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「用言+です」という表現について
- 子供が小学校で,なにか丁寧な言葉をいうときに,なんでもかんでも「です」とつけます.たとえば,誰かが発表したとき,正しければ「正しいです」と全員一緒に声を合わせて言います.また,作文などでも「おもしろかったです」「すごいです」など,形容詞に「です」をつけたりします.
- 他にも関西のJRでは「危険ですから」というので,自然に感じますが,関東のJRでは「あぶないですから」と放送されるのでとても不自然な感じがします.
- 私は「です」というのは,長らく「だ」の丁寧な言葉と思っていましたので,上記の「です」の使い方がとても不自然に感じます.しかし,広辞苑や他の国語辞典で調べると「です」は「だ」の丁寧な表現としつつも「用言にも用いる」ともあります.誰も「おもしろかっただ」「すごいだ」とは使わないとおもいますが,「おもしろかったです」「すごいです」は正しい表現なのでしょうか?もし,これが正しくないとすると,このような言葉を丁寧にいうにはどうしたらよいのでしょうか?作文で「おもしろく感じました」というのも少しニュアンスが変わるような気もしますが.
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質問者が選んだベストアンサー
辞書で調べたところ、 「です」は、判断したり強く断定したりするという意味もあるので、「おもしろかったです」「すごいです」はおかしくないと思います。
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形容詞はそれ自体で終止形を構成しますから、さらに「です」を付け加えるのは蛇足、屋上屋で「稚拙」な表現になります。 ただし、形容詞の言いっぱなしでは、つっけんどんな印象を与えるので、無理やり「丁寧な」表現を作り出したのでしょう。
お礼
早速のお返事ありがとうございます.私も同じように感じていました.「です」をつけるとおかしな感じですが,丁寧にするにはどうしたらよいかと言われるとよくわからないのですよね.
「用言+です」は、以前は、用いられていませんでしたが、昭和27年の国語審議会で「形容詞+です」表現を「許容する」としましたので、もう60年以上もまえから、「よく聞かれる」表現だった、ということになりますね。 私も、質問者さんと同じ気持ちです。 「あぶないですから」と聞くたびに「小学生じゃないんだから、JRさんよ」って思います。 でも、もう60年。当時10歳だった子どもがいまや70歳のおじいさんおばあさん。 もはや「言葉の変化」ということになっているのでしょうね。 なお、では「丁寧にいうにはどうしたら」いいかというと、 「おいしい」→「おいしゅうございます」 「あぶない」→「あぶのうございます」 「美しい」→「うつくしゅうございます」 なのですが、これらはすべて、今や「なんとなく大げさな感じ」になっているのかもしれません。 意味は変わってしまいますが、 「おいしいです」→「おいしくいただけます」 「あぶないですから」→「危ないので」 「美しいです」→「美しいと思いました」 などと言い換える(ここに挙げた例が的確な言い換えであるとはいいません)のがいいと思います。 おっしゃるとおり「少しニュアンスが変わるような気もします」。
お礼
早速のお返事ありがとうございます.過去のログをフォローしたつもりなのですが,本文中まで回らず,過去に同じようなお返事があったことを知らずすみませんでした.「許容する」というのはどの程度の範囲なのでしょう?少なくともうちの小学校では「正しいです」の全員合唱は先生が指導したものだと思われます.小学生が作文で「おもしろかったです」というのは,まだ作文の書き始めで,まずは自分の思いを綴るという段階なので,仕方がない(許容する)にしても,全員合唱で「正しいです」を言わせているというのは,許容ではなく,それが正しい表現と子供に思わせてしまうのではないかと気になります.かといって,作文で,「おもしろうございました」や「おもしろく過ごしました」というのも,子供の素直な気持ちが遠隔的になるようで,難しいなあと思っています.
お礼
早速辞書で調べていただき,ありがとうございました.私も家の広辞苑などで調べたところ,同じようなことが書いてあり,おかしくはないのだろうなと思いました.この一つ上の方のお返事にもあるように,ある時期から許容されたようですが,慣用的にしっくりいきません.そういう私の頭が古いのかもしれませんが.といっても,上記許容の判断がされてから生まれているんですけどね.