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時間って本当に存在してますか?
時間はこの物質の連続的な変化に法則と数字を用いて作った概念だと思うのですが、 そういったものを取っ払うと、時間がそもそも何なのか解らなくなってしまいました。 時間ってなんですか?変化することですか? 辛いことは長く、楽しいことは短く感じたり、年をとると一年が早く感じたり、 時間を感じることはあるのですが、その正体が全く解りません。
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- foomufoomu
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>時間はこの物質の連続的な変化に法則と数字を用いて作った概念だと思うのですが おそらく、そのとおりでしょう。 >そういったものを取っ払うと、時間がそもそも何なのか解らなくなってしまいました そういったものを取っ払うと、あとは、何も残らないでしょう。 すくなくとも現在の科学では、何も説明できないと思います。 「人は、時間について、1日を24等分する以上のことは、何も知らない」 のですから。 日経サイエンス 時間とは何か http://www.nikkei-science.com/page/sci_book/bessatsu/51180.html 目次をクリックすると、内容のダイジェストが見れます。
- buturikyou
- ベストアンサー率31% (22/69)
まず「存在している」とはどんなことで「存在していない」とはどんなことなのかを考えてみてください。物理学にとって時間とは「変数の一つとして物理空間を顕わす座標軸の一つになる」ということが「存在している」ということの意味ですから宗教や哲学に対する問いと同じようにお答えすることはできないですw)
お礼
なるほどます。 ありがとうございます。
- 雪中庵(@psytex)
- ベストアンサー率21% (1064/5003)
あなたが問うている「時間」とは、何の事でしょう? 科学的に分析しようとすると、いくつかの現象の上に結果論として表れるそれを、一括してつけた呼称に過ぎません。 時間についての問いは、何を問おうとしているか分かった時には、その答えを得ているといった性質のものです; 1.時間の不可逆性は、一般的(統計力学的)には「エントロピー増大」とされるが、微視的(本質的)にまで通用する不可逆現象としては、宇宙の膨張(物体収縮)=不確定性(h)で相殺すべき空間の増大=不確定性の収束(cの減少)。 即ち各時点で、原理的レベルで異なる定数によって成る=異なる認識可能性を一つの軸(自我同一性)にするところに、時間性は依拠している。 2.全ての環境認識は、認識体の感受表面における量子相互作用(光だけでなく、音や触覚のような運動量の交換や、味覚や嗅覚のような化合物の反応も、最終的には量子相互作用であり、その“向こう”にある媒質の違いに過ぎない)である。 そこにおける、光や音のような情報性(先行感覚)に対して、触覚や味覚のような実体的感覚の蓄積を相関させる、即ち経験(時間的記憶)による予測(空間的広がり)として、時空は生じている。 3.存在の実態において、現象表面的には静止していても、細胞レベルでは新陳代謝し、分子は振動し、原子レベルでは回転し、という具合に、現象階層性を遡るほどに、より高速で運動しており、スーパーストリングやM理論といった“究極の理論”においては、量子相互作用=光速に至っている。 光速で運動する物体は時間が経過しないという事からいえば、宇宙の発生は階層現象表面性に付随して派生するものであり、原理的には宇宙の果てのビッグバンの壁と“瞬間相互作用”でつながっている=現象表面的時空仮説に対する“光の風(量子相互作用)”=認識可能性における無の射影として、存在性は発生している。 4.無の無限性(確率的存在を無限に詰め込むと、存在確率の山が平坦になって無と等価)の潜在としての認識可能性の仮説的移動の相殺としての量子相互作用=光速に対して、その時空仮説における階層現象表面的に生じる非光速性の、超光速(エネルギーが虚数になる=相互作用(自乗)においてマイナス=時間軸逆行と等価)領域を過去とし、光速以下を未来として、「自己(現在=光速)からの過去(超光速)と未来(光速下)の対発生」という構造が成り立つ。 その過去(経験)による未来(予測)による仮想的現在において存在性が生じる時、その超光速(光速下と超光速領域を分ける認識体はブラックホールと相同)における時空軸の転換において、仮想的延長において直交基底をなす時間軸(過去の経験)と空間軸(未来の予想としての空間的広がり)は同一軸であり、即ち、存在性の本質をなす不確定性原理における二対の相補性、「位置(S)と運動量(位置の時間的変化St)」「時点(T)と質量(時間的相対運動Ts)」は、本質において同一軸であって「相補的」ではなく、仮想的現在への延長において生じているということだ。 