- ベストアンサー
注意欠陥障害(ADHD)の疑いのある生徒の中学受験
現在、家庭教師として、注意欠陥障害(ADHD)の疑いのある生徒を指導しています。 そのことでお母様にどのように話すべきかを悩んでおり、ご相談させていただきたく 書き込ませていただきました。 長文になりますがご了承下さい。 生徒についてですが、 現在小6の中学受験をする予定の女の子で、小4の2月から指導しています。 当初から集中力が極端にない…など、少し普通とは違う雰囲気であったので 私もかなり戸惑い、その時は他のサイトにて質問をさせていただきました。 その時は、少しLDの傾向はあるものの、 主な原因は、お母様からの愛情不足(躾不足も含む)なのでは?という結論に達し、 私が母親代わりになるつもりで、約1年半指導を続けてきました。 結果、人のものを黙って手にとったり、指導中にTVをつけたり、 突然立ち上がって部屋の中を走り回ったりすることは一切なくなり、 当時に比べて格段に“勉強時間”が増加しました。 (当時は2時間で同分母の足し算4問が最高。 現在では学校の教科書レベルの問題集を1ページ半ほどすすむことが出来ます。) しかしながら、喋りだしたら止まらない、 説明をしている途中なのにすぐに答えを言ってしまう(しかもあてずっぽう) 人の話しをしてる途中で、急に他の話しを始める、 じっと椅子に座ることが出来ない(いつもソワソワ動いている)など、 ADHDでは?と思う症状だけが際立ってきました。 他にも同じ学年の生徒を家庭教師として3人見ていますが、 他の生徒と比較しても明らかにそれらの頻度が多く、 特に、じっと椅子に座ることがとにかく苦痛のようで 30~40分に1度ぐらい「あぁぁぁぁ~~っ!!!」と大声を出したりもします。 同級生の精神科医に相談したところ、 実際に見てみないとわからないが、 症状だけを聞く限りでは、かなりADHDの確率が高い…との意見でした。 また、これは授業中に関することではないのですが この1年半、1度も宿題をやってきたことがなく (1週間で、熟語を5個練習する…という宿題でさえ出来ていませんでした) 母親も、子供が宿題をやってないことに対し 「すみません、昨日熱が出たので…」 「私がちゃんと見れなくて…」 「昨日はプールがあって…」と、いつも言い訳ばかり。 私が 「そういうことは、ちゃんと本人の口から言わせて下さい。」 と何度言っても、今だに毎週同じことの繰り返しです。 向上心というものが全く感じられません。 さらに、漢字の宿題や計算の宿題も、母親がやっていることが何度かあったり…と 色々な意味で、理解し難い状況が続いています。 模擬試験なども受けさせているのですが、 普段の勉強がろくに出来ていないこともあり、ほぼ白紙。 偏差値は全教科(3科)とも20台です。 学校のテストでさえ、100点が取れない状況です。 今までの勉強の状況から、中学受験はほぼ絶望的だと考えているのですが、 母親や父親は、 「まぁ、なんとかなるでしょう。 うちの子はやれば出来る子ですから。」と言っています。 しかし、現実は違います。 まともな授業さえ出来ない状況です。 この1年半、10回以上、1回あたり1時間以上(時には1回3時間以上)の面談をし、 それとなくお子さんの勉強の状況、授業態度などをお伝えはしているのですが、 100%理解はしていただけないようで、困り果てています。 かと言って、医者でもない私が勝手に 「お子さんはADHDの疑いがあります。 現状からして、受験はかなり厳しいと思います。」 と言ってしまうのは、あまりにも無責任ですし、 単なる責任逃れの発言になってしまうような気がして、 なかなか言い出すことが出来ません。 でも、受験まであと4ヶ月となった今、 何も知らないまま、不合格という現実だけを叩きつけられることが 果たしてご家族のためになるのか…?と、疑問を抱くようになりました。 みなさんはどのようにお考えになりますか? 特に、母親側の立場からのご意見をお聞きしたいと思っております。 他人が自分の子供を見て、ADHDの疑いがある…と思ったとき、 遠慮なく言って欲しい…と思いますか? それとも、そっとしておいて欲しいと思いますか? 長文失礼致しました。 ご意見お待ちしております。よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
その状態では合格と言うより受験自体が難しいかと思います。 その点については伝えるべきかと思います。 専門知識を持った医者でもないあなたが、 ADHDかどうかについて云々することは無責任かも知れませんが、 学習に対する姿勢の現状と、それを踏まえた進路指導という点で、 中学受験が現実的かどうかについてアドバイスは 責任を持ってすべきでしょう。 現状では、試験自体を受けられないし、 成績以前に落ち着きの無さから、落ちてしまう可能性もあります。 方向転換や、選択の余地が残っているうちに、情報を出すべきだと思います。 あくまで、自分の専門の分野について、客観的な事実をもとに伝えるだけで、 そこから先の判断はあなたの範疇ではありません。 親の側が、現実を見たくない・知りたくないと考えている場合は、 面倒くさい話になりますが、いずれにしても先送りするほど、 選択肢は無くなってゆきます。 最悪の場合(親の側の責任は棚上げにして)あなたを攻撃するということも。
