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森鴎外 ペン・ネームの由来
久しぶりに、”雁”を読み返しまして、そういえば、森鴎外というペン・ネームには、なにか、友人の使っていた雅号を借りた、とか、若いときのあまり名誉にならない思い出にまつわっている、と聞いた事があります。どうも、うやむやになっていたようです。 はっきりとした事情をご存知の方がいたら、教えていただけないでしょうか。 こんな説もある、というようなことでもかまいませんので、よろしくお願いいたします。
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noname#196757
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お礼
再びご回答いただきまして、ありがとうございます。 明治時代のペンネームについては、確か、”三四郎”で、友人のなにがし君が、雑誌に文章を投稿するときに、熟考することなく、そのときの気分で命名していました。それを、どうしたわけか三四郎君の投稿であると誤解されて、ひと悶着ありました。 当座の間に合わせ、というご意見にも、なるほど、と頷けるようです。 青空文庫で、森鴎外に”夏目漱石論”があるのを見つけて、嬉しくなって読み始めて、私はびっくりしました。鴎外は、これは、夏目漱石の小説を読んでいないでしょう。。。夏目漱石と言う人に興味もなかったように感じました。 鴎外のような当時一流の知識人の常識として、小説を書くのは、一段低い事柄であり、そんな後ろめたさから、”間に合わせのペンネームでもつけておけ”、というふうになってしまったと考えられましょうか。 斉藤茂吉の”童馬山房夜話”を添付していただき、嬉しく拝読しました。 その一では、斉藤勝寿氏との経緯、ご子息である森オットー氏の”かもめの渡し説”、柳田泉氏の”杜甫の詩賦よりの引用説”、小島政二郎氏の”お安くないもの説”を並べておいて、柳田泉氏の詩賦から引用を取っておられます。 その二では、斉藤勝寿氏の談話にもう一度スポットライトを当てて、明治後年の、ペン・ネーム・ラッシュの様子を考察して、その中で、力のある人たちだけの名が残り、他の自称作家たちは、万骨枯れた。 その三では、ご回答で、1~5にまとめてくださったような推理に結論付けられたようです。 柳につき物は、ツバメと思いましたが、それをカモメに変えた中西梅花の詩句でした。”かもめのほかに知る由もなし”とは、判じ物の答えのようですが。 そういえば小島政二郎の著書に”鴎外荷風万太郎”があり、彼の鴎外のペン・ネームの由来、”お安くない説”を思いますと、ゴシップ風かもしれませんが、興味を惹かれます。 思いもかけなかった斉藤茂吉の”童馬山房夜話”をご紹介くださり、あれこれと、楽しく、想いめぐらせるうことが出来ました。 回答のために、貴重なお時間をとっていただき、ありがとうございました。