• ベストアンサー

最近の日本は戦前の流れと酷似してませんか

僕はとにかく歴史が苦手で飽くまでもド素人の意見なんですけど、歴史の大まかな流れとして、最近の日本は戦前と似てませんか? ●大正時代の好景気→反動不景気→関東大震災→治安維持法→金融恐慌→世界情勢の悪化→軍国主義への道→東京五輪招致成功(実現はせず)→破滅の開戦 ●バブル崩壊→長期不況→リーマンショック→東日本大震災&原発事故→東アジアの政情不安→軍国主義への道→東京五輪招致成功→特定秘密保護法→ という風に何となく共通項が多いような気がするんですけど、考えすぎでしょうか?もし記述内容に間違いがあったらすいません、ご容赦ください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.4

他の方が書いてないことを加えれば、「国民の政治不信」と「国民の対中感情の悪化」もあると思います。 軍部の暴走というと二二六事件が有名ですが、これに先立って五一五事件というのがあったんです。海軍の青年将校らが宰相犬養毅を暗殺した事件です。現在五一五事件はほとんど検証されないのですが、実は歴史のターニングポイントになったのは二二六事件より五一五事件なんです。 平民宰相として首相になった犬養毅だったのですが、実は国民人気はえらく悪かったのです。期待されてた分失望もまた大きかったんですね。それで、国民の間に政治不信というのが強く発生していたのです。 期待されてた新政権が、大きな失望で終わる。民主党政権がそうでしたね。わたしゃ震災のとき、首相を辞めるといいながらしがみついてた当時の菅首相の顔をテレビで見ながら、正直「自衛隊がクーデターでもやってくんねーかなー」と思っちゃったのですが、もしあのとき自衛官が菅さんを暗殺したら、案外に国民はそれを強く非難しなかったんじゃないかって気がします。 それで、五一五事件てのは青年将校たちが義憤にかられて行動したものですから、その純粋さが日本人の琴線に触れてしまって、犬養首相が暗殺されて青年将校たちが裁判にかけられたとき、日本中で減刑運動の一大ブームが起きたんですね。全国から減刑を求める嘆願書が殺到、裁判ではさるご婦人が傍聴席から立ち上がり、「裁判長様、どうかご寛大なご判決を!」と叫んだというのですから。んで結局判決はずいぶんと甘いものになってしまったんです。国家の臣たる軍人が、宰相を暗殺したんですからとんでもない重罪のはずなんですけれどもね。これで「動機が純粋ならば、行動が乱暴でも許される」という道ができてしまったのです。 この五一五事件の結末があったから、二二六事件を起こした青年将校たちも「我々は国家を憂いての行動であるから、許されるはずだ」と思っちゃったんですね。だけど二二六事件は昭和天皇が激怒して「朕自ら兵を率いて逆賊を討たん」などと言い出しちゃったので失敗に終わったのですけれども。 五一五事件が現在も検証されないのは、これを検証しちゃうと「軍人の暴走を国民が支持して民主主義(大正デモクラシー)は終わった」となってしまうので、できないのです。 あともうひとつは、対中感情の悪化です。昭和初期の中国は表向きの政府は国民党政府だったのですが、これがもうグダグダもいいところで、実際は軍閥と呼ばれる地方豪族が公然と政府のように活動していて、さらに汚職がとんでもなかったんです。どんぐらい汚職がひどいって、今の中国政府が可愛く見えるほどです。だから日本軍がやってくると中国人は喜んだんですね。日本軍には賄賂は要らないから。 だけど中国国内が国民党と軍閥と共産党がぐちゃぐちゃになってるものだから、当然治安も安定しないわけで。当時の中国各地には日本人を始め多くの外国人が住んでいたわけですが、それって租界と呼ばれてるものだったんです。租界って難しい言葉ですが、まあ簡単にいえば植民地です。中国人からすると自分たちの国に植民地があって、そこでは自分たちの国(のはず)なのに「犬と中国人は入るべからず」なんて扱いをされる。当然中国人は腹が立ちますよね。それで当局の治安が不安定となれば、当然暴動が起きたり襲撃事件が起きるわけです。それで日本人を含めて外国人が多く殺されたんです。そう、何年か前の反日暴動みたいなものですよ。軍閥が裏で糸を引いてるあたりも反日暴動と同じですね。バスに乗って暴動にやってきた人たちもいたし、暴動に参加した人たちは日本が憎いというより日常の不満を反日暴動に便乗したところもありましたね。 そんなことがあったので、日本国内では対中感情がひどく悪くなったのです。当時の新聞の記事なんかは、最近のネット右翼の論調そのものですよ。「こっちが我慢して冷静に対応してやってるのに黙ってりゃあ調子にのりやがって、もう我慢ならねえ」って感じです。 この道は、いつか来た道。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。ご意見は大変参考になりました。上海租界時代の「犬と中国人は入るべからず」の立て看板のお話で思い出しましたが、今の日本にはそれとそっくりの差別が全国で日常風景になっているのですが…すいません!話が脱線したのでやめときます!

