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戦場の話では下っ端ばっかり
普通組織(会社)がどうであるかを下っ端(万年平)に質問しても 組織に対する不満ばっかりだと思う。だからその組織が本当は どうであるかを判断するには全く不十分。 だけど、先の戦争の話では将校の話は無視され、一兵卒の 話だけが本当のこととされる。一兵卒の限られた知見をもとに 戦前の軍隊がどうであったとかを論じるのは変だと思う。 いわゆる「群盲象を評す」にしかならない。 にも関わらず、マスコミの取り上げてきたのは、不平不満の いっぱいたまった下っ端の証言だけである。 なぜなのだろうか?
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”先の戦争の話では将校の話は無視され、一兵卒の 話だけが本当のこととされる” ↑ 全くです。 戦争の全体像を知るには、政治家、参謀、将軍、 将校、兵卒、一般庶民などの話を聞く必要が あります。 ”マスコミの取り上げてきたのは、不平不満の いっぱいたまった下っ端の証言だけである。 なぜなのだろうか?” ↑ 戦争の悲惨さを伝えたいからでしょう。 「戦争をやると決めた政治家や軍人を真っ先に 戦場に送り出すようなシステムにしたら 戦争など起こらないだろう」 と言われています。 下っ端になればなるほど、悲惨になります。 だから、下っ端の証言だけを故意的に取り上げる のです。 こういう手法は、心でっかちの日本人には特に 有効です。 国防も何もかも、感情で判断してしまいます。 こうやって、戦争について、見ない、聞かない、考えない、という 日本人が誕生しました。 幕末から明治にかけて、例えば高杉晋作などが上海に でかけ、そこで中国人が奴隷のように使われているのを 目撃し、なんとかしないと日本もこうなる、という ことになりました。 それが日清、日露、大東亜戦争へと繋がる訳です。 こういう軍事的視点から物事を考える能力を、 日本人から奪う効果を得ることができました。 マスコミの狙いは、まさにここにあったのだと 思います。
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- Ganymede
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藤原彰をご存知ないのだろうか。陸軍士官学校出の職業軍人だった。中隊長を務め、大尉になっている。中国大陸で実戦の場数を踏んだ人である。 一般に、下っ端の兵から見れば「中隊」は軍の小宇宙だ。彼らの行住坐臥は、中隊の範囲を超えることがあまりないという。規模は兵科にもよるが、歩兵中隊なら百数十人から二百人くらいである。中隊の上は大隊だが、旧日本軍で大隊は組織として実体がない場合も多かった。大隊の上は連隊で、実体があるが、数千人もいるから連隊長などは雲の上の存在だろう。 戦後、藤原は東大の史学科に学んで歴史学者となった(専門は日本近現代史)。一橋大教授を務め、後学を多く育てた。粟屋憲太郎、吉田裕、林博史など錚々たる顔ぶれである。 荒川憲一(元防衛大学校教授、元1等陸佐)も藤原彰の影響は受けているだろう。彼は一橋を出ている。『戦時経済体制の構想と展開――日本陸海軍の経済史的分析』(岩波書店、2011年)を著した。軍隊という、非情なまでに合理的であらねばならない組織が、日本では結果的に非合理なしろものに堕してしまった経緯を、彼は明らかにしている。 このような視点は戸部良一(元防衛大学校教授)たちにも共通する。彼らから教育を受けた人が自衛隊の幹部になっているわけで、一般人の私たちも、名著の誉れ高い『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』や『日本の近代 9 逆説の軍隊』などでその視点を学ぶことができる。 岩波書店 - 『戦時経済体制の構想と展開』著者からのメッセージ http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0236980/top.html 〔引用開始〕 つまり軍人たちが自己の中の合理性である軍備の整備・増強につとめればつとめるほど,軍事力の基盤となる国の経済が弱体化する,すなわち国家全体としては非合理な選択になってしまった1930年代の日本の姿を描きたかったのである. 〔引用終り〕 中央公論新社 - 全集・その他 - 日本の近代 http://www.chuko.co.jp/zenshu/zenshu_junre_77346.html 〔引用開始〕 近代国家において本来もっとも合理的・機能的な組織であるはずの軍隊が、日本ではなぜ〈反近代の権化〉と見なされるようになったのか。その変容過程を社会と政治との関わりを通して解明する。 〔引用終り〕
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ありがとうございました。
- ithi
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ok-cameraさん、こんにちは。 普通組織(会社)がどうであるかを下っ端(万年平)に質問しても 組織に対する不満ばっかりだと思う。だからその組織が本当は どうであるかを判断するには全く不十分。 判断するには全く不十分であるのはわかりますが、そこをどうやって補って思考するかですよ。ただやみくもに聞いているだけではだめですね。そういう論理的思考やセンスを身に着けないからいつまでたっても堂々巡りなのです。 下っ端の兵隊さんだけというけど、参謀だったとか提督だったという人も証言したり、本を出したりしています。 まあ、責任のある立場の人たちだから本人が死んだ後もいろいろ家族などの関係者が困ることになるからでしょうね。国際問題が発起する可能性もありますしね。 だけど、先の戦争の話では将校の話は無視され、一兵卒の 話だけが本当のこととされる。一兵卒の限られた知見をもとに 戦前の軍隊がどうであったとかを論じるのは変だと思う。 いわゆる「群盲象を評す」にしかならない。 その手の本はたくさんあるから読んでみたらいかがですか? 要するに兵隊さんもそうですが、将校さんでも現場サイドがあれだけ困っているのに中央が現場の意見を取り上げないで攻撃一点張りというのは硬直した縦割り組織だったというのが本当でしょう。自分の管轄以外のことは関係ないという考え方が、つまり官僚主義の塊だったということです。そこまで推量できないというのは聞いている側の知識やセンスがないということです。 参考までに下記のURLを参照してください。 海軍反省会 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E5%8F%8D%E7%9C%81%E4%BC%9A 新見政一 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%A6%8B%E6%94%BF%E4%B8%80 鈴木貞一 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E8%B2%9E%E4%B8%80
お礼
ありがとうございました。
- area_99
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一般兵なら、どこの馬の骨でも証言可能だからです。 極端な話、兵員じゃなくてもOKなんです、 あれだけ戦争を悪く言う、村山元総理ですら、戦場へは行っていません。 中曽根元総理は、海軍で”主計官”だったので、前線に行ってないので、戦闘行為を体験していません。 将校だと、バレちゃいますから。 普通の「街の声」でさえ、マスコミ的な証言しか採用しません。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 やはり日本人は正しい歴史を知る必要がありますね。