藤堂高虎の伊賀上野城は。

質問

司馬遼太郎氏は『街道をゆく　甲賀と伊賀のみち』で、高虎自身が破却を命じた、としています。
他方、地元のサイトでは大暴風で倒壊した、としています。
どちらが正しいのですか。
よろしくお願いします。

公益財団法人　伊賀文化産業協会「伊賀上野城」
http://www.ict.ne.jp/~uenojyo/#01　
建設中の五層の天守閣は、慶長17年（1612）9月2日、当地を襲った大暴風で倒壊したが、（以下略）

『甲賀と伊賀のみち』 （司馬遼太郎著） より抜粋
http://www.stannet.ne.jp/k3ob/k3htm/plans/2012-11_knasai_Gozaisho/Iga&Otogi.pdf#search='%E4%BC%8A%E8%B3%80%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%9F%8E+%E5%8F%B8%E9%A6%AC%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E'　
高虎は五層の天守閣という、伊賀のような小国には大きすぎるものをつくった。大坂冬の陣の二年前のことである。ところが落成と同時にこの天守閣はとりこわされた。高虎が密命を出してそれをやらせた。

回答No.1

Pinhole-09 · ベストアンサー

問題点はありますが日本城郭協会でも台風で破壊と
あり、これが定説です。

問題点は完成と同時に一夜にして倒壊と伝えられ、
疑問に持つ人もいます。

この点を司馬氏が衝いたようですが、資料が明示され
ず定説にはなりません。
破却の理由も幕府が、上野城の天守閣築造禁止を
命じたのが倒壊後なので、高虎が事前に命じたのは
不自然のようです。

お礼

ご回答ありがとうございます。
作家の推測にすぎないのですね。分かりました。

司馬氏は、なぜ出来たばかりのものをこわしたのかという資料が残されていない、と断った上で　“察するに家康や秀忠の側近筋から、高虎に対し、あてこすりがあったのであろう”と述べています。
それにしても、うまい筋立てなので信じていました。

回答No.2

Pinhole-09

Ｎo.１です。
倒壊の状況が判りました。

慶長１７年９月２日の暴風雨により、三層目が西南に
倒れ、その上に五層目が落ち崩壊、多数の死傷者が
出たとのこと。

台風のせいは間違いありませんね。

お礼

再度のご回答ありがとうございます。
そうですね。
台風のせいだと思います。