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今さらニビルについて
過去にニビルが話題になりましたが、遂に来ませんでした。 大きさは木星の4倍程度で、 なかなか発見できないのは暗いせいだということでした。 でも、そんなに巨大な惑星が何年も前に発見できないのでしょうか? そこで質問なんですが、 仮にニビルが木星程度の大きさだとして、 冥王星よりはるかに遠くの軌道にある時に分かるものでしょうか? 他の恒星の惑星が分かる時代だから余裕で分かると思うのですが、 どのくらいの距離離れていると分からないものでしょう?
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仮に木星を冥王星(軌道半径 40天文単位)のはるか先、100天文単位の位置に持っていったとします。その時の地球からみた明るさを計算してみますと、約11等級(10.8等級)となりました。さすがにこれだけ明るいと、見つかっていないほうが不思議です。 はじめて太陽に近づく彗星のように、初めて明るくなるものは、発見が遅れる場合があります。しかし、惑星のように昔からあるものは、とっくに見つかっているはずです。 別な回答に、天文台の望遠鏡は惑星の探査に常時割けるものではないとありましたが、現在は、未知の小惑星・彗星などを発見するためのプロジェクトがあり、専用の天文台、望遠鏡が常時稼働しています。有名どころでは、LINEAR(リンカーン地球近傍小惑星探査)があります。もともと地球に近づく危険な天体を発見するのが目的ですが、副産物で、遠方の暗い天体までぼろぼろ見つかっています。 また、木星のような質量が大きな天体が外縁にあった場合、すでに見つかっている外縁天体の軌道に、観測にかかるぐらいの変化をもたらすでしょう。(これは私の推測です)しかし、今までそのような観測結果がでてきた話もききません。 「ニビル」という天体についてネット上で見る限り「予言者」の類の人が言いふらしているようです。正直まともに取り上げるような話ではないです。
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- kyo-mogu
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それほどの大きさと仮定すれば、惑星軌道や彗星の軌道の変化に現れてきます。外惑星の中にもそういった変化から有ると予言された天体もあったはず。 それと一般も含めて大きい口径の天体望遠鏡を所有している状態ですし、結構観測エリアは広いです。また電波望遠鏡とか人工衛星からの情報とか複数の監視体制も出来ています。スペースガード協会とかもありますし。 木星の4倍ねぇ、どの観測結果から導いたんだろうね。見えていないとか言いながら。
お礼
エハン・ラビディさんと言う方の本に 観測結果を含めて書いてあります。 でも見えてないんだから、本当に不思議ですよね。
- doc_somday
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以下もっぱら、ニビルとは直接関係無いお話で申し訳ないのですが、ニビルより重要度の高そうな天体のお話をします。 ニビルの方はエッジワース・カイパーベルト、散乱円盤、オールトの雲近傍以内で太陽を片方の焦点とする軌道内を巡航していると考えられます。 ニビルが存在することの具体的被害は、上記エッジワース・カイパーベルト、散乱円盤、オールトの雲近傍に至ったときこれらの「太陽系最外殻」と作用して、「新しい彗星」を太陽系内部惑星軌道へ送り込む事です。 一方、太陽は既知の恒星としては非常に希に伴星を持っていません。 そのため、天文学者は我々の太陽も少なくとも一つの伴星を持可能性が高いと考えているようです。 その伴星が明るければ、別の言葉で言えば十分大きければとっくに見つかっているはずです。 あるいは我々は「天に二つの陽あり」という前提の歴史を持つ文化を持っていたはずです。 しかしながら、君に忠の象徴として「天に二つの陽なし」の文化のみが存在します。 伴星が大きいが暗い場合、質量が非常に大きく既に燃え尽きて極度に小さい白色矮星かブラックホールになってしまっていると考えられますが、太陽の近傍でそれらの天体に伴う現象は観測されません。 すると太陽の伴星は質量の小さい褐色矮星かもしれません。ただし、それでも現在かなり遠距離かつ小さな天体まで観測されていますから、伴星のある可能性は低いでしょう。 それでも天体マニアは伴星「ネメシス」がエッジワース・カイパーベルト、散乱円盤、オールトの雲よりさらに遠い遠日点を持ち数万年に一度、惑星系に近付く「夢」を追い続けています。
お礼
とても奥の深い話をどうもです。 ひょっとしたら伴星があるかもということですか。 それも非常に遠くに。 それが太陽系内部に向けて彗星を飛ばしている。 何ともスケールの大きい話です。 見つかると1大スクープになりますよね。
- DESTROY11
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いくら宇宙に望遠鏡があっても全天を常時監視できるわけじゃありません。 解像度が高ければ高いほど、監視できる領域は狭まります。 文字通り針穴から宇宙をみるわけですから、そんなので全天を監視しきれるわけありません。 また、宇宙望遠鏡にしろ、地上の望遠鏡にしろ、いろんな研究機関で使われるわけですから、あるかないかわからない惑星の探査に常時割けるものではないです。
お礼
現実的なご回答をどうもです。 何千億円もかけているような施設ではその通りでしょう。 ただ、世界中にもアマチュア天文家は何十万人といます。 その中の幾人かは未発見の彗星などを追い求めています。 そういう人達をかいくぐるってどんだけ?と思ったものですから。 もし、何か分かるようでしたらお願いします。
お礼
大変参考になりました。 やはりそういう時代ですよね。 そんなに巨大なものなら見つかってない方がおかしい。 でも、遠いから見つからないというのも一理ありそうで、 詳しい人から回答を貰わないと正直迷っていました。