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ナポレオンの名前
ナポレオン=ボナパルトというのは、名前なのでしょうか、苗字なのでしょうか? もしナポレオンが名前だとしたら、どうして一般名称としてボナパルトと呼ばないのでしょう。どなたか教えてください。よろしくお願いします。
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ナポレオンが名前、ボナパルトが苗字です。確かに一般的な習慣としては苗字が歴史に残るわけですが、ご存知の通り、実生活では名前が優先して(習慣として)使われます。確証はありませんが、ナポレオンの場合、国民に圧倒的人気があったので、親しみを込めてナポレンと呼ばれるようになったのではないでしょうか。歴史家の立場からすれば、ボナパルト家のたくさんの親戚(兄弟、甥、姪、従兄弟など)と区別する必要があったと思われます。単にボナパルトでは、括弧してフランスの皇帝と書かなければ、読者にとってボナパルト家のどの人のことか分からなくなる恐れがあったのでしょう。
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- tintagel
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また、またtintagelです。 締め切られていないから、こんな検索しました。参考にして下さい。 (googleでのヒット数です。) 「ナポレオン」 34,900 「ボナパルト」 2,120 「ナポレオン」と「ボナパルト」 1,090 「Napoleon」 476,000 「Bonaparte」 140,000 「Napoleon」and「Bonaparte」55,300 *「game」、「GAME」、「ゲーム」のあるヒットは検索から除きました。 (たぶん「ナポレオン」のみ):(たぶん「ボナパルト」のみ)=(34,900-1,090):(2,120-1,090) =33,810:1,030≒32.8:1 (たぶん「Napoleon」のみ):(たぶん「Bonaparte」のみ)=(476,000-55,300):(140,000-55,300) =420,700:84,700≒5:1 海外では日本に比べればボナパルトをそれなりに使うのではないでしょうか? (上の式の考え方も正確ではありません。(「たぶん」がそれにあたります。) 『なるほど』と思っていただければ・・・) *ナポレオンはナポレオン一世が、かなりの割合で含まれているはずです。
お礼
おお! このような比較方法があったのですね(^^) 海外でもやはりボナパルトよりナポレオンの方を優先させているのが分かっただけでも大収穫でした。 どうもありがとうございました。 これで締め切らせていただきます。本当は全員の方に20pt差し上げたいのですが、システム上できないので、ご容赦ください。
- tintagel
- ベストアンサー率77% (214/277)
「戦争論 上」(岩波文庫)クラウヴィッツ著、篠田英雄訳の訳者補足に >~呼び名はボナパルト(Bonaparte)を使っている。しかし我国では、ナポレオンの方が耳目に熟しているので、訳書ではすべてこれに従った。~ →ボナパルトの個所をナポレオンにしています、となっています。 日本ではナポレオンのほうが一般的で、海外ではボナパルトもそれなりに使用されているのではないでしょうか?
