• ベストアンサー

~したての使い方

~したての使い方を質問されましたが、いまいち自分でもわかりません。 例えば、 焼きたて、できたて、習いたて、などには使えますが、 食べたて、読みたて、聞きたて、には使えません。 なんでですか?と聞かれ…。わかりませんでした。 この「~したて」とはいつ使えて、いつ使えないのかはっきりとしたルールはないのでしょうか?教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.7

こんにちは、質問者様: 以下、回答します。 大変難しい問題ですね。あわてて勉強して、報告します。 動詞の連用形 + たて: ~(し)たての使い方 大きく分けると: 1) 加工や生産活動の意味を持つ動詞(広義で、の場合も含む) 2) その動作・行為によって、主体に質的変化が新たに起こるような動詞 に限定して使われます。 1) の加工・生産の例: 焼きたて/できたて 塗りたて/炊きたて 捕れたて(捕る、は広義で加工・生産になるから) 2) の主体の質的変化の例: 入学したて 帰国したて デビューしたて なりたて ★原文の通り、【食べたて、読みたて、聞きたて、には使えません。】 上記の1)2)のいずれにも、当てはまらないからです。 (・・;)

yukky_hana
質問者

お礼

日本語学習者に説明することを考えると一番わかりやすかったです。 ありがとうございました。

その他の回答 (7)

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.8

接尾語としての「たて」は、「その動作が終わったばかりであることを表す」という辞書説明があります。 http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%9F%E3%81%A6&stype=1&dtype=0 ただ、個人的な感覚としては、『その動作が終わったばかりで、ほとんど時間が経っていない結果として○○の状況にあることを表わす』のように解釈するとわかりやすくなると思います。 「焼きたてのパン」→焼くという動作が終わったばかりで、ほとんど時間が経っていない結果として○○の状況にあるパン。 ○○=ほかほかで温かい / 香り高く風味を損なっていない。 「習いたての英語」→習うという動作が終わったばかりで、ほとんど時間が経っていない結果として○○の状況にある英語。 ○○=理解が進んだり、熟達の領域には達したりはしていない。 これに対して、 「焼いたばかりのパン」は、「焼いてから時間がほとんど経っていないパン」 「習ったばかりの英語」は、「習ってから時間がほとんど経っていない英語」 という意味になるでしょう。 「~ばかり」は、「~(し)たて」とは異なり、基本的には「動作が終わってから時間がほとんど経っていない」ということを言っているにすぎません。 「できたてのビル」は、『できるという動作が終わったばかりで、ほとんど時間が経っていない結果として○○の状況にあることを表わす』という意味。 「○○=非常に新しい」といった意図が濃厚になります。 「できたばかりのビル」は、「できるという動作が終わってから時間がほとんど経っていないビル」という意味。 無論、この場合でも、「だから新しい」という結論に結びつけることはできます。 しかし、「できたばかり」というのは、あくまで時間的経過に着目している表現。 新しさを強調したい場合の表現としては、前者が有効でしょう。 ◇ 「食べたてのパン」は、『食べるという動作が終わってからほとんど時間が経っていない結果として○○の状況にあるパン』ということになります。 しかし、この○○に該当する文言の想定は難しいでしょう。 ほとんど無理と言えると思います。 何を意図しているのか意味不明の文になってしまいます。 このような場合には「~(し)たて」という表現は使えない。 「読みたての本」は、「読むという動作が終わってから時間がほとんど経っていない結果として○○という状況にある本」という意味になります。 この表現が不自然になってしまうのは、「読むという動作が終わる」という内容については「読み終わる」という表現が定着しているからです。 「読み終わったばかりの本」と表現しないと不自然になるでしょう。 「聞きたての情報」といった表現は可能かと思います。 「聞くという動作が終わってから時間がほとんど経っていない結果として○○という状況にある情報」という意味。 たとえば、「○○=他の誰も知らない」などです。 「聞きたての情報があるんだが、100万円払う気があるなら、君にだけ教えてもいい」のような例文では自然に使えると思います。 結局、ある動詞に関して、『その動作が終わったばかりで、ほとんど時間が経っていない結果として○○の状況にある』という文における「○○」が想定できない場合には、「~(し)たて」という表現は不自然になる。 ということではないかと思います。 動詞の持つ意味から考えて、どちらにも使える動詞もあり、一方より使えないものもある。 使える動詞であっても、シチュエーション次第では不自然になる(=常に使えるとは限らない)、ということになる。    

yukky_hana
質問者

お礼

詳しいご説明ありがとうございました。

回答No.6

「~したばかり」と「~したて」の違いを考えてみましょう。 どちらも、(その直後)という意味ですが、「~したて」の場合は、ある種の状態が意味に含まれるのです。例をあげて考えてみましょう。 焼きたてのパン→ オーブンから出したばかりで(ほかほかと熱く、やわらかそうな)パン しぼりたてのジュース→ 今しぼったばかりの(新鮮な)ジュース 塗りたてのペンキ→ 塗ったばかりで(まだ乾いていない)ペンキ 淹れたてのコーヒー→ 淹れたばかりで(芳醇な湯気の立つ、熱々の)コーヒー と、このように「~したて」を使ったときは、( )で囲った部分のような、ある決まった状態が想像できます。その状態が意味に含まれています。 「~したばかり」は(~した直後)という意味で、基本的にすべて動詞の後につくことができますが、「~したて」の場合はつく動詞が限られ、数は多くありません。 お役に立てれば幸いです。

