- 締切済み
積分
不定積分 ∫1/x(x^2-4)^(1/2)dx が解けません。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- info22_
- ベストアンサー率67% (2650/3922)
http://okwave.jp/qa/q8108744.html のNo2,No3で解答したものです。 回答があっても、何も補足もしないで放置して 同じ問題を重複投稿するのは、マナー違反になります。 補足するなり、お礼するなり、あるいは質問を閉じてから再投稿するようにしてください。分母は括弧をつけて 1/{x(x^2-4)^(1/2)}と書くか 1/{x√(x^2-4)}と書くように して下さい。 積分変数の定義域を実数の範囲で考えるなら 分母≠0であることを考慮して x≠0,x^2-4>0 ⇒ ∴ |x|>2(すなわちx<-2またはx>2) ...(※) となります。 最初に正しい積分結果は I=∫1/{x√(x^2-4)}dx =-arcsin(2/|x|)/2+C =arccos(2/|x|)+C' =arctan((|x|+√(x^2-4))/2)+C" 3通りの結果はいずれも正解です。 不定積分ですから定数分の差は積分定数に吸収されます。 なのでC,C',C"は同じ定数とはなりません。 なお、 arctan((x+√(x^2-4))/2)+C" は被積分関数の定義域(※)での積分結果ではありません。 すなわちx>2の時の積分結果で x<-2の時の積分結果を含んでいません。 3通りの積分結果から積分定数C,C',C"を除いた関数(原始関数、定数項だけの違いなのでグラフをy軸方向に平行移動すれば重なります)と被積分関数のグラフを描きましたので参考にして下さい。 漸近線:x=±2 被積分関数:黒実線 arcsin使用の積分結果:青実線 arccos使用の積分結果:紫実線 arctan使用の積分結果:赤実線 です。 他の置換による別解 定義域|x|>2で x=2/sin(t)とおくと sin(t)=2/x |x|>2よりsin(t)<1 xとtを1:1に対応させる為には |t|<π/2 ...(◆) t=arcsin(2/x) ...(▲) sin(t)=2/xより cos(t)dt=-2/x^2 dx dx=-(x^2/2)cos(t)dt=-((2/sin(t))^2/2)*cos(t)dt =-2cos(t)/(sin(t))^2 dt ...(A) 1/(x√(x^2-4)=(1/2)sin(t)/√((2/sin(t))^2-4) =(1/4)sin(t)√{(sin(t))^2}/√{1-(sin(t))^2} =(1/4)sin(t)|sin(t)|/√{(cos(t))^2} =(1/4)sin(t)|sin(t)|/|cos(t)| =(1/4)sin(t)|tan(t)|...(B) (A),(B)より I=∫1/{x√(x^2-4)} dx =-(1/2)∫{cos(t)/sin(t)}|tan(t)| dt =-(1/2)∫|tan(t)|/tan(t)dt (◆)の|t|<π/2より場合分けして 0<=t<π/2の時 tan(t)>0なので|tan(t)|=tan(t) I=-(1/2)∫1dt=-t/2+C 0>t>-π/2の時 tan(t)<0なので|tan(t)|=-tan(t) I=-(1/2)∫(-1)dt=t/2+C まとめて |=-(1/2)|t|+C (▲)の式のtを代入して変数tを変数xに戻すと I=-(1/2)|arcsin(2/x)|+C arcsinは奇関数なので I=-(1/2)arcsin(2/|x|)+C とも書けます。 (積分変数xの定義域は|x|>2です。) と前の積分結果と同じ結果が得られます。 いずれの積分結果も逆三角関数を使った表現になります。 逆三角関数については参考URLをご覧下さい。
お礼
どうも有難うございました。