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印鑑の風習があるのは日本だけなのでしょうか?
印鑑の風習があるのは、世の中見渡しても日本だけなのでしょうか? 他国は直筆サインですか?
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印鑑は、古代メソポタミアが現在発見されている最古です。BC5000年ごろのもの。 これは、粘土板に押すもので、神の意向がここに反映しているから犯すべからずという意味であったようです。 おそらくそういうことで、魔除けの意味と権威づけの意味があったものと思われます。 所有物として所有者を明記するための使い方は、家畜に焼印を押して自分の家のものであるという使い方をしました。 これだともし牛馬が勝手に逃げたとしても、捕まえたとき所有を主張できます。 こういうものは印鑑状態でないと使えません。 しかし、文字を書けないものでも簡単に使え、文字としてではなく模様としてみれば使えます。 そういう意味では、印鑑の伝統はアラブ系です。 古代文明というと中国ですが、こちらは署名の伝統が発生しています。 署名、は主に紙に文字で書いたものに対する概念です。 同じ人は同じ文字を書くだろうと信じて判断するのが筆跡鑑定です。 筆跡鑑定はもっともふるいものは日本であり、これは落款と大体同じころに発生しています。 平安末期から鎌倉時代です。 落款は書画の隅に押印してその作者のものであることを証明するものです。 これは、腕に怪我をしたりして署名がくずれたり加齢で乱れたりすることへの対策という意味と想像されています。 もちろん落款はスタンプですから、同じものを別人が押すことも可能です。ここで贋作とか偽物というものが出現します。 完全な複製をつくることもそうむつかしくありません。 そのため、落款はわざとふちを欠いていって使うということをしたりします。 欠けている状態でその時期のその人のものであるというアイデンティティを確保するためです。 複製はかけていないはずだから。 鑑定士はここを見て真贋判定の補助とします。 にせもの防止ばかりではありませんが、落款と同じような描き方で署名をする方法があってこれが花押です。 さすがに花押は筆跡というものがでてきますので保証能力は最大になります。 こういう状態です。印鑑は、文字の普及が国全体に及んでいないところで使われることが多いです。 東南アジアだと弁護士が自分の署名のゴム印をもっていてそれを押して自分のサインだと言い張ります。 欧米は署名が標準になっていますが、これは字の書けないものは経済の場に立つなということになっていますね。 日本は、字の書けないものはいませんが、落款と花押の両方のメリットを考えるのでしょう。自署押印という習慣になっています。 いずれにせよ、公文書をどうするかという法律上の扱いが絡んでいます。
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- バグース(@bagus3)
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日本だけでなくアジア各地にあります http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B0%E7%AB%A0#.E6.A6.82.E8.AA.AC 日本では中国から金印をもらったのが始まりです http://showman.jp/20th/kinin-20.html
お礼
ご回答ありがとうございます。
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