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初印本の定義について

書誌学を勉強しています。 初印本とは、新しく彫刻した板木の版面に初めて印刷してできた本、とのことですが、この時の「初めて印刷」とは、最初の一枚目のみが該当し、その後続けて刷る二枚目以降で製本したものが「後印本」となるのでしょうか。 または、例えば同日中に印刷した紙面はすべて初印本とするなど、ある程度まとまりのある区別がなされているのでしょうか。 ご教示いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

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回答No.1

江戸時代などでも 当時の本の奥に または最初の頁に 発行した発行所と日付けが 彫ってあります それが初印本です 一枚目とか一日目というわけではありません 木に彫るわけですから 何枚も刷っていると 版木が減ってきて だんだんと読みにくくなってきます そのあたりになると 他の同じ本と比べて 木の減り具合で 初期に刷ったものか 後半のものかを判断します 読みにくくなっていても 発効日がおなじなら 初印本といえるでしょう また 彫りなおして再販するときでも 日付も改めます 当時はいいかげんなようで 出版物には 遊郭の女性の名前を入れてはいけないとか 結構うるさいようでしたからね

hatena-12345
質問者

お礼

早速のご回答をありがとうございました。 初印本と称する範囲について、とてもよく理解でき、スッキリしました! 大変助かりました。御礼申し上げます。

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