その他の回答 (5)
私も以前、家庭教師をしていたときに、そういうお子さんを相手にしていました。 そして、今自閉症の子の母です。 私の身近にも、あきらかにLDやADHDと見受けられる(自閉症の子を持つので分かるんです)のに、学校から検査をすすめられても絶対に認めようとしない、病院へも行かない親ごさんがいます。 そういう人には、そっとしておくしか仕方がありません。 病院で検査を受けてみては?と進めるのは学校の先生の役割です。 残念ながら、家庭教師の立場では反感をもたれるでしょうね。 私自身も、人から検査をすすめられてもなかなか踏み出せなかったひとりです。 息子が3歳のときに、「検査、行くだけ行ってみたら」と背中を押してくれたのは、その頃親身に相談に乗ってくれた市の保健士さんでした。 ご家族か本人がその気になるまでは、無理でしょうね。 私が家庭教師で教えた子供さんですが、中三で高校を受験するのに、三角形の面積の出し方がわかりませんでした。 小学校のときの教科書を持ってこさせて、足し算から始めたのですが、それも危なっかしく、すぐにあきてしまったり、関係のない話をはじめたり・・ よく似ています。 国語も苦手でした。 結局勉強が受験には間に合わず、私立の、誰でも入学金をだせば入学できる学校へ進学しましたが、いちおう、感謝されてお別れしました。 本人や家族がそれでよかったのなら、それでいいかな、と私も納得しました。 勉強が出来なくても、ADHDやLD、高機能自閉症でも社会で生きていくことができます。 先日、北京オリンピックで金メダルをたくさんとったフェルプス選手もADHDだと公表しています。 そんな話をさらっとしてみてもいいかもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ご家族か本人がその気になるまでは、無理… 確かにそうですね。 しかも今回の場合、お母様はLDやADHDの言葉もたぶんご存知ないですし、 今はとにかく志望校合格にのみにこだわっている(その割には、自宅で何もさせてる様子はないですが…)ので、 それ以外のことに関しては、口を出さないようにしたいと思います。 ご親戚の方が、それなりの私立中学へ入学されているため、 自分の子供だけ私立に行けないのは恥ずかしい…と思ったのが中学受験のきっかけのようなので(子供の意見は完全に無視) そういった意味でも、現実が見えていないのかもしれません…。 とりあえず、今週中に1度話し合いの場をもつことにしました。 ADHDのことには触れず、現在の授業態度のことや、今のままでは受験自体が無理であることをお伝えしようと思います。 その話し合いの結果、またうまくいかないような雰囲気であれば またここでご相談させていただこうと思います。 ありがとうございました。
あなたはあくまでも家庭教師 勉強の領域以外のことはお話しない方がよいと思います。 勝手に人の子供のことを色々調べていたと思われるだけです。 子供のこの状況を知っても 真剣に受け止めて対応していませんよね。 そのような子供の行動を知らされたら あなたより親の方が病気ではと心配になるのが普通ではないでしょうか。 そういう親です。 >同級生の精神科医に相談したところ・・・ 頼まれもしていないのに向こうからしたら余計なお世話でしょう。 >何も知らないまま、不合格という現実だけを叩きつけられることが 果たしてご家族のためになるのか…?と、疑問を抱くようになりました。 普通のお子さんで一生懸命勉強したって落ちる子は大勢います。 その子もそのうちの一人となるだけです。 ADHDでなくても不合格と言う現実はたたきつけられます。 長く教えていると情もわきますし、勉強以外のことでも 助けてあげたくなる気持ちはわかります。 があくまでも家庭教師という立場でいるべきです。 メンタルな病気ですから、 ちょっと熱があるようですねのような感覚とは違います。 どうしてもというなら 受験が終わってからお話された方がいいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます! そうですね、おっしゃる通りだと思います。 今は“中学受験の家庭教師”として、受験が難しいということだけをまずは伝えようと思います。 ただひとつ気になることは、 志望されている学校は偏差値30台の学校で、倍率も約1倍の学校なのです。 そういったことも含め、お母様は 「絶対に落ちない!」と心のどこかで思っているようで (実際は足きりがあるため、その子の成績では到底無理です) いくら私が言っても、なかなか現実を受け入れようとされないため、 ちょっと困っておりました。 逆に、不合格になってから 「気がついてたんなら、もっと早く教えてよ!! それなら対処したのにっ!!」 と言われるのでは…?と、内心、私自身が怯えていたというのも正直なところです。 でも、やはりデリケートな問題ですし、ここはそっとしておこうと思います。 今後の授業や勉強の状況は、随時伝えていこうと思います。 ありがとうございました。
