質問者さんのお話を読むと、典型的なパワハラに思えます。
とはいえ、まずはアドバイスが欲しいと言う話なので、
問題を大きくしないような方向で回答してみます。
ハラスメントの扱い、対象が変わってきています。
管理者をやっていますが、昨今では能力より低い簡単な仕事ばかりを
させていると、ここがポイントになるようです。
最近なのかな?
お国のほうでパワハラについて定義しているようです。
まずは、考え方について説明し、対策についてご提案します。
現場で気をつけるべきハラスメントと言うものですが、
これまでセクハラ、パワハラとして意識していた事と大分違ってきて
いますね。
労働の中でスキルアップをしていくと言うのことは働く側の権利として
認知されているようです。
また罪を問われる対象も管理者だけではなく、
正社員、派遣社員まで対象となっています。
仕事の中では、
自分で獲得したわけではない、優位なポジションと言うのがあります。
例えば、仕事として受付窓口を担当した女性がいたとします。
この女性が、気に入らない人の取次ぎ遅らせたとします。
これがパワハラの対象に成ります。
業務の中での仕事に定義されるもの。こうしたものを使って特定の人に
不利益をもたらすように行動すると、ハラスメントになるそうです。
また、優位な立場を利用して、何かを強要することも対象になるようです。
当たり前の話なのですが、
不具合に対しては、その場で苦情を言って改善してもらう。
あとは根に持たない。
これが大事ですね。
そして、仕事を与える側にも注意が必要です。
仕事を与えないで暇にさせると言うのは、パワハラの一つとされています。
例えば派遣社員がおり、このひとのパートナーとして正社員がいたとします。
正社員の方が派遣社員の人に仕事を与えなかった(うっかりしいていても)
場合、(これは昔からですが)問題になります。
ただし、
会社の仕組みを知らない場合やコミュニケーションの不足もあるため、
互いに歩み寄るのが大事かと思います。
思い返せば、私の場合も入社して1年くらいは単純作業ばかりでした。
しかし、大部分の方は、一生この単純作業をしています。
なのでどこまでを単純作業と呼ぶのか難しいのです。
技術職が技術に関する仕事をさせてもらえず、清掃やコピー取りばかりを仕事
とさせられていた場合は、確かにパワハラです。
そのため本人が持つ知識・経験と比較して不当に低い作業なのかを判断しない
といけません。
次は助言です。
質問者さんが思うように、体制や社会とは個人として戦う姿勢が大事です。
しかし、戦い方も社会人としての戦法じゃないといけません。
多くの人が苦戦をしています。
そして、悩みとして報告しています。
先ずは自分だけではないと考えて、他の人がどうしているのかを探りましょう。
ハラスメントを定義する基本。
その思想を考えて見ましょう。
それは、
「社会人は自分の力で自分を守る大人であり、一人の大人として平等である」
ですので年齢や地位に関わらず、互いに敬意を払って接するのが当然なのです。
経験年数などで優劣が生まれますから、これを使って人を支配してはいけません。
ところが、
社会人としての経験自体が少ないと、上手く戦えないものです。
人付き合い一般の話になりますが、そこには隠れた大事なルールがあります。
先ほど述べた”互いに敬意を払う”と言う部分がポイントになります。
自分の場合にも覚えがありますが、
敬意とは自分も支払って始めて相手に返してもらえるものです。
これが難しいのは、自分の知らないところで礼を失うことです。
例えば、(当人を前にしての態度は勿論ですが)対象となる人がいない場所や
その人と同じ思考や作業、思想、立場を持つ別の人にも敬意を払い続けていない
といけないことです。
陰口、批判は、一切厳禁ということですね。
本質問にも批判が集まっていますが、
当事者じゃない人でも、立場や経験が似ていると、批判されていると感じます。
これで敬意が無いと受け取られ、必要以上に、礼を逸した態度で仕返しされます。
例えば、
ある学校について批判するような雑談を誰かとしたとします。
これを聞いていたその学校出身の人は、あなたが自分に敬意を払う気持ちが無いと
受け取ります。
これくらい面倒で難しいのです。
若いうち(場合によってはいい年になっても)は、これが判らず、上手に戦えない
