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司馬遼氏Vs百目鬼恭氏

古い話で申し訳ないのですが、朝日の記者だった百目鬼恭三郎氏が’73~74 に朝日新聞紙上に発表した現代の日本作家101人の短評集(後に新潮社からまとめられて発刊)があるのですが、この中に入っていない当時から著名な作家がおり、それが疑問になっています。いくつものメジャーな文学賞も得て既に大作家だった松本清張と司馬遼太郎が抜けているのです。 単に忘れられているのか、それとも論者の好みに2氏が入らなかったのか、それとも何らかの意味のあるバイアスが掛っているのか、そのあたりをご存知の方がいらっしゃったらご教授願いたいのです。 百目鬼氏はウィキでみる限りかなり偏屈なひとだったようですが、全国紙にそういった記事を出す以上、ある程度期待される名前は全部出すべきだと思うのです。 ご参考まで、評論された101人の作家名を以下に記します。 阿川弘之、阿部昭、安部公房、鮎川哲也、飯田龍太、生島治郎、池波正太郎、石川達三、五木寛之、伊藤桂一、井上ひさし、井上光晴、井上靖、井伏鱒二、宇野千代、円地文子、遠藤周作、大江健三郎、大岡昇平、大庭みな子、大原富枝、小川国夫、小沼丹、開高健、加賀乙彦、梶山季之、川上宗薫、北杜夫、金石範、倉橋由美子、黒岩重吾、源氏鶏太、河村多恵子、小島信夫、小松左京、五味康祐、早乙女貢、笹沢佐保、佐多稲子、佐藤愛子、佐野洋、芝木好子、柴田翔、柴田錬三郎、島尾敏雄、庄司薫、庄野潤三、城山三郎、杉本苑子、瀬戸内晴美、曾野綾子、高井友一、瀧井孝作、武田泰淳、立て原正秋、田辺聖子、陳舜臣、塚本邦雄、辻邦生、筒井康隆、戸川幸夫、富岡多恵子、豊田穣、永井龍男、永井路子、中里恒子、中村真一郎、南条範夫、仁木悦子、新田次郎、野坂昭如、長谷川四郎、花田清輝、深沢七郎、福永武彦、藤枝静男、藤本義一、藤原審爾、舟橋聖一、船山馨、古井由吉、古山高麗雄、星新一、前登志雄、丸谷才一、丸山健二、三浦綾子、三浦朱門、三浦哲郎、水上勉、三好徹、村上元三、安岡章太郎、山口瞳、山田風太郎、結城昌治、吉村昭、吉行淳之介、渡辺淳一、和田芳恵  以上 まあ、こうしてかいてみれば玉石混交、あまり考えて選んでも居ない気はしますが(私見です)。 そのほかこの時期にご存命で抜けているぞ、という有名作家に気がついた方は、ご指摘願えれば幸せです。

みんなの回答

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

#1です。 ’73-4年という時期で改めて選んでみました。 伊藤整、石川淳、檀一雄、福永武彦、村上知義、横溝正史、海音寺潮五郎、山本周五郎、平岩弓枝、都築道夫、大藪春彦、野上弥栄子、白石一郎。

noname#194996
質問者

お礼

再度のご丁寧なご指摘ありがたく。 そうですね。伊藤整はわたしが私淑した大作家ですが、既になくなっていますね(三島も)。福永武彦は出ています。石川淳、海音寺潮五郎、山本周五郎、平岩弓枝、は確かに居てもおかしくはないです。そうそう野上弥栄子は金看板で司馬遼よりもずっと格上ですから外されたのは妙といえば妙ですが、 書かれた時点を考えねばなら無いのかもしれません。大家であっても、既に創作活動を停止しているか、過去の人だったのかもしれません、私の推測ですが(川端康成、檀一雄、村上知義、横溝、野上 など)。 大藪、白石、都築ははずれても不思議ではないと思いますがどうでしょうか。 大岡昇平、井伏鱒二など大家であって老いてますます盛んな創作活動をしていましたし。 そういうことを考えても、若手のホープ司馬遼、松本清張が外されたのはどうも疑問が晴れません。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.1

>そのほかこの時期にご存命で抜けているぞ、という有名作家…  : 野間 宏、堀田 善衛、加藤 周一、曽野 綾子、近藤 啓太郎、後藤 明生、黒井 千次、日野 啓三、中上 健次、村上 龍、村上 春樹、島田 雅彦あたりはいかがでしょう。

noname#194996
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。そうですね。日野啓三以下はまだデビューしていなかったと思いますが、近藤、後藤、黒井は微妙なところで、出なくても私にはさほど違和感はありません。野間宏、堀田は重要で出てもいいですね。曾野さんは出ていたと思います。加藤周一は小説家としてはそのころはどうでしょうか。 ちょっと今気がついたのですが’72年の芥川賞選考委員で、出ていないのが川端康成ですね。その他山崎豊子とか有吉佐和子など気がつきました。藤沢周平はちょっと微妙なところです。

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