お礼
「ボナパルティズム」という言葉があるぐらいですもんね。学術用語とかでは、ボナパルトの方が使われているのでしょうか。謎は深まるばかりです。 どうもありがとうございました。
- bosatsu
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織田信長、徳川家康はそれぞれ、織田、徳川ではなく、信長、家康と呼ばれるのはどうしてでしょうか(やはり親や子供などの他のの家族と区別するためか)。 そう考えると、歴史上の人物を苗字で呼ぶほうが不思議な気さえしてきます。 ちなみに、ガリレオ・ガリレイのようなイタリア人は、当時からファーストネームで呼ばれるのが普通のことだったということです。したがって、ガリレオと呼び習わすのはあながち間違いではないとのこと。
お礼
王様や権力者はともかく、科学者とか芸術家は、けっこう苗字かフルネームが多いと思うのですが………。アイザック・ニュートンは、たいていニュートンですし。 しかし、夏目漱石とか森鴎外は、たいてい漱石、鴎外ですねぇ。夏目、なんて呼んでるのは聞いたことないし。うーむ………。 ともかく、ありがとうございました。
>>単に歴代の王が、同じ家族である >ということはあまりありませんよ。 いや、それくらいはわかります。 名前を使わないと親子の区別さえもつかないと思ったのです。 うーん、でも伯爵家と王家に本質的な違いはあるのだろうか。 ウィンザー家のエリザベスが本物で、エリザベス二世は単なる称号にすぎないのだろうか。 ヨーロッパにおける姓の発生に遡らないと正しいことは言えそうにありません。 とりあえず、前の自説は撤回しておきます。
- kohji
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>単に歴代の王が、同じ家族である ということはあまりありませんよ。例えばフランスだったら、カロリング→カペー→ヴァロワ→ブルボン等(イギリスはさらに複雑です。「万世一系」なんて日本くらいのものですよ)、王権を担当する「家族」は断絶等で変わっていきます。「選挙王制(王を貴族等の選挙によって選出する制度)」を採っていた国もあったくらいです。
*martinbuhoさんのおっしゃる通り、「ボナパルト」が苗字です。 *kohjiさんのおっしゃる通り、帝位についたため「ナポレオン」の方がメジャーになったのでしょう。 *ただし、王家の人間が名前で呼ばれる理由は、単に歴代の王が、同じ家族である以上、同じ苗字を持つということに尽きるのではないでしょうか。 *しかし、気になるのは「ガリレオ」です。「ガリレオ・ガリレイ」ですから「ガリレイ」と呼ぶべきです。教科書などでは「ガリレイ」と書いているようですが、「ガリレオ」も一般的な呼び名として相当の勢力を誇っているように思えるのですが。
お礼
ミケランジェロも名前なんですよね(^^; 苗字はブオナローティ。でも、レオナルド・ダ・ヴィンチは、フルネームか苗字で呼ばれることが多いのも不思議です……… ちなみに、木星付近を探査している調査船の名前も「ガリレオ」でしたね。
- kohji
- ベストアンサー率28% (140/483)
martinbuhoさんのおっしゃるとおり、ナポレオンが名前、ボナパルトが苗字です。 なぜナポレオンが名称として一般的かというと、ナポレオンが、フランス帝国の皇帝「ナポレオン1世」として帝位についたからでしょう。 王や皇帝などは、それを名乗るときに、…皇帝(王)~何世というように、地位+名前を名乗ります(ルイ16世とかチャールズ4世とか、エリザベス2世とか)。 これは、その地位が「家」を代表するものではなく「国」を代表するものであるからと考えますがいかがでしょう。 それ以外の人が名字で呼ばれるのは、その行動が「家」の名声を背負うことが多かったからではないでしょうか。
お礼
王様という立場は、人間という実態を離れて抽象的な存在になってしまうからかもしれませんね。 あと、~世は王族だけじゃなくて一般の人も名乗りますよね。 マイルス・デイヴィスの本名は、マイルス・デューイ・デイヴィス三世ですし。 これは、たぶんキリスト教圏では名前のバリエーションがそんなに多くなかったからではないでしょうか?
- sesaami
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よくわかりませんが、ポナパルト家というHPがありました。 http://village.infoweb.ne.jp/~isamun/monarchs/people/bonaparte.html
お礼
さっそく見てみました。世の中には「なんでこんなことを?」と思うホームページがあるものですが、これもそのひとつですね。教えていただかなければ、一生たどりつくことはなかったでしょう。 どうもありがとうございました。
お礼
下の方が紹介してくれたホームページを見ると、ボナパルト家ってこんなにいるんだー、と驚きました。 でも、普通の人はナポレオン1世とルイ=ナポレオンを記憶する程度で十分に社会生活を営めると思うんですよ。別にフランス近代史を語り合うこともないと思うし。 とりあえず、ナポレオン・ボナパルト、とフルネームで呼んであげるのが最も正しいのかもしれませんね。 どうもありがとうございました。