- silenos
- ベストアンサー率33% (2/6)
正直に申し上げますと、そっとしておいた方がよろしいかと思います。 我が家の長男も軽度の高機能自閉症と診断されたのですが、多分他人に指摘されても「多かれ少なかれ、そういった症状って子供にはある」などとのらりくらりした返答をして、現実逃避したと思います。 親って本当にヤバい!と追い詰められるまで、我が子に障害があるとはなかなか認められないものです。 内心不安に思っていることを、他人に指摘されると、ムキになって反論する人のほうが多いです。 ネットなどで調べても、「それは違う、普通じゃん?」と思える安心材料を探してしまう愚かな親心。 私が子どもを学習相談センターへ相談に行ったのも、実の兄に他の話題から子どもの様子がおかしいことに愚痴をこぼした際、調べた方がコドモの為ではと遠まわしに勧められ、その後、本格的に理解できない状況になってやっと!でしたから。 今ではもっと早く行っておけば良かったと後悔しきりなのですが。 恐らくご両親も我が子の様子に多少なりとも違和感は感じているはず。 でも家庭教師の(学校とか病院でも)先生からそれを指摘されても、多分認めないか、逆切れするんじゃないかな…。 周りからは理解できないほど、親は我が子の様子に心を痛めているので、刺激すると手負いの野獣状態で攻撃的になると思うんですよね~。 デリケートな問題なので、たとえ親友や兄弟でも触れられない話題です。 もう2年以上も指導されて、すっかり情も移った可愛い生徒さんなんでしょうけれど、ご両親から「学習障害の疑い」の相談を持ちかけられない限りは、言い出さないほうが無事家庭教師を続けられて平和かと。 そのおうちがPCをお持ちなら、さりげなく、 「Q&Aサイトで「教えて!」って、コドモの事や悩み事など相談できる便利なモノがあってね、自分も時々利用してるんですよー。お母様も一度覗いてみると楽しいですよ」とかってすっごい遠まわしに、身元がばれずに悩みが相談できる場所があるって教えてあげると少しはいいかもしれませんね。独りで悩まれているかもしれないし。 同じ立場の人間からの指摘なら、まだ受け入れやすいと思いますし。 親身で優しい家庭教師さんに恵まれて、そのお子様はお幸せなんじゃないかな。 指導法をADHDの子向きに変えて接してあげるだけでも、そのお子さんは楽だと思いますから。 周りの無理解で苦しんでいる一番の被害者はその生徒さん自身なんですよねー。 センターなどで一度調べると適性が分かってとってもいいんですけどねー。
お礼
確かにお母様は、少なくともお子さんに違和感を感じているようでした。 言葉も遅く、幼少期に脳を調べてもらったことがある…と、以前(1年程前の会話)おっしゃっていました。 また、このお子さんは、注意力が欠けていることだけでなく 文字を読むことが極端に嫌いなようで、2・3行読んだら吐き気がするらしく、目もまわるとのこと。 実際に文章を読んでもらって、目を見ていたのですが、 本当に目が「ふぅー……」と離れてしまって、視点が定まらず、目が変になってしまうようでした。 しかし、この事をお母様にご報告した時は、 「私も文章嫌いですし~」 と、半分笑い飛ばされてしまいました…。 という過去の経験も踏まえると、やはり ご自身の目で直接確認されないと、信じないのかもしれませんね…。 また、PCに関しては ご自宅にない(使い方もわからない)ので、ネットで見ていただくことは難しいのですが 根気良く、これからも話を続けていきたいと思います。 あくまでも遠まわしに。。。 それで、何か少しでもお母様が感じていただけることを願うばかりです。 ありがとうございました。
- mituyan
- ベストアンサー率37% (12/32)
