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モータに使用される電磁鋼板について
こんにちは、 モータに使用される電磁鋼板について、教えて下さい。 1、 埋込永久磁石同期モータの場合、ロータ、ステータも、両方に電磁鋼板が使用されますが、ロータには、方向性電磁鋼板、ステータには、無方向性電磁鋼板が使用されるのでしょうか? 2、 アモルファス金属というものが、モータの電磁鋼板として、使用されているそうですが、普通の電磁鋼板と、構造的に、どのような違いがあるのでしょうか?また、アモルファス金属を使用するメリットとデメリットをおしえてください。
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>1、 モータにはほとんどの場合無方向性の電磁鋼板が採用されます。 http://www.nssmc.com/tech/report/nsc/pdf/393-18.pdf ロータやステータを作るためによく使われる方法は板状の鋼板をプレスで打ち抜いて作ります。 ステータであればドーナツ状の板の内側にくしの歯が生えたような形状になりますが、方向性の鋼板を使用すると上下方向と左右方向の特性が異なることになります。 くしの歯の部分だけを方向性の材料で作ることも考えられますが、組み立ての手間を考えるとあまりとくとはいえません。 また、ロータの場合は遠心力に耐える必要があるので組み合わせる部分の強度が問題になります。 >2、 アモルファスは大面積のものを作るのが難しいです。 硬くて脆いのでプレス加工が困難です。 損失が少ないので高効率のモータを作ることが出来ます。 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2012/04/0411.html
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>埋込永久磁石同期モータは、リラクタンストルクを利用するため、永久磁石を電磁鋼板の中に埋め込むものと理解しております。その電磁鋼板について、知りたいです。 ●その部分については、前述のステーターにおけるケイ素鋼板と同じことです。
補足
お返事有難う御座います。 では、ロータには、方向性電磁鋼板、ステータには、無方向性電磁鋼板が使用されるのでしょうか?それとも、どちらも無方向性電磁鋼板が使用されるのでしょうか?
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全てはヒステリシス特性で説明できます。 ローターは永久磁石、つまり残存磁気の高いものがよいのです。 これとは逆に、ステーターについてはヒステリシス特性のいいもの、つまりは残存磁気が少なく、鉄損が少なく済み、なおかつ比透磁率の高いものがいいのです。 アモルファスはケイ素鋼板などと比較すると、この比透磁率が高く、なおかつヒステリシス特性が良いので鉄損の低減が期待できるものの、重い、高価というデメリットがあります。
補足
こんにちは、お返事有難う御座います。 >全てはヒステリシス特性で説明できます。 >ローターは永久磁石、つまり残存磁気の高いものがよいのです。 それはそうなんですが、永久磁石は電磁鋼板とは言わないのではないでしょうか? 埋込永久磁石同期モータは、リラクタンストルクを利用するため、永久磁石を電磁鋼板の中に埋め込むものと理解しております。 その電磁鋼板について、知りたいです。
お礼
ご回答有難う御座います。 >モータにはほとんどの場合無方向性の電磁鋼板が採用されます。 よくわかりました。 http://motormake.web.fc2.com/page023.html >アモルファスは大面積のものを作るのが難しいです。 >硬くて脆いのでプレス加工が困難です。 >損失が少ないので高効率のモータを作ることが出来ます。 わかりました。 アモルファス金属は,電磁鋼板に比べて,飽和磁束密度は低いが,透磁率が高く,鉄損が極めて小さい特徴があり,電力用高効率変圧器に採用されているが,高硬度で加工性があまり良くないため,モータへの適用は進んでいない。 しかしアモルファス金属を巻いて鉄心を構成することでアキシャルギャップモータの高効率化を実現した事例がある。のですね。