英語の数字
数字に限らず、単位にしても、やれマイルだ、やれギャロンだ、やれドル・ポンドだと、複雑ですよね。でも、そういう単位にかなりなれているから使えるモノなのです。日本人がたかだか教室で教わって、少し練習して、それでできるようになるのなら、それはたいしたものです。ネイティブだって、10年、20年と慣れてきて、それでも手こずるのですから。
まず、算用数字を日本語で読み取ることができているでしょうか。それなら、そのイメージでいいと思います。もし、本格的に数字を英語のネイティブに近づこうとしてやるつもりなら、いろいろな単位をつけて、その大きさを実感する必要があります。私も、アメリカへ留学する前の半年ぐらいは、しょっちゅう、買い物をしたりするときに、ドル換算していました。そうして生活実感をしないと、1ドル、20ドル、500ドルというのがどのぐらいの価値なのか、難しいですね。同様に、距離にしてもマイル換算して感覚を養う必要があります。そのようにして、いろいろな場合に数字を実感することを積み重ねていくと、案外、実感できるようになります。また、私は通訳の訓練をプロコースまで3年間やっていましたが、やはり、通訳者にとって数字は泣き所でもあります。
ポイントは、1 millionが100万、1 billion が10億。これをおさえると、大分できます。
では、少しだけ、具体的な数字の注意を確認します。
1桁の数字
英語の場合、一桁の数字を算用数字で文中で記すことは、ほとんどありません。そこで、one, two, three . . . eight, nineという数字はつづりでイメージがつかめることが大事です。
2桁の数字
2桁の場合、ことに20までは算用数字を使わないことが多く、そこも注意がいります。しかし、算用数字を使う場合もそれなりにあります。21以上はよく算用数字を使うと思っていいと思います。発音では、13と30、14と40、15と50、16と60、17と70、18と80、19と90の区別が日本人にとってはやっかいです。thirteenはthirtEEnと、後にアクセントをつけて、ThIRtyは、前にアクセントをつけて区別することをおすすめします。ただし、ネイティブの中にはthirteenを前にアクセントをつける人がいますので、聞き取りはやはり発音をしっかり聞き取る必要があります。
また、teensと言う場合、10、11と12は含まれません。
3桁の場合
すなおに読んでいけばいいので一番無難な桁です。
4桁の場合
4桁は、1,700などの場合、One thousand (and) seven hundredというのもありますが、それだと長いので、seventeen hundredと読ませることが多いのが注意点です。2,500ならtwenty-five hundredという具合です。
5桁以上の場合
英語は1000の倍数で呼び方が違ってきます(ただし、3桁以下はよく使うのでhundredその他の表現があります)。
1,000 thousand
1,000,000 million(milは1000を表しますね。1000を1000倍したわけです)
1,000,000,000 billion (biは2を表しますね。1000に1000を2回かけた数、10億です)
1,000,000,000,000 trillion (triは3を表します。1000に1000を3回かけた数、1兆です)
ここまで覚えればいいと思います。この規則をしっかり頭に入れて、イメージできれば、大きな数字も何とかなります。でも、日本人で日本語の100億円といっても、私など実感がありませんね。まして英語など無理です。
以上、ご参考になればと思います。
お礼
通訳コースの方でも難しいものなんですね。 安心してはいけないでしょうけど、安心しました。 いろいろコツやマメ知識を教えていただいてありがとうございました。