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判断推理問題の解説と解き方のコツ
- 判断推理問題の解説で、A講座に申し込んだ人は、C講座も申し込んだという対偶を使って解答を導き出すため、答えは1となる。
- 判断推理問題の解き方のコツは、対偶を利用して条件を逆転させることで解答を導き出せることである。
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>A講座に申し込んだからといって、必ずC講座にも申し込んだことになるの? 順番に考えてみましょう。 >C講座を申し込まなかった人は、A講座も申し込まなかった。 →1「C講座に申し込まなかった人」であるならば2「A講座を申し込まなかった人」である。 と書き直しておきましょう。1が成立すれば2が成立するわけです。 これは「C講座を申し込まなかった人」⊆「A講座を申し込まなかった人」(⊆は「含まれる」)ということです。 >A講座に申し込んだからといって、必ずC講座にも申し込んだことになるの? →3「A講座に申し込んだ人」、かつ、4「C講座に申し込まなかった人」が1人でもいるとします。 この4は上記の1です。これが成立するとします。すると、2「A講座を申し込まなかった人」であることが成立します。すると、3「A講座に申し込んだ人」という前提条件と矛盾します。 講座は申し込むか、申し込まないかの二択ですから、「A講座に申し込んでいて、かつ、A講座に申し込んでいない」ということは成立しないわけです。 そうなると、 →3「A講座に申し込んだ人」、かつ、4「C講座に申し込まなかった人」は1人もいない。 ということになります。これをさらに書き換えれば、 >A講座に申し込んだ人は、(全て)C講座も申し込んだ という対偶が成立しているということを確認できます。この状況はA講座を申し込んだ人の集合がC講座を申し込んだ人の集合に含まれることを意味しています(ロはずれないよう入れたものでスペースと思ってください)。 ┏━━━━━━━━━━━━┓ ┃C講座を申し込んだ人ロロ┃ ┃┌──────────┐┃ ┃│A講座を申し込んだ人│┃ ┃└──────────┘┃ ┗━━━━━━━━━━━━┛ そしてA講座を申し込んだ人の中にはB講座も申し込んだ人がいるのですから、A, B, C全講座を申し込んだ人が少なくとも1人はいることになります。 確実にいると言えるのは(以下、例えば、AはA講座に申し込んだ人、非AはA講座に申し込んでいない人、の略とします)、 ・AかつBの人(与えられた条件) ・非Cかつ非Aの人(与えられた条件) →・AかつCの人(対偶) となります。これらの条件以外の人がいる可能性はありますが、与えられた条件からは導き出せないので、確実ではありません。 >2 A、Bの講座だけを申し込んだ人がいた。 AかつBかつ非Aということですが、A講座を申し込んだ人は必ずC講座も申し込んでいるので間違い。そういう人はいない。 >3 B、Cの2講座だけを申し込んだ人がいた。 BかつCということですが、いるかもしれないが、確実だとは言えない。 >4 B講座だけを申し込んだ人がいた。 Bかつ非Aかつ非Cで、いるかもしれないが、確実だとは言えない。 >5 C講座だけを申し込んだ人がいた。 Cかつ非Aかつ非Bで、いるかもしれないが、確実だとは言えない。 もし、これで分からないときは補足欄で仰せつけください。ベン図などを併用しての補足説明が可能かもしれません。
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- staratras
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小学校からおなじみの集合の図を使って考えるとわかりやすいでしょう。 条件1を「A、B両講座を申し込んだ人がいた。」 条件2を「C講座を申し込まなかった人は、A講座も申し込まなかった。」とします。 条件1は集合Aと集合Bに重なる部分があることを示します。ただし、下の図(左上)は一例で、AがBにすべてすっぽり含まれる場合や、逆にBがAにすべて含まれる場合、さらにはAとBが完全に重なる可能性もあります。確実に言えることは「集合Aと集合Bに重なる部分がある」ということだけです。 次に条件2は、集合Cの外側は集合Aの外側であることを示します。集合Aが集合Cにすべてすっぽり含まれる場合(下の図の左下)がわかりやすい例ですが、これもAとCが完全に重なる場合もあり得ます。確実に言えることは「集合Aの要素はすべて集合Cの要素である」ということです。 この2条件をまとめたのが下の図の右側です。2条件ではBとCの関係について直接は何も言っていません。したがってCが最も小さくAと完全に一致する場合(右上)もあれば、Cが大きくBがすべて含まれる場合もあり得ます。 ここで改めて答の選択肢をみると、右上でも右下でも成り立つのは1だけです。ご質問にある4は右上のような場合にのみ成り立ち、右下の場合には成り立ちませんので「確実にいえる」ものではありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 図まで入れて頂き、大変分かりやすかったです。 完全に基本的なことを忘れていたようです…。 助かりました。 ありがとうございます!