特別支援教育を学んでいる大学生です。 たしかに子供がADHDであるはずがないという認識の親には安易に言わないほうがいいと思います。 しかし、ADHDはほっといて治るものではないしむしろ悪化し、大人になったときかなり手のかかる存在になります。 逆にいえば、まわりの関わり方でかなり改善します。 しかも早めに知っておけば対処の仕方も学べるし、子供によっては症状が違うのでその子なりの対処も見つかると思います。 言うタイミングは難しいですが、結果的に言ったほうがその子や親のためになると思います。 保護者は家庭内での子供をみていることが多いので学校のように集団の中で他の子との極端な違いに気づかないことも多いからです。 保護者の方に学校での態度を伝えるだけでなく、家庭での態度や行動をそれとなく聞いてみてはいかがでしょうか? その答えが学校と同じものだったら「一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?何もなければそれで安心ですし」など 答えが家では普通といわれれば、学校での授業風景などを直接見ていただくかビデオにとって見ていただいたりしてはいかがでしょうか?そのあとにADHDの簡単なパンフレットなどを見せてかぶる症状が多いことを認識してもらうことは無理でしょうか?そして先ほどの「」を伝えては? 自分は専門家ではないからちゃんとしたところで診てもらったほうがいいというように言ってちゃんと専門機関で診てもらったほうが受け止めやすくなりますし。 自分だったら自分のこどもだから信じたくないという気持はあると思いますが、実際そうであれば後々感謝しますね。 わかりにくくてすいません。
お礼
早くのご回答ありがとうございました。 十分わかりやすいです!! 私の場合家庭教師ですので、1対1で子供と接しているため、 ある意味、お母様が見ている状況と同じような感じなのかな…?とは思うのですが やはりそこは、親と他人。 親の前では、拗ねたり反抗したり泣いたりすることはあっても、 意味もなく部屋を勝手に出ていってしまったり、家の外に飛び出すようなことはしないようです。 また、学校の中ではかなりおとなしくしていると、お母様から伺いました。 目立った行動は全く取らないそうです。 わかっている問題でも手も上げず、ずーっと黙っているそうなのです。 そういった意味では、集団生活の中ではそれなりにうまくやっている…と考えるべきなのか はたまた自閉を疑うべきなのか、また悩んでしまいます…。 とりあえずは、直接「疑いがある」ことは言わないようにしようと思います。 お母様自身、“ADHD”という言葉さえも知らないご様子なので まわり道をしながらでも、ゆっくり伝えていこうと思いました。 色々とありがとうございました。
- mituyan
- ベストアンサー率37% (12/32)
特別支援教育を学んでいる大学生です。 たしかに子供がADHDであるはずがないという認識の親には安易に言わないほうがいいと思います。 しかし、ADHDはほっといて治るものではないしむしろ悪化し、大人になったときかなり手のかかる存在になります。 逆にいえば、まわりの関わり方でかなり改善します。 しかも早めに知っておけば対処の仕方も学べるし、子供によっては症状が違うのでその子なりの対処も見つかると思います。 言うタイミングは難しいですが、結果的に言ったほうがその子や親のためになると思います。 保護者は家庭内での子供をみていることが多いので学校のように集団の中で他の子との極端な違いに気づかないことも多いからです。 保護者の方に学校での態度を伝えるだけでなく、家庭での態度や行動をそれとなく聞いてみてはいかがでしょうか? その答えが学校と同じものだったら「一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?何もなければそれで安心ですし」など… 答えが家では普通といわれれば、学校での授業風景などを直接見ていただくかビデオにとって見ていただいたりしてはいかがでしょうか?そのあとにADHDの簡単なパンフレットなどを見せてかぶる症状が多いことを認識してもらうことは無理でしょうか?そして先ほどの「」を伝えては? 自分は専門家ではないからちゃんとしたところで診てもらったほうがいいというように言ってちゃんと専門機関で診てもらったほうが受け止めやすくなりますし。 自分だったら自分のこどもだから信じたくないという気持はあると思いますが、実際そうであれば後々感謝しますね… わかりにくくてすいません…
お礼
とても早いご回答ありがとうございます。 すぐにでもお礼の文章を書こうと思いましたが、仕事の時間が迫っていたため 帰宅後のお礼になってしまいました。 >中学受験が現実的かどうかについてアドバイス… 確かにその通りですね。 中学受験のための家庭教師ですし、ADHDどうこうよりも その事は早く伝えるべきだと改めて認識しました。 今まで何度も「このままでは受験は無理ですよ?」とは言ってきたのですが 「まぁ、うちの子がやる気を出してくれれば~…」とのらりくらりかわされていたので 真剣に、もう1度話し合いの場をもちたいと思います。 生徒(というか母親)の志望校は、面接もある学校ですので そのことについて少し絡めて話をするのも良いかな?と思いました。 的確なアドバイス、ありがとうございました。