その他の回答 (14)

  • k16399638
  • ベストアンサー率33% (342/1035)
回答No.15

治安維持法は、国体を否定・攻撃しそのために結社をなすもの、に刑罰をくわえることが目的で、まず共産主義勢力、それと独自の日本観を展開する新興宗教がおもに標的となります。結社をなすもの、も対象だったので、シンパになっただけでも逮捕できます。 また、一部には合法的政党でも共産主義的ドクトリンの党もありましたので、共産主義に一番攻撃される中産階級(全財産を国有化するわけですから)の人たちが共産主義政党を選挙で落選させることもできるように、普通選挙法も制定されています。これがありません。 それと、特定秘密保護法は、政府が定めた国防・外交を中心にした国家機密を、それを知る立場の人は特にもらしちゃいけません、という法律なので、治安維持法とはまったく違う法律です。 あと、徴兵システムが今の日本にはありません。なので、国家全体を動員した戦争は不可能です。 さらに、現代日本は資源国と、特に中東との間柄がうまくいっています。資源を外交問題から絶たれる心配は皆無です。 決定的なのが、戦争状態を宣言できる法律がありません。 イタリアもドイツも国防ができる法体系を整備していますが、日本の場合には国内に対して合法に戦争する方法がありません。 私も小学生のころから、今は戦前、いつかきたみち、軍靴の音が、と聞かされていました。 いまでは、みな嘘つきだとようやくわかったようであります。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。確かに。治安維持法と特定秘密保護法は厳密に比べると全然違う事は分かります。正直僕もイデオロギーとしての反戦思想には与しません。

noname#194996
noname#194996
回答No.14

>最近の日本は戦前と似てませんか? 似ています。そういったことを考え、警鐘をならし、過去の間違いを正していくのが歴史の効用です。 「歴史は繰り返す」などと無意味なことを博物館で慨嘆している暇はありません。 戦後は過去の戦争への反省期が続きました。戦争そのものが悪だ(悪だった)という思想でした。しかし、その戦争が正義の戦争だったと言い始めた人が出てきて、正義の戦争ならやってもいいのではないか、やれる!ということになってきたのです。そういうひとたちは、前者の思いを平和ボケだといって、彼らの積極好戦思想を上位におこうとしています。戦争そのものが悪だという思想は忘れ去られようとしています。私はこれこそ70年間の平和で戦争の怖さを忘れてしまった平和ボケ症状だと思います。 平和憲法制定時の原点に戻って、過去の戦争を反省し、日本の平和を維持していかねばならないと思います。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

回答No.13

大きな違いがあります。 >●バブル崩壊→長期不況→リーマンショック→東日本大震災&原発事故→東アジアの政情不安→軍国主義への道→東京五輪招致成功→特定秘密保護法→ この時系列では、「軍国主義への道」が意味不明です。 ここ数十年日本は軍縮を続けています。軍縮をしたら軍国主義への道となるのでしょうか? また日本はいつ政党政治をやめたのでしょうか? つぎに、「特定秘密保護法」がどうしてこの項目に入るのでしょうか? 世界標準の情報管理体制へ近づこうとしたら問題なのでしょうか?

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。確かに。その点に関しては回答者様の解釈が正しいと思います。

回答No.12

有名な言葉に、クルチュウス=ルーフスの「歴史は繰り返す」というのが あります。 何度も、何度も歴史は繰り返されるのです。 ですから、何も、心配することはありません。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。その名言の人物名を初めて知りました。

  • reflector
  • ベストアンサー率7% (37/491)
回答No.11

全く違いますよ。 >東京五輪招致成功(実現はせず)→破滅の開戦 この後に、第124代 空白の3代目の正体が露見、宮内庁と旧日本軍らが隠蔽→原爆投下→終戦 >●バブル崩壊→長期不況→リーマンショック→東日本大震災&原発事故 ネットで情報開示していますので、理解している人が大勢いるのでしょう。 原発事故→アーク(契約の箱)出現→旧約聖書の正式名称が公開される→メイソン総帥登場 なので、時系列が異なります。考え過ぎです。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

  • shirouuda
  • ベストアンサー率17% (14/78)
回答No.10

質問者さんのような意見は、 私は少なくとも40年間は聞いてきました。 40年前にはすでにありました。たぶん、戦後はずっと誰かが 「最近の日本は戦前と似てませんか?」 と言い続けてきました。 あと何年間、私は似た意見を聞き続けなければならないのでしょうか?

