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イエローストーン国立公園について
イエローストーン国立公園はなぜ国立公園になったのですか? できるだけ詳しく教えてください
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- technatama
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イエローストーンの歴史はそのままアメリカの自然保護運動と国立公園局の歴史であると言えます。 1870年、探検隊によって発見されたこの地域は、その素晴らしい景観が隊員たちに強い感動を与え、先見的な政治家などの理解と協力を得て、国立公園設置の運動に発展しました。 そして当時のアメリカ大統領グラントが、「イエローストーン国立公園を設置する法律」を制定して、1872年3月1日に、世界で最初の国立公園が誕生しました。 20世紀に入り、徐々にイエローストーンの驚異と神秘が人々に知れ渡って来ると、馬車で公園を訪れる人が増え始めました。 やがて自然保護に理解のある大統領セオドア・ルーズベルトの訪問によって、園内の施設が充実していきました。 まず道路が整備され、1904年にはログキャビン風に木材を組み合わせる工法で作られたオールドフェイスフル・インと、コロニアル風リゾートホテルのレイク・ホテルが完成。 さらに1908年に発売されたT型フォードによる自動車ブームが起こり、入園者数は飛躍的に増え、1915年には5000台の車がイエローストーンを訪れたと言います。 1916年に国立公園局が設立されると、更に整備が進み、1956年に始まった“ミッション66”と呼ばれる10年整備計画により、公園を周遊するグランドループ道路なども完成。 各ビレッジのキャンプ場やロッジなども次々にオープンしていったのですが、それでも人間によって影響を受けた地域は、公園全体の1%に過ぎないそうです。 私自身も今から16年前に、大型キャンピングカーであるモーホームのレンタカーで訪れたのですが、公園内は景観の特徴などから5つのエリアに分けることができます。 ●ガイザー・カントリー、●マンモス・カントリー、●ルーズベルト・カントリー、●キャニオン・カントリー、●レイク・カントリー の5地域です。 実際に行ってみると、確かに雄大な自然に圧倒され、世界初の国立公園となった理由が理解できました。