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発達障害の生徒の学習対応|集中力や記憶力に苦慮|学習塾の講師の悩みと解決策
- 発達障害の生徒の学習には特別な対応が必要|カバン整理や通塾管理に課題|学力向上のための工夫が必要
- 生徒の諦め癖に注意|自力でできる経験を積ませることが重要|通常の子どもと同じように学力を伸ばす方法を模索
- 個別指導で対応|ファイルを利用したプリント管理の提案|簡単な計算でも徐々に身につけていく工夫が必要
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個人塾のものです。 >工夫すれば通常の子どもさんと同じように学力を伸ばせるものなのでしょうか、それともある程度の諦めは必要なのでしょうか。 おそらくご質問者の方は、発達障害の定義が知りたいのではなく、対処方法を希望されているのだと思います。 その点から回答致します。 結論から申しますと、ある程度の諦めは必要です。 私自身、学習障害の生徒さんをお預かりしたことがあります。その生徒さんが、他の生徒に迷惑をかけるようなことはありませんでした。ただ、他の生徒は徐々に力をつけていくのですが、なかなか伸びませんでした。 つまり、そういう生徒さんなのだという前提で、割り切った方が良いと思います。 >カバンの中が整理されておらず、プリントを渡しても忘れ物や無くし物が多い このプリントというのは、ご家庭へのお知らせのプリントでしょうか。もしそうならば、ご家庭へ郵送してあげてください。 学習のプリントの場合、塾で預かることはできませんか?宿題か何かでしょうか? >通塾日を忘れてしまうため振替振替…になってしまう これは当塾でも良くありました。なので、声かけを忘れずに。明日も塾があるからね、とか、その保護者の方には日程表(学習のスケジュール表)を渡すとか、塾側で工夫はできるはずです。それでも塾へ来ないのなら、休んだ日を後日保護者に知らせるなど、対応してください。そうすることで、保護者も、自分の子の通塾日を気にかけるようになるはずです。(保護者が出勤する前に子どもに声をかけるなど) >簡単な計算でも習得に時間がかかるので学校の勉強に追いつけない(スピードは諦めた方がいいのでしょうか) これは、ご質問者の塾がどういう日程になっているかによります。 一般論で言うと、塾によっては土曜日、日曜日に自習室を開いているところもありますね。学習時間を増やすためです。 >何度教えても次に来ると忘れてしまうことが多く、一月を通じてわずかなことしか身につかない その生徒さんは、やる気がないわけではないのでしょう? だとすれば、そういう生徒さんなのだという前提で授業を進めてください。
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- GIANTOFGANYMEDE
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発達障害と一口で言っても発現の仕方は人それぞれですね。 或る子には有効だったアプローチが別の子には全く響かないなんていうことはよくあります。 ですから一人ひとり関わり方はゼロから模索することになります。 もっともこれは健常者でも一緒の話。 万人に有効な指導の型など無いと考えれば、逆に発達障害だからと身構えることは必要ないと言えます。 唯一、全ての子に有効な型は「忍耐」です。 指導する側がスピード(習得にかかる時間)を設定すれば、それより早い子を「良い子」、遅い子を「ダメな子」とレッテル貼りすることになりかねません。 商売でやっている学習塾ではそんな悠長なことは言ってられないのかもしれませんが、逆に、遅いから置き去りにするのは本末転倒な話です。 ですので、スピード感を気にするのであれば、それはその子のスピード感に自分(指導する側)も合わせてあげることこそが双方にとって有益な結果をもたらすことになると思いますよ。 プリントの整理は塾の時間に一緒にやってあげてはいかがですか? ファイルは常に一冊のみ使うようにすればいい。 分量がたまって全体整理の必要が出てきたら、親御さんに連絡して協力してもらう。 ただし、手を出すのではなく、あくまで見守って貰うことと結果を報告してもらうことが主眼です。 これには理由があって、子どもを育てるのはどうしたって最後は親なのです。 ところがその子の親がどうしたいのか、いや何かしようとしているのか、全く見えない。 現代においては未成年の指導をする者は同時に親を親として相応しい存在に育てることも必要です。自分自身にとって最良の成果を得ようと思えば親を巻き込むことです。 将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、ということです。 通塾日を忘れてしまうのが本当に事実なら介護者がいない限り全うするのは困難でしょう。保護者が出来ないのであればどうにもなりません。正直、そこまでは面倒見きれません。 ただ発達障害の子の中には善悪の判断基準が不明確な子もいます。 嫌なこと、面倒なことはやらなければいけないことでも露骨に避けて通る場合があります。 その子はどんな場合でも時間に関することは記憶できないでしょうか? 逆にその子にとって最も興味が強いのは何でしょう?そこに時間が絡んでいて、かつ忘れたりはしないということなら、通塾日を忘れるのは記憶障害とは関係ないということになります。 さらに言えば、もしそうなら、塾がつまらないんです。 興味が持てないのなら進歩が捗々しくないのもやむを得ませんね。 ですから如何に興味を引き出すかが指導者の腕の見せ所になります。 ところで、計算のことばかり書かれていますが、数学担当なのですか?それとも他の科目も見ていますか?どの科目でも記憶力が弱いでしょうか? 計算だけが弱い、あるいは興味がある科目では多少なりとも良化するというのであれば、これまたどうやって興味を引き出すかという問題になります。 こういったことは文章ではなかなか伝達しにくいですから、私があなたの直面している問題をどれだけ捉えられているかわかりません。 お伝えしたことはシンプルです。 押してダメなら引いてみな。 あるいは、 道は一つではない。 ということです。 > 生徒さんに諦め癖がついてしまっているように感じていて、すぐにできないから、覚えられないからと言うのも気になります。まず何か一つでも自力でできた経験をして自信を持てるようになってほしいです。 この部分を読んで素晴らしいと思いました。 何がって、その子とコミュニケーション取れているってところがです。 それが言い訳だろうが逃げだろうが、とにかくキッカケは掴んでいるのですから、それを慎重に手繰り寄せれば、きっと効果的なアプローチの糸口が見つかるのではないでしょうか。 自信が持てるまでは転ぶ経験より前へ進む経験を多くさせてあげるようにしたいですね。
