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化学平衡の条件変化による解離度と濃度の変化
- 化学平衡の実験条件の変化により、四酸化二窒素の解離度と二酸化窒素の濃度がどのように変化するかを求める問題です。
- a~eの条件変化に対して、解離度と濃度の変化を予想する方法を説明します。
- 温度の変化による影響や定性的な考え方についても触れられています。
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αの変化はKcやVの変化と独立ではない、ということがポイントです。 αの変化率はKcやVの変化率と連動している、といってもいいです。 cについて > Kcが大, 1-αが小なので(イ)より, [NO2]は大か小かわからない. (ウ)によってKc(1-α)=(4nα^2)/Vなので、Kcが大で1-αが小だとしてもKc(1-α)は大になります。 (イ)を(ウ)に代入すると [NO2]=2nα/Vー(エ) 解答:αが大、nとVは一定だから(エ)によって[NO2]は大。 eについて > αは大か小かわからない. (イ)より, [NO2]も大か小かわからない. αが大か小か分からないのはその通りです。ですけど、αには下限があります。 解答:αが大か小かは分からないが、Vの変化がdとeで同じであれば、(ウ)によってeのαはdのαより大きい。なぜなら、eの温度はdの温度より高く、eのKcはdのKcより大きいから。nとVがdとeで同じであれば、(エ)によってeの[NO2]はdの[NO2]より大きい。よって、dの[NO2]が大なら、eの[NO2]も大。 「Vの変化がdとeで同じであれば」という仮定がしっくりこないのであれば、eを二段階に分けて考えてください。 一段目:温度を56[℃]にして、体積をV[L]より小さくし、平衡状態に達するまで待つ。 二段目:体積を保ったまま、56[℃]より高くし、平衡状態に達するまで待つ。 一段目で、最初の実験よりも、αが小、[NO2]が大になります。 二段目で、一段目のときよりも、αが大、[NO2]が大になります。 αについては、最初の実験 > 一段目 < 二段目 = 実験e となりますので、最初の実験に比べてαが大きくなるか小さくなるか分かりません。 一方、[NO2]については、最初の実験 < 一段目 < 二段目 = 実験e となりますので、最初の実験に比べて[NO2]が大きくなることが分かります。
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回答1に間違いがあります。 誤:(イ)を(ウ)に代入すると 正:(イ)に(ウ)を代入すると ごめんなさい。
お礼
丁寧な解説ありがとうございます。 お礼が遅れてしまってすみません。