yukky_hana
質問者

お礼

詳しいご説明ありがとうございました。

noname#227653
noname#227653
回答No.5

「産みたての卵」「生まれたての赤ちゃん」「できたてのほやほや」「作りたてのあつあつをいただく」「入社したてで何にもわかりません」。「動詞+たて」は例えばこのように使えますね。 一方、確かに「読みたての本」「聞きたての話」などとは普通言いませんよね。 「生まれたばかりの赤ちゃん」「読んだばかりの本の話をする」など、「ばかり」ならどちらにも使えるんですが。 「たて」というのは漢字では「立て」と書くので(普通はひらがなで表しますが)、例えば箸をテーブルの上に立てて置いたようなイメージで、そのうち(というかすぐに)倒れてしまうけれどまだ手を離したばかりだから立っている状態、のような感覚での表現なのだと思います。 つまり、何かをしたばかりで、時間がたつと箸が倒れるのと同様に変化していく、というイメージがあるときに「たて」を使うんだと思います。そしてその変化というのは、「はじめはういういしかったものが慣れていく」「はじめは新鮮だったものが新鮮さを失っていく」「できたばかりだからこそ持っていた性質が失われていく」「はじめは未熟だったものが次第に熟練していく」というような、自然に起こるもの、あるいは人為的なものであっても普通一般に起こるもの、であるということなんだろうと思います。 例えば「産みたての卵」は新鮮で割ると黄身が盛り上がるようなおいしい卵(時間がたつと古くなって味が落ちてしまう)のことですし、「作りたてのあつあつ」はできたばかりで温度が高い料理(やがて冷めていく)のことですし、「入社したて」は入社したばかりで何もわからない状態(やがて仕事に慣れていろいろなことができるようになっていく)のことですよね。 一方、一冊の本を今読み終わった、という場面を想像すると、ここには一般的に「読んだばかりだからまだ○○だけれどやがて自然に変化していく」というイメージがないので、「読みたて」とは言わないのでしょう。 私はこのように思っているのですが、いかがでしょうか。

yukky_hana
質問者

お礼

箸の話わかりやすかったです。ありがとうございました。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

あるものを完成あるは達成させる意味を持つ他動詞的動作について、その出現や完成もしくは達成が終了間もない事態・状態にあることを表す自動詞的・受身的表現。 ・炊き立て→飯を炊く、飯が炊けて間もない飯 ・焼き立て→パンを焼く、焼けて間もないパン ・淹れ立て→コーヒーを淹れる、淹れられて間もないコーヒー ・揚げ立て→コロッケを上げる、揚げられて間もないコロッケ ・出来立て→料理を作る、出来て間もない料理 ・塗り立て→壁にペンキを塗る、ペンキで塗られて間もない壁 ・習い立て→歌を習う、習って歌えるようになったばかりの状態 ・書き立て→手紙を書く、手紙が書けてホヤホヤの状態 ・卒業し立て→卒業する、卒業ができてホヤホヤの状態 ・医師になり立て→医師になる、医師になれてホヤホヤの状態

yukky_hana
質問者

お礼

なるほど。詳しいご説明ありがとうございました。

  • birth11
  • ベストアンサー率37% (82/221)
回答No.3

「~したて」という言葉を使って違和感があるのでこのような質問をされているのだと思います。 違和感があれば別の表現ができないかと問うてみてはいかがでしょうか。 そして違和感がない言葉が見つかったとき、「~したて」を使うことができない理由もわかってくるのではないでしょうか。 たとえば、「食べかけ」「読みかけ」「聞きかけ」という「~かけ」という言葉ではどうでしょうか。 違和感のない表現方法を探す。そして見つけだせれば別に難しいことを考える必要性がなくなると思います。 その方がわかりやすいのでは、と思いました。答えになってますか?

yukky_hana
質問者

お礼

わかりました。ありがとうございました。

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.2

たて、辞書では接尾辞になっていて、動詞の連用形に添えてその動作が終わって間の無い様を表す。 となっています。 「できたての料理」「ペンキぬりたての壁」 そのあとに来る名刺が結果とか目標になるかならないかにもよると思います。 読みたての本、新聞、はあまり違和感がありません。読んだばかりのという意味、 食べるという行為は後にものが残りません。 聞きたての流行歌、も使えると思います。聞いたばかりの流行歌 と思う?あまり責任は持てません。

yukky_hana
質問者

お礼

ご丁寧な説明ありがとうございました。

回答No.1

~したての「し」は「する」という動詞の連用形です。 ですから、名詞に「する」を付けて使う場合に使用します。 たとえば「結婚」とういう名詞に「する」をつけて「結婚する」。 その場合は「結婚したて」という使い方になりますね。 ですから普通の動詞の「食べる」「読む」「聞く」などには余分に「する」という動詞は付けませんから、「したて」は当然使いません。

yukky_hana
質問者

お礼

丁寧なご説明ありがとうございました。

yukky_hana
質問者

補足

では、焼く、できる、習うなどはどうなのでしょうか? 結婚の説明は、焼きたて、できたて、習いたてにはあてはまらないと思うのですが… すみません、教えてください