お礼
アドバイスありがとうございます、励ましていただいてホッとしました。 私は数学担当ですが、他の科目でもなかなか覚えが悪いそうです。英語ならI my me mine…がなかなか出てこないとか。 ただ健常者の子でも暗記を嫌がる、そもそも勉強嫌いという子も多いので、興味を引き出すということはかなり重要だなと思いました。参考にさせていただきます。
- kaories
- ベストアンサー率27% (238/858)
その生徒さんと毎日かかわるならともかく、週に数回月にしても数回の指導では、劇的な変化は望めないでしょう。 ゆーっくり気長に付き合って行くしかありません。 プリントはバラで渡すから失くなるんです。 学習プリントは、渡したその場で専用のファイルに綴じさせて、そのまま書き込んで使えるようにすれば良いと思います。 保護者宛の手紙は、やはり郵送が間違いがなくて確実。 通塾日を忘れるのは、家庭での朝の声掛けの他、本人が見て直ぐわかる様にホワイトボードに予定を書くなど、工夫して貰いましょう。 本人が携帯電話を持っているなら、『今日は〇時から塾だよ』とメールを送ってもらうのも良いし、可能なら塾から送っても良い。 支援が必要なお子さんなら、家庭でのサポートが不可欠であるのに、ご両親もお子さんを持て余していて、塾にさえ入れたら何とかなると丸投げ状態なんでは…。 その日に塾でやった事を次回まで放置では、忘れてしまって当たり前。 例えば、毎日ほんの少しでも『振り返り学習』を家庭でしてもらう様に提案し、忙しさを理由にそれさえ断られたりやって貰えないなら、もう出来る事はないように思います。 塾講師という『教育のプロ』ではあっても、障害児教育のプロではないのですから。
お礼
保護者との連携はやはり必要ですよね。 プリントはバラで渡すからなくす、というご指摘ありがとうございます。参考にさせていただきます。
- ROKABAURA
- ベストアンサー率35% (513/1452)
まず 「勉強は人生のために必要だから在る物で 他人と同じスピードで走る必要も同じ道を歩む必要もない」 と言い切ることでしょうか。 そうしないと枷や苦痛の方が大きくてとても勉強できませんから。 一部の能力が劣っていても目的達成には別の方法もある事を示す必要があります。 記憶力や集中力が低い場合の多くの原因は「関心がない」事です。 個別指導であればカリキュラムは変えるべきでしょう。 学校は平均的な教え方なので同じように追いつこうとしても 足を引っ張る部分が多すぎて結果学業全体が停滞してしまいます。 発達障害で脳機能の根本的異常がないのなら 得意分野を伸ばすことに専念した方が効果的でしょう。 「通常の子供さんと同じように」は無理でも 「他のお子さんが知らない所を深く」は可能です。 どこにこの子が関心を示すか どの分野が伸びやすいか どの方法が力を発揮しやすいかが胆かと思います。 「劣っている」のではなく「バランスが悪い」という事ですね。 まあ多かれ少なかれみんなそうなんですが。
お礼
関心がないというご指摘ありがとうございます。お恥ずかしながら考えていませんでした…。 本人の将来の糧として、何か一つでも得意分野を見つけられればと思います。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
自閉症の中でも、知能のポテンシャルは高いのにコミュニケーション能力に障害があって勉強ができない人と、知能のポテンシャルが足りないためにコミュニケーションに障害がおきてしまう人、がいらっしゃいます。 障害の基礎的理解 http://www.aichi-c.ed.jp/contents/shien/homepege19/shien/disorder/pdd/index.htm 自閉症スペクトラム - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E9%96%89%E7%97%87%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A0 前者はアスペルガー症候群とも呼ばれ、IQはそこそこあることから、自発的に興味あるものだけはひたすら興味を持つ、ということはあります。しかし、知人の場合には、させられる「勉強」の結果を試される「入学試験」で大学には合格できず、でも、理系がいい!機械を扱いたい!、という意欲だけは衰えません。いっぺん、分析(血液検査や化学物質の検査など)みたいな仕事についたほうが幸せかもね、と話していたのですが、理系というくくりだけでは納得できないのが、コミュニケーションの難しさの表れなのでしょう。 後者はそもそも、成人したときに身につけられる能力(知識だけではなく躾や共同生活など)にすら影響するグループになります。当然ながら、特別なプログラムによる支援が必要です。家庭教師というより補助に近い活動が必要です。
お礼
リンクありがとうございます。 参考になります。
お礼
>おそらくご質問者の方は… まさにその通りです。伝わりにくかったようで申し訳ないです。 具体的な対処のアドバイスありがとうございます。参考にさせていただきます。