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硫酸の製法について(計算問題ではありません)

二酸化硫黄に過酸化水素水を加えると硫酸ができますよね? そこで思ったのですが、 二酸化硫黄を三酸化硫黄に       ↓ 濃硫酸と混ぜて発煙硫酸に       ↓ 希硫酸を加えて濃硫酸 この過程はめんどうくさくないですか? 石油からとれた二酸化硫黄に過酸化水素水を加えれば 簡単だとおもうのですが。

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  • Saturn5
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回答No.2

工業製法と実験室製法の違いです。 実験室で作る場合は少量なので、安全で簡単にできることが重要です。 ですから、二酸化硫黄を過酸化水素水で酸化するのもありでしょう。 しかし、これでは濃度の高い硫酸は作れず、過酸化水素水は硫酸よりも 高いので大量に作ると赤字なります。 工業製法はコストを安く、廃棄物を少なくするのが重要です。 二酸化硫黄の酸化は空気酸化なので費用がかかりません。 濃硫酸に吸収させてから薄めるのは2段階の操作が必要ですが、 吸収塔、冷却塔、攪拌室などをつくればすむことです。 工場では1つ1つの操作を人間がやるのではないので、手間が増えても 大きな問題ではないのです。材料が固体ではなくて、気体や液体ならば バルブ操作だけで反応をコントロールできます。

lookinfor_aaa
質問者

お礼

工場といえば人が常時管理しているものとばかり思っていたかもしれません。 化学式だけみて、「これとこれを混ぜればいいのに・・・」 という問題ではないのですね。 ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • malaytrace
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回答No.1

接触法だと発煙硫酸を経て濃硫酸が製造できます。 それ以前の鉛室法では製造できる硫酸の濃度が低く、また純度も低かったそうです。 Wikipediaによると重金属混入も問題となったみたいですね。 硫酸は濃硫酸として流通します。 仰せの方法では 過酸化水素の製造→水溶液にする→二酸化硫黄との反応→希硫酸→濃縮して濃硫酸 という過程を経るので、もっと面倒だと思いますよ。まず過酸化水素の製造自体が「めんどう」だと思います。

lookinfor_aaa
質問者

お礼

過酸化水素水も簡単に手に入るわけではないのですね。 分かりやすく説明していただき ありがとうございます。

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