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「ほがらに」vs「朗らかに」
ピクニックの歌 「丘を越え行こうよ 口笛ふきつつ 空は澄み 青空 牧場をさして 歌おう ほがらに ともに手を 取り・・・」の「ほがらに」って 朗らかにとは違う物なのですか? よろしくお教えください。
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この歌詞が作られた昭和初期の時代までは、詩文での、いわば雅語風の表現として形容動詞「朗(ほが)ら」は、ことに「朗らに」という副詞的な連用修飾用法として残っていましたが、一般的な形容動詞としての用法は、それに様態を表す接尾語「か」を加わった広い意味合いを含んだ「朗らか」へと移っていました。 参考: 「千里の外もほがらにて 東に照らし西に入る」(島崎藤村「若菜集」) 「鶏(くだかけ)ほがらに鳴きぬる其初声」(石川啄木「閑天地」) 「女王(きみ)の御代 これより朗(ほが)らに. 歌宴(うたげ)して」(夢野久作「髪切虫」) 「花はしぼまず 咲 ( さ ) きつづき、 鳥はほがらに 歌うたう。 」(ブラウニング「魔法の笛」)
お礼
なるほど、朗らかの昔バージョンなのですね。 ありがとうございました。