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。確かに言われてみればその通りだと思います。

  • chiha2525
  • ベストアンサー率10% (245/2384)
回答No.9

一応、知の蓄積は、過去に類を見ないほど高度に進んできていて、過去の失敗は繰り返さないようにと考えることが出来るようになってきています。まぁおサルと同じような考えしか出来ない人もまだまだ多いのも確かですが。 人生60年と言いますが、前大戦から60年以上が経ち、日本人の多くは皆平和ボケです。歴史を振り返ってみても、平和ボケな人々のほうが多いのも分かります。日本が普通の国になってまた戦争が出来るようになれば良いと言っているのも平和ボケですし、自分だけ平和ボケじゃないと言っているのも平和ボケなのでしょう。 若いなら、もう少し広く視野をもつのも良いです。ホモ・サピエンスなんて5万年前くらいにやっとアフリカから出てこれたようなもので、本当に人類皆兄弟です。小氷期に付言されている方が居ましたが、温暖化・小氷期・氷期(間氷期)などについて人類への影響などを調べてみるのも面白いと思います。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

noname#204885
noname#204885
回答No.8

私は、今のアジア情勢は、むしろ第二次世界対戦前のヨーロッパに良く似ていると思います。 今の日本の世界でのポジションは、当時の日本とはかけ離れた位置にあり、比較になりません。それよりも没落の道を歩み始めていた当時のイギリスに非常に近いと考えた方が良いでしょう。 その頃のイギリスは、対内的には国内産業の空洞化と、実力を遥かに越えたポンド高に苦しめられており、対外的にはソ連の脅威と新興ナチスドイツの度重なる挑発行為を受けて内憂外患の状態でした。にもかかわらず、時の首相チェンバレンは、ことなかれ主義に徹し、ひたすら問題を先送りし続けたのです。こちらの方が似ていると思いませんか? その結果、何が起こったかは歴史の本を読んで確認してください。 『ポーランドの割譲』と言うおぞましい契約にサインしてヒースローに降り立ったチェンバレンは、こう言いました。『イギリス国民の皆さん、喜んでください。戦争は回避されました。』しかし、チャーチルが呟いたように、実際には、それは一連の騒動の終わりではなく、始まりだったのです。 過去と現代を比較して、戦争への道を心配すると言う行為は正しいと思います。しかし心配の仕方を間違えると、せっかく過去から得られる筈の教訓も間違えて解釈してしまい、結果として誤った道をたどることになります。冷静に国際情勢を判断してください。アジアで戦争が勃発する可能性を考えた場合、世界が、最も戦争を始めそうな国として心配しているのは、果たして日本でしょうか?

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。歴史を踏まえた客観的な情勢分析は大変参考になりました。

  • nishikasai
  • ベストアンサー率24% (1545/6342)
回答No.7

この質問は中国と戦争になるという心配をしているからと推定できますが、 戦争は起こっても尖閣限定の海戦となりますから心配ありません。 アメリカ人は核戦争をするほど馬鹿じゃないし、中国首脳部は国民が死ぬのは恐れませんが、自分や家族が死ぬのを恐れます。核戦争になったら自分と家族も死ぬから絶対に核戦争はいたしません。 尖閣限定の海戦なら米軍の力を借りず、単独で日本が勝ちます。 中国の強いのは陸軍ですがそれは中国本土を防衛するときに力を発揮します。日本を攻めるにはまず海軍と空軍ですから中国は負けます。 考えてみてください。 日本軍→国土を守るための戦い。 中国軍→海底にある天然ガスを中国政府が分捕るための戦い。これで士気が上がりますか?  装備でも訓練度でも日本が有利であるのに、士気がまるで違うのでは日本海軍の敵ではありません。中国軍は一隻でも沈められればほうほうのていで逃げ帰ります。 ただし、日本は人質をとられています。中国にある日本企業です。負けたはらいせに中国人たちは現地の日本人を殺します。だから日本は尖閣で海戦をすべきではありません。するのであればまず日本企業が全面的に撤退してからとなります。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。全くその通りだと思いました。しかし国力って、つくづく軍事力だけでなく国土、人口、マーケットなどの総合力だと痛感しました。

  • customar
  • ベストアンサー率17% (68/392)
回答No.6

日本人が成長していないからです。役所崇拝の全体主義という共通性です。歴史という力学はありません。明治近代化以降の天皇帽子を頭につけた中央政府を支持する民族性が同じだからです。歴史は全く周期性を持っていない。そういうオカルトを言い出す家族性が生活レベルで周期している錯覚です。原因は自分等の左翼土民気質なのに自分等の馬鹿に気が付いていない。515も226も反資本主義に始まる役人的な政治運動です。格差反対が日米戦争と敗戦の原因です。アメリカは資本主義ですし(^^)安倍晋三は韓国人は日本人と同じ価値観だと言うし。小役人と小作人の政治的出世がこんな国にしたのです。

mkfdh
質問者

お礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

関連するQ&A