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半沢直樹 貸倒引当金
- ドラマ「半沢直樹」で描かれている「貸倒引当金」とは、銀行が会社に融資した際に、融資を回収できなかった場合の損失額を見積もった金額のことです。
- 具体的には、伊勢志摩ホテルは東京中央銀行から複数年にわたる融資契約を受けていました。しかし、株価の損失から信用問題が発生し、経営が危機にさらされました。この際に、ホテルの経営を立て直すために必要な貸倒引当金の額を見積もる必要があります。
- 金融庁からも指摘があり、最悪の場合には倒産もあり得る状況でした。そこで半沢直樹は、伊勢志摩ホテルを救うため、担保を探し、立て直しに取り組みます。
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No.1です。 まず2番目の質問から。120億円の特別損失を埋められないと、実質破綻先になるということ。 実質破綻先になると、担保で確実に回収できるもの以外はIV分類となって、融資額のほとんどが償却されるという設定です。 しかし、何とか120億円が埋められたら、実質破綻先ではなく要注意先あたりでとどまる(という設定)なので、その場合は1,000億円もの引当金は要らないということです。 で最初の質問ですが、回収できなくなるであろう金額なんですが、債務者区分によって見積り金額は異なって来ます。
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- yosifuji20
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>>なぜ120億円の損失に対し引当金が1000億円にもなるのでしょうか。 実は私もこの部分は疑問を感じていたのですが、たぶん融資の総額が担保を超える金額が1200億円以上あるということでしょう。 でもドラマでは直前の200億円の融資が問題になっているのですが、それまでいくらの融資残高があるのかがどこにも出てこないので、こういう疑問は出ても仕方ないという気はします。 いずれにしても債務超過になれば引当金が必要であり、それは引当金が1000億円になると金融庁担当者が言うのですから、その通りなのでしょう。 でも多くの視聴者は金融や経理には素人であり、特に引当金は簿記資格の取得者でも実務的処理はわかりにくいところですから、こういう点は解るようにで劇中で説明してほしいですね。
- AR159
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ごく簡単に言うと、今のままではいずれ貸倒れ(焦げ付き)になる可能性がある金額を、事前に引当てる(損益計算書上、先に損失処理しておく)ことを言います。 ではどうやって引当金を見積もるかというと、まず債務者の今の状態を自己査定して「債務者区分」を決め、その結果に応じて債権を「分類」します。 債務者区分は、まともな方から「正常先・要注意先・破綻懸念先・実質破綻先・破綻先」の5段階に分けることで、分類とはその区分に応じて債権をII~IVに分類しIVになると償却(引当も含め)します。 だからラブリン扮する金融庁検査官が、 「そうなると実質破綻先になって、分類よ!」と叫んでいたわけで、その場合東京中央は多額の赤字決算になる可能性があります。 それと半沢たちが探していたのは担保ではなくて、120億円の株の損失を埋めるための財源です。会長が集めた絵画や美術館建設の準備金などを処分できれば、何とか120億円の特別損失はカバーできるので、あとは本業で少しずつ利益が出れば時間はかかるが融資が回収できるという理屈です。 もっとも会社が赤字で回収に時間がかかるので、このホテルは要注意先のII分類にはなるでしょうが、その程度なら銀行はとんでもない引当金を積まなくても良いので、銀行が赤字を出さなくても済みます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ごく簡単に言うと、今のままではいずれ貸倒れ(焦げ付き)になる可能性がある金額を、事前に引当てる(損益計算書上、先に損失処理しておく)ことを言います。 回収できなくなるであろう融資額を見積もると言うことでしょうか。 >それと半沢たちが探していたのは担保ではなくて、120億円の株の損失を埋めるための財源です。会長が集めた絵画や美術館建設の準備金などを処分できれば、何とか120億円の特別損失はカバーできるので、あとは本業で少しずつ利益が出れば時間はかかるが融資が回収できるという理屈です。 なるほど。美術品などの財源を湯浅社長に売却させ、120億円の損失を埋めると言う事なのですね。この穴埋めをし、伊勢志摩ホテルが軌道に乗って利益を出せば融資を回収できますね。 しかし、なぜ120億円の損失に対し引当金が1000億円にもなるのでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 返事が遅れてすみません。 確かに、視聴者は「金融初心者」が多いので、もう少し詳しく説明してほしかったですね。しかし、1クールのドラマであり、特別番組等でカットがあったので仕方がないのかなと思うところです。欲を言えば、「白い巨塔」や「不毛地帯」の様に2クールに渡って放送してほしかったです。 ついにラスト2話となりましたね。今夜も見逃せません。