5.こうした条件を認識した上で、相対性理論の規定する四次元時空の方程式を見ると、時間項がマイナスになっていて、時間軸と空間軸の等距離点に“ライトコーン(量子相互作用)=0の広がり”、という界面原点が生じることも納得できる。 時間軸は、自我仮説性が持ち込んだ“余分な軸”であり、それによって生じた時空仮説に対して、相対性理論における光速限界や量子力学における相補的不確定性は、無の射影としての補完的なものなのだ。 原理的に無であるとは分からないことが、有限性を生じている=存在の本質なのだ。 基本的な内容だけでも、こうした認識論から素粒子論までの幅広い(それも等価性による再解釈を伴う)理解が必要であり、「時間とは何か」という問いは、それを行う者を選ぶ、と言えます。
お礼
非常に論理的で、考えさせられるお答えでした。 確かに問が無ければ答えも無いのは当然ですよね。
物資の変化が観察できることから、「時間」と言う概念が物理的に存在していることは確かです。 ただし、われわれが考えている「時間」の概念の中には、実際に存在する「物理的時間」と、人間が頭の中で構築した「心理的時間」の二つが混在していると言う考え方があります。 心理的には存在しても物理的には存在しないと思われる時間の概念に、代表的なものが2つあります。 その一つめは、「現在」と言う概念です。 「現在」と言う概念を、人間は、全く定義せずに共有することができますが、実は、「人間」と言う存在を介さないで、物理的に「現在」を定義することはできません。このことは言いかえると、「人間(あるいは「意識」を持った生命体)が存在する世界では「現在」は存在するが、人間が存在しない世界においては「現在」は存在しない。」と言うことになります。これが、「現在」は心理的時間の概念であり、物理的に存在する概念ではないと言う大きな論拠になっています。もしそうであれば、「神の視点」から見れば、「全ての時刻は平等・等価である」と言うことになります。それがどんな視点かを想像するのは難しいのですが、例えば映画のフィルム(リール)を眺めるような感じなのでしょうか。一コマ一コマは、全て「現在」であり、そのコマの中に存在する人間は皆、「自分の今いるコマこそが「現在」であり、他のコマとは違う特別な存在なのだ」と思っているのですが、神が見れば、結局全てのコマは平等で等価であると言うことになります。 もう一つの心理的時間の概念が「過去→未来」の方向性です。 これも、「現在」の概念と同様に、人間が存在すれば定義無しでこの概念を共有できますが、人間の居ない世界では、定義することができません。従って、信じ難いことですが、「過去から未来に流れる時間の経過」とは、物理的には存在しない可能性があります。(但し、「エントロピー」を使って説明する考え方がある。後述。) 人間が、このような非対称な方向性を実感する理由としては、「過去は確定しているが未来は確定していない」「過去のことは覚えているが未来のことはわからない」「過去は変えることができないが未来は変えることができる」と言う意識があるからではないかと思います。しかし、人間は本当に「過去のこと」を覚えているのでしょうか?人間が所有しているのは、「過去」ではなく、あくまで「現在存在する過去の記録」にすぎません。従って、たとえ1秒前まで世界が存在していなかったとしても、1秒間の間に「過去の記録を全て構築させた現在」を創り上げることができれば、僅か1秒で「宇宙創成から今までの数百億年の歴史」を構築することは可能なのです。 人間の(睡眠中に見る)夢が、実はこういうからくりになっているのではないかと言う説があります。「一炊の夢」と言う故事があるように、人間は僅か数分の間に、遥かに長時間に渡る夢を見ることができます。昔は、睡眠中に脳がものすごいスピードで時間を早送りするために、このようなことができるのだろうと考えられていましたが、それにしては「寝言」を聞いても、別に凄い早口でしゃべるなどと言うことはなく、ごく普通のスピードで喋っている訳であり、睡眠中に意識が加速されるなどと言う証拠は見つかっていません。そのため、夢と言うのは、過去→現在と言う時間の流れを律義に脳の中で順番に構築しているのではなく、ある程度「過去の記憶と現在」をワンセットにして、ポンポンと創り上げているのではないかと言う考え方も出てきています。1分間の夢であっても、その時間に10年分の記憶を構築するこは可能と言う考え方です。起きている時でも、人間は、過去10年間の記憶を思い起こすのに、別に10年間もかける必要はないのですから、この考え方は妥当なのではないかと思います。 時間の経過を短く感じたり長く感じたりする感覚も、この「記憶」が大いに関係していると思われています。