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なぜ秘書は「お見せする」を使わないのか?
- 日本語を勉強中の中国人が取引先のお客様に送付した資料を秘書が見せる予定かどうか尋ねている。
- 「お見せする」という言葉を使うと敬意を誰に示すか、失礼な表現かが気になっている。
- 不自然な表現がある場合にも指摘してほしいとしている。
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質問者が選んだベストアンサー
日本語の敬語では、「身内」という考え方が重要です。「身内」とは普通は家族を意味します。家族だけで話す時は、「お父さん」などと敬語を使ってもいいのですが、他人の前では「わたしのお父さんに会ってくださいますか」という言い方は失礼になります。 この考え方は会社などでも通用しています。会社内では、例えば「社長」など上役の人に部下のものが敬語を使いますが、取引先の人などに話す時には、質問文にあるように、たとえ社長であっても直接敬語を使いません。身内以外の人への敬意を優先するためです。 社内の人に「お見せする」という敬語を使うと、社外の人である「あなた」に失礼になります。 >また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。 なおした方がいいと思われる部分を、<>内のようにした方が自然だと思います。 取引先のお客様に資料を送付して届いたかどうかを確認<したところ>、そのお客様の秘書からそのお客様はただいま海外<に出張しておりますので、帰りましたら>「お送り頂いたものを見せる予定にしております」という返事をもらいました。 もし「お見せする」を使ったら、<おかしいことになりますか。> そのお客様<、または私のどちらかに対して>失礼な言い方になる<の>でしょうか。
その他の回答 (1)
その秘書からしたら、あなたは取引先の人間で、あなたのお客様は自分の社内の人間です。この場合、秘書が敬意を示すのは取引先の人間であるあなたであり、社内の人間に敬意を示すとあなたに失礼にあたります。 なので、見せるのは社内の人間に対してなので、敬意を示す「お見せする」という言葉は使えません。あなたに失礼になります。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。「お見せする」はやはり動作の受け手に敬意を示すことになっているのですね。とても参考になりました。
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。質問文までもご丁寧に添削してくださり、心から感謝いたします。今後気をつけます。