というわけです。
本来は味方になってくれる方々を、知らずに傷つけている場合が多くあります。
また同情を誘うような話し方もご自身の尊厳を傷つけるでしょう。
ですので、
自分の身は省みず、他の人を心配する発言を増やし(特に体調を心配する)
自分が陰口を言いそうな瞬間は、逆に誉める内容を探して封鎖する、
仕事を教えて欲しいと言うのではなく、貴方のようになりたいと言う。
こうした言葉や話しかたの変換だけで、敬意と言うジャンルは保たれます。
こうなって始めて味方がふえます。
また、時間感覚と言うのが個人ごとに違います。
短い期間続いた被害ですと、
よほど証人が多くないと誰も聞いてくれません。
ですから、
インパクトがそれほど強くない事件であれば、3ヶ月以上は様子を見ましょう。
話す相手の時間感覚が長い(特に年配はそうなる)と、
「ちょっと、xxxになると、すぐピーピー言う」
などと返してきます。
ですがこれは、
脳の回転スピードが若いうちのほうが早く、時間も長く感じるため、
主観での苦痛が長いわけです。これを思いやってやらないと年上とは言えませんね。
ですが、社会人として平等であるわけですから、
相手の時間感覚を想定して、少し長め、少し早め、などで対応します。
このほうが社会人らしい戦い方ですね。
相手に合わせて、自分を調整して、自分の考えをのべる。
例えば、
ご自身の取り組みの成果(気をつけて人と接する、人からの見え方を変えたい)など、
効果が表れるのは半年後です。
ここで注意するポイントは、
例え相手(や周囲)が言葉や態度に表さずとも、
半年間継続した場合は、狙い通りに、相手の認識を変えています。
効果が確認できないので、イラだって、ストレスをぶつけると台無しになります。
そこで、前は断られた内容を、もう一度提案し、相手の態度が違うことで確認をします。
そして、
これは大人のルールですが、被害を訴える場合は、
被害にあっていると言うことを第三者が証人として存在しないといけません。
証人がいない場合は、被害ではなく、不満という言葉を使って伝えます。
すると、意外と「気付かなかった、悪かった」と言ってくれます。
大人の世界では、「不満です」と言う言葉は思った以上に相手の心を動かします。
ところが、「xxxは悪いことじゃないですか?」と言ってしまいます。
不満であるという話を攻撃にすり返れば、敵が増えてしまいますね。
ここも、変換を使って、「不満です」として伝えましょう。
以上まとめます。
まずは、敬意を互いに払っていないと、味方が増えず、仕事の質が良くならないし、
成果がでない。そのために自分が成長できない。
敬意とは、当人がいない場所も含めて、当人に関係する何かを批判しないこと。
また、歩くときは、先に歩いていかずに、相手を待つ。
報告をこまめにする。
誰かにこれをされると、大変敬意を払われていると感じますよ。
そして、感謝を伝えることなど、日常の言葉遣いや態度で示します。
振り返って調整しましょう。
また、証人がいないものは被害ではなく不満として伝える。
このあと上司の方に相談する時は、不満として伝えましょう。
批判に聞こえないように注意をする事が大事です。
様子を見るときは、3ヶ月、半年で考えます。
継続して効果が出てくるのは、半年後です。
しかし、相手の心の中は見えませんから、焦ってヒステリーを起さないこと。
上記は大変難しく、出来なくとも生きている大人が沢山います。
こうした大人に成らないことです。
年を取ると自分が情けなくなって死にたくなりますよw
いまは腹が立つと思いますが、
全ての人に敬意を払い、全ての人を思いやる大人になり、
年を重ねて、「おれって、けっこう大人だよな?」と思える自分になりましょう。
ただし、
自分を成長させる機会は無くさないように。
周囲に敬意を払い、そして巣立つのです。
不満により攻撃をして、逃げ出すのと意味が違います。
この二つは結局は同じなのですが、
先ほど述べた変換をしているかどうかです。
半年ほど、自分のほうで敬意を払い、そしてその上で不満なので飛び出す。
これは巣立つと言います。
この違いに気をつけましょう。
以上、ご参考になれば。
お礼
ご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。