電子増倍管、コンバージョンダイオードもしかしたらパルスカウンタかな?)の値も見てみましょう、1KV~5KVぐらいかな、と長々と書きましたが、装置をいじる前にはそのメーカの人にちゃんと聞いてからじゃないとひどい目にあうので、メーカに問い合わせるが一番の得策ですね?
お礼
返信が送れて申し訳ございませんでした。 メーカーに問い合わせたり、いろいろと検討した結果、 ようは質量分析管が汚れており、感度が極端に落ちていた、ということでした。 返信ありがとうございました。