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播磨国伊保庄社は現在でいう何神社?
北野天神縁起絵巻の伊保庄本が奉納されたのが播磨国伊保庄社とされていますが、検索しても見つかりません・・・。 伊保庄は現在の高砂市伊保らしいのですが、どこの神社でしょうか。
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菅公御手植えの松を伝える曽根神社こと曽根天満宮を指すのではないでしょうか。 「曽根天満宮に伝わる菅原道真が植えた松の由来についての資料が見たい。」 こちらの「回答のプロセス」欄に、 「『角川日本地名大辞典 28巻 兵庫県』で「曽根」を調べると、「古くは伊保庄」、中世・近世には「播磨国印南郡のうち」とある。 (2)(3)(4)の資料で印南郡の神社の中に曽根神社が見つかる。 お探しの「菅原道真公が植えた松」の由来も載っていた。」とあります。 http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000128424 ところが、こちらのデータベース「播磨国 式内社50座」では、ちょうどこの「印南郡」部分が未採となっています。 http://21coe.kokugakuin.ac.jp/db/jinja/jinjastate44.html そこで「国会図書館デジタルコレクション」で「印南郡誌」の「神社(縁起)135頁」に当たりますと、次の記載があります。 「曽根村 県社天満神社」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/993202/88?tocOpened=1 さらに「増訂印南郡誌 前編」 の「曽根村 7頁」「伊保村 8頁」を参照すると、菅公の筑紫放逐に追慕同道した公達淳茂氏の裔が代々宮司となるに至ったと。曽根氏居住により旧名の「本荘村」あるいは「本條(一に本庄)」を改名したとも。 一方、伊保の湊を中心とする「伊保崎村」は伊保山の陽浜にあたるので「伊保村」となっており、もともとは曽根村や伊保村一帯が「伊保荘」とされていた、それは「名宣胤記明応六年の條」に見られるとあります。 「増訂印南郡誌 前編」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1880083/43?tocOpened=1
お礼
播磨における、道真信仰について調べていたのですが、ciniiでもなかなか論文が見つからず… 前回に引き続き、回答ありがとうございます。