ターボブロアーの振動・騒音
ターボブロアーのメンテ後、騒音と振動が発生し、原因調査しています。
メンテの内容は、ベアリング交換(ボールベアリングC3)のみで復旧後の試運転で振動、騒音が発生し、様子を見るために1~2日運転しましたが、プーリのはめ合いが振動で摩耗したので停止させました。
ファン能力は700mmAqの26m3/minで7.5kwプーリー駆動のタイプです。(回転数不明2000rpm以上、羽根は密閉型)
現在は再度整備し、安定運転していますが原因がわかりません。
原因として、ファンの取付角度で発生したのではないかと思っていますが、そのようなことは起こるでしょうか?
約35年前の古い機械なので、主軸の位置決めにノックピン等を使用しておらず、いくらでも調整可能です。ケーシングと羽根の平行具合(傾き)で起こるものでしょうか?復旧の際は、ケーシングと羽根の位置を測定し、だいたい平行になるように組み付けました。異常発生時は、モーターのプーリーに対し、平行に取り付けたとのことで、その辺で差が出たのかなと思っています。
騒音は、容積式ブロアーみたいなヴォーというような音だったので、吸い込み側に吐出し圧が逃げて膨張し、それに伴う騒音と振動ではないかと思っていますが、専門の方のアドバイスをいただきたいと思います。
補足
お返事有難う御座います。 >空隙磁界の分布と電機子巻き線の分布によるトルク脈動や駆動する電源のひずみによるトルク脈動あたりも原因になっているかと思います。 解りました。以下を教えて下さい。 1、 永久磁石同期モータには、表面磁石同期モータ(SPMSM)と埋込永久磁石モータ(IPMSM)があります。SPMSMの磁束分布が正弦波状であるのに対して、IPMSMは非対称なので高調波を多く含み、IPMSMはコギングトルクが発生するのですね。この対策としては、固定子鉄心のスロットを斜溝させれば効果があるのでしょうか? 2、 トルク脈動の発生原因は、磁束分布に高調波を多く含むので、永久磁石の回転時に発生する誘起電圧にも、高調波を多く含むのでしょうか?また、この対策としてどのようなことをすれば良いのでしょうか? 3、 電源のひずみによるトルク脈動を抑えるには、多レベルインバータ等を使用して、インバータの出力電圧波形を、正弦波形に近づければ効果があるのでしょうか? 4、 空隙磁界の磁気抵抗が小さいと、電源のスイッチングによって固定子の円環振動を発生しやすいでしょうか?