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戦時中の航空隊が名称を変更したりしてますが

あれって、どういう決まりで名称は変わってるんですか? 例えば、第一航空隊なのに、いきなり第〇〇〇航空隊のように数が大きくなっていますけど

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回答No.2

 日本海軍の航空部隊に関して説明しますと、  まず、常設海軍航空隊と特設海軍航空隊に分類され、前者は戦前から内地に設けられていた部隊で、所在地の名を冠して「鹿屋航空隊」とか「霞ヶ浦航空隊」と称していました。後者は事変や戦争が起きた際に臨時に編成された部隊を指し、「第一航空隊」「第三航空隊」のように番号で称した部隊を指します。  1942年(昭和17)10月1日から一部、11月1日から全部が常設海軍部隊の作戦部隊と特設海軍航空隊を機種別、所管別、常設・特設別に分類した三桁番号の部隊名で称することとし、番号と航空隊の間に「海軍」を入れることとしました。これは太平洋戦争の激化により航空部隊の数が増したためでした。  三桁は、一〇〇位が機種および水陸別。一〇位が所管別、一位が常設、偶数が特設別となっており  一〇〇位:1⇒偵察航空隊、2と3⇒戦闘航空隊、4⇒水上偵察航空隊、5⇒艦爆、艦攻機航空隊、6⇒母艦航空隊、7⇒陸攻航空隊 以下略。  一〇位:0と1と2⇒横須賀鎮守府、3と4⇒呉鎮守府、5~7⇒佐世保鎮守府、8と9⇒舞鶴鎮守府  一位:奇数が常設海軍航空隊、偶数が特設海軍航空隊  これによりたとえば、鹿屋航空隊(陸攻部隊で佐世保鎮所属の常設飛行隊)は、「第七五一海軍航空隊」と改称されました。第三航空隊(戦闘機隊で横須賀鎮所属の特設飛行隊)は、「第二〇二海軍航空隊」と改称されました。霞ヶ浦航空隊の場合は、作戦部隊ではなく練習部隊であったため「霞ヶ浦海軍航空隊」と改称されました。したがって、三桁番号を見ただけで部隊の構成を知ることができるわけです。 なお、1944年7月に基地任務専門の航空隊が編成されましたが、これにより飛行隊を有する航空隊を「甲航空隊」基地任務専門の航空隊を「乙航空隊」と区別しました。乙航空隊には「九州海軍航空隊」「東海海軍航空隊」などがあり、名前だけで常設海軍航空隊と混同しないよう注意が必要です。  資料:『海軍航空隊年誌』 永石正孝 出版共同社 1961年    

  • at9_am
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回答No.1

> あれって、どういう決まりで名称は変わってるんですか? 海軍航空隊のことだと思いますが、編成順です。 変更後の百の位は、どういった機体を中心にしているかを示します。700番台なら陸攻隊、200番台なら艦戦隊、などです。 二桁のものは混成部隊ですね。

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