鉛筆デッサンについて私が知っている事や教わった事を…
・パース
部分部分の角度をその都度写し取っていく方法だと、どうしても誤差が生じやすいです。パースに則ったアタリをまず取り、その後も狂いがないか確かめながら描いていきます。影を描く時も、静物のパースと矛盾が生じないよう、物が置かれている(机などの)表面を描くという意識で。
・ハッチング
指先でこすってぼかす癖がついていると(私がそうでした;)、質感が偏ってしまいます。石膏は明度差さえ取っていればこの方法でもある程度表現できますが、色々な質感の物を描くとなると限界があります。
細い線を重ねて(ハッチング)トーンをつけます。指でぼかしたり鉛筆を寝かしたりしなくても、上手い人はこれだけで大抵の物を描き分けます。(私はできてませんが;)
・練り消し
練り消しは白く描くための道具だという意識で。新しい物と使い古した物、二種類用意して置くと便利です。私の場合、半分に千切って描いてる間手で暖めておき、残り半分の硬い方と使い分けたりもします。
・質感
とにかくよく観察して、特徴、他の物との違い、その違いがある事でどういった見え方になるのか等のポイントを掴みます。鉛筆デッサンでは色(彩度)で表現する事ができないので、その分特徴をやや大げさに表現するぐらいの気持ちで描きます。
・コツ
パースや質感にも多少重なりますが、「こういう場合はこう見える」という見え方の法則があります。例えば…暗い部分に隣接している部分はより明るく見えますし、手前にある物ほどくっきり(濃く)見えます。この法則を利用します。明るく見せたい部分の隣はわざと少し暗くしたり、手前にある部分をわざと濃い目に描いたりする事で、より「立体らしく」見せる事ができます。
立体を平面に、しかも白黒で再現しなければならないので、「ちょっと大げさかな」ぐらいを意識して描くようにしています。複数の静物を配置してデッサンする場合は特に、奥行きや質感の差を出すためにわざと大げさに描いたりします。(やりすぎるとエライ事になりますが;)
長文失礼致しました。参考にならなかったらすみません。
てゆーか多分ならないと思うので、こちら↓を参考になさって下さい。