上述の「過去の記憶と現在」のセットが「記憶の単位」だとすると、このセットが1日を単位とする場合と1週間を単位とする場合では、おそらく「時間の進むスピード」の感覚が異なってくると思われます。人間は年を取るほど、この「記憶の単位」がだんだんと長いスパンになってくるので、一年間でもあっと言う間に感じるのではないかと思います。 「過去は変えることができないが未来は変えることができる」と言う意識についてはどうでしょうか?これこそ、「過去」と「未来」が等価でない何よりの証拠と思われがちですが、実際には我々がしていることは「未来を変えること」ではなく「未来を変えたと言う過去の記憶を持つこと」であることに注意する必要があります。この問題に関しても「記憶」は大きな意味を持ちます。記憶がなければ、未来を変えられたのかどうか判断するすべがなく、従って、このような意識を持つ筈がないからです。 ただし、過去と未来の問題については、純粋な物理法則でも、過去よりも未来の方が不確定性が高いと思われる節があります。この非対称性は、もっぱら「エントロピー」に由来するものではないかと言われています。エントロピーとは、結局は状態変化の非対称性のことです。つまり、時間を「状態の変化」と定義すると、「現在と言う状態」につながる「現在の隣に位置する状態」は無数に存在する訳ですが、全部平等に「現在の状態」に変化し得るのではなく、現在の状態になりやすい状態からなりにくい状態まで様々であると言うことです。この観点から、過去と未来を定義すると、「過去」とは「現在の状態にもっとも変化する確率の高い現在の隣に位置する状態」と言うことになり、「未来」とは「現在の状態からもっとも変化する確率の高い現在の隣に位置する状態」と言うことになります。(こうなってくると、上述の「映画のフィルム」と言うアナロジーは不正確で、実際には、フィルムの一コマ一コマには、無数の「隣のコマ」が存在するような概念であることがわかります。)この辺が過去と未来の不確定性の差に起因しているのではないかと思います。 以上、雑駁な話になってしまいましたが、一つの仮説として紹介しました。ご参考にしてください。
お礼
過去から未来へ、エントロピーの増大ですか。 現在という概念について、非常に面白いです。 色々と頭でうまく世界が見えた気がしました。
- Tann3
- ベストアンサー率51% (708/1381)
「時間」って、考えれば考えるほど難しいですよね。 >そういったものを取っ払うと、時間がそもそも何なのか解らなくなってしまいました。 人間にとっては、取っ払うことはできないのでは? こんな本があるので、読んでみることをお勧めします。全然、なるほどとすっきり解決はしないのですが、考える糸口みたいなものは見つけられるかも。似たような本はいろいろありますので、良さそうな本を探してみてください。 この本の中に、「神(この世の創造主)は、創世から終末までの全てを統括しているので、神にとって時間は存在しない」というようなことが書いてあります。神様からは、この世はどのように見えるのでしょうね。全てが「過去」として見えるのでしょうか? 入不二基義・著「時間は実在するか」(講談社現代新書) http://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AF%E5%AE%9F%E5%9C%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%85%A5%E4%B8%8D%E4%BA%8C-%E5%9F%BA%E7%BE%A9/dp/4061496387/ref=sr_1_9?s=books&ie=UTF8&qid=1364518646&sr=1-9
お礼
本の紹介ありがとうございます。 面白そうなので買ってみたいと思います。
補足
時間を流れるように感じることが出来るというのは 人間って観測者として、優れているような限界があるような フクザツな気分です。
- alchool
- ベストアンサー率52% (18/34)
ディスカバリーチャンネル 「時間の存在」 面白いので参考に。
お礼
動画の紹介ありがとうございます。 面白いですよね。こうして考えるのは。
- kamobedanjoh
- ベストアンサー率27% (1021/3686)
過去から現在,そして未来へと経過して行くことです。 時間が無ければ,この質問を出すことも,こちらから回答することも出来ません。 時間の経過が,この回答もそちらへ届けてくれます。 回答を読むことが出来るのも,時間経過があるからです。
お礼
はい。 その「経過」というのはつまり物質の変化の事ですね? やはり変化することが時間だと捉えるのが解りやすいですかね。
お礼
記事の紹介ありがとうござおます。 面白そうなのでじっくり読んでみたいと思います。