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安東次男の詩「球根たち」のメッセージは?
- 安東次男の詩「球根たち」は、12ヶ月を表現した詩画集であり、俳句の技法と超現実主義的な表現が特徴です。
- 「球根たち」のメッセージは、目のないものたちと死んだものたちの瞳をさがすというテーマで、季節の移り変わりや死というテーマを探求しています。
- 詩の中に描かれる球根のような月や忘れられた小鳥たちの死骸は、生と死の狭間や過去の遺産を象徴しており、謎めいた雰囲気を醸し出しています。
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「超現実主義・シュール・レアリスム」って、具体的な作品をご存じですか。まあ、ダリの絵でも思い浮かべてください。はっきりしたメッセージはありません。はっきりしていれば論理的に書けばいいだけです。行を追って見ていきますから、そのようにイメージを頭に描きながら後を追ってください。文の切れ目が行の切れ目に一致していないのにもご注意。 みみず けら なめくじ (あまり好きとは言えない動物だな) 目のないものたち (ミミズたちのこと?) したしげに話しかけ (印象悪いな) る死んだものたちの (「る」とは前の行の続きか) 瞳をさがしていると (瞳…死んだものの瞳って探せるの? 無くなっていないのか?) 一年じゆう (息のにおいって誰にも少しはあるものだな、 の息のにお けれど「一年じゆう」となると相当なものだ いが蠢めき これ球根が一年じゅう保存されて出てくるにおいのことか?) 寄つてくる (蠢めき寄つてくるって、半分生きて、半分死んでいるような球根?) 小鳥たちの死骸 (小鳥たちの死骸が 似ている? わすれられた球根に) がわすれられた 球根のようにこ (ころがっているのは、球根か月か?) ろがつている月 (いや、今まで言ってきたような月、カレンダーの月かも知れない。 そいう気分がすっきりしない、六月の月) 葬られなかつた (葬式も挙げられなかった、死んだ子どもたちが寝付きが悪く 空をあるく寝つき 空を歩いている。) のわるい子供たち あすは、 (明日になると、すいみつ。せみ。にゆうどうぐもが見られるだろう。 すいみつ。せみ。にゆうどうぐも (そういう月なのだ、六月は!)