「少なくとも30年以上居住してる近隣の人から、間違いなくその人がその家に何年前から住んでいたという証明を貰ってくれ。実印を押してもらって、印鑑証明もつけてください」
「当時建築をした者から、確かにこの家を○○に頼まれて建てたという申立書を書いて貰うこと」
「固定資産税の領収書を過去の分からあるだけ見せてください」
と法務局の人に言われた経験があります。
私の家の敷地内にある、爺さんのそのまた爺さん(だと思う)が建てた土蔵の登記をするときの話しです。
「今住んでる敷地内にある土蔵なのだから、我が家の持ち物に決まってるでしょう」という理屈は通じません。
固定資産税の領収書など失くしてるので、市で証明をとろうとしても、どんなに出ても過去5年分だといわれます。
「市に行って調査してくれ」と言うと「こちらがそれをする必要がない」と言い出す始末です。
すったもんだして、結局は「登記などやめてしまえ」とほったらかしてあります。
いずれ、私の子孫も大いに困ると思います。
必要があるないではなくて「しておかないと、自分が困る」です。
自分は死んでしまうから知らんと言っても、相続人となる妻や子などが大変な思いをします。
所有権の証明は、悪魔の証明ということばがあります。
まさにそのとおりですので、「自分のものです」「はい、そうですか」と素直に登記を認めてくれる時点で登記をしておくべきだと真実思います。
頻繁にはないことですが「登記されてる」ことを示さないとならない場面に出くわします。
そのときに困り果てます。