第一の条件から分かるのは「AとBは申し込んだけれどCは申し込まなかった人」と「A、B、Cの三つとも申し込んだ人」の少なくともどちらかはいたということです。 そして第二の条件から前者はあり得ないということがわかります。「Cは申し込まなかった人」はAも申し込まなかったというのですからね。 だから後者の「A、B、Cの三つとも申し込んだ人」は必ずいるということになります。 全部書き出すと (1)Aだけ (2)Bだけ (3)Cだけ (4)AとBだけ (5)AとCだけ (6)BとCだけ (7)AとBとC (8)どれも申し込んでいない のうち、第一の条件で(4)と(7)の少なくともどちらか一方は存在するということがわかります。 そして第二の条件で(1)と(4)は存在しないということがわかります。(1)も(4)もCを申し込んでいないのにAを申し込んでいるので条件にあいませんね。 だから(2)、(3)、(5)、(6)、(8)は存在するかどうか判断できず、(7)は確実に存在し、(1)と(4)は存在しない、ということになるのです。 あなたは「A講座に申し込んだからといって、必ずしもC講座に申し込んだことになるの?」と悩んでいらっしゃるようですが、Aに申し込んだ人がCに申し込んでいないとなると、その人は「Cには申し込んでいないけれどAには申し込んでいる」ということになるから条件にあいませんよね。 これが申し込んだ順番まで考える問題であれば「Cに申し込んだ後でAに申し込んだ人はいなかった」という条件があったとしても「Aに申し込んだ後でCに申し込んだ人がいなかった」とは限らない、ということになりますが、ここでは順番は関係ありません。 また、これらの条件は「Bだけ申し込んだ人」についての判断する材料にはならないでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一つ一つ解説して頂いて、大変分かりやすかったです。 >「Cには申し込んでいないけれどAには申し込んでいる」ということになるから条件に合わない の部分になるほど、確かにそうだ、と納得することができました。 助かりました。 ありがとうございます!
数学にはうとい者ですが、おもしろそうなので。 要するに質問が求めているのは、「確実にいえること」となっています。 かりに(4)が正解だとすると、(3)や(5)に該当する人がいたかもしれない。 しかし、「確実ではない」。 憶測の域を出ない。 (2)は問題文に書いてあるのに一番ちかいが、 「A講座・B講座のふたつの講座にしか申し込まなかった」とは、言い切れない。 もしかすると、C講座も申し込んだ人がいるかもしれない。 「A・B両講座を申し込んだ人が、C講座を申し込んだ人がいる可能性がある。」 また、問題文から「A・B両講座を申し込んだ人が、C講座を申し込まなかった」は成立しない。 「C講座に申し込まなかった人は、A講座も申し込んでいない」からね。 他人に説明が上手ではないので、わかりにくい説明であればお許しください。 問題集の解説の部分ですが、 「A講座に申し込んだ人(の中に)は、C講座を申し込んだ(人がい可能性がある)」 と言いたいのではないでしょうか。 C講座に申し込んだのは1人でもいればいいわけです。 なにも「全員申し込んだ」とは書いていない。 だから、「必ずC講座に申込んだ」と考えるからダメなの。
お礼
ご回答ありがとうございます。 中々難しくていつも混乱してしまうのですが、少し考え方がわかったような気がします。 ありがとうございました!
- asuncion
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Cを申し込まなかった人が Aを申し込まなかったからといって、 それらの人が 必ずBを申し込んだとは限りません。 命題 Cを申し込まなかったならば Aを申し込まなかった が 真であるから、その対偶である Aを申し込んだならば Cを申し込んだ も 真です。 一方、AもBも申し込んだ人がいるの ですから、 AもCもBも申し込んだ人がいる、 というのが答えです。
お礼
ご回答ありがとうございます! 確かによく考えてみると、Bだけを申し込んだ人がいる、ということは確実に分かるものではないですね。 ご説明いただいて、やっと解き方がわかりました。 ありがとうございます!
お礼
ご回答ありがとうございます! ご丁寧な説明感謝いたします。 飲み込みの悪い私ですが、一つ一つ読ませていただいて理解することが出来ました。 どうやら私は、Cを申し込まなかった人はAも申し込まなかった、の部分で Cを申し込まなかった人の中に、Aを申し込まなかった人がいる(人数的にC>A)と勘違いしていたようです。 なるほど、と納得できました! この手の問題が苦手で苦労しているのですが、なんとなく解き方がわかったように思います。 本当にありがとうございました!