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結晶粒径と硬さについて

結晶粒径が小さいほど金属が硬いのはなぜですか?

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  • AoDoc
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回答No.2

金属の硬度は、圧子に一定荷重を作用させ、どの程度塑性変形するかで表現します。塑性変形は転位の移動、増殖、移動に対する障害物、すべり線の長さや結晶の方向など変化します。例えば、大きい結晶ですと、すべり線の長さは長く、結晶境界で集積した場合、応力集中が大きくなり、その近傍では塑性変形しやすくなります。結晶が小さければすべり線の長さも短く、応力集中も小さくなります。また、結晶は結晶格子の方向を持っており、すべり面は決まっていますから、例えば引張の場合45°方向(最大せん断応力面)にすべりが生じますから、これとすべり方向や面が一致した結晶粒が最初に辷ります。結晶が小さいと、一致しない面が多くなりますから、それらの結晶が抵抗になってすべりが生じにくくなります。結果的に塑性変形しにくくなり、硬度は上がります。簡単に言うとこのようになります。 下記のURLをご覧下さい http://ms-laboratory.jp/strength/3/dtrength_3.htm http://ms-laboratory.jp/strength/2/strength_2.htm

vengeance
質問者

お礼

リンクなども貼って下さりありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ORUKA1951
  • ベストアンサー率45% (5062/11036)
回答No.1

高校の金属結合の仕組みを復習ですね。  金属の特徴のひとつに「展性・延性がある」というのがありました。他の金属の特徴もすべて金属結合の仕組みに由来するものでした。 >結晶粒径が小さいほど金属が硬いのはなぜですか?  ではなくて、金属結合性の結晶には「展性・延性」があると考えましょう。

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