法律

質問

窃盗と横領の違いはなんですか？
横領は自己の意思で占有している事を言うのですか？

回答No.2

hekiyu

簡単に言いますと、その物の占有が自分にあるか、
相手にあるかによる違いです。

窃盗は、相手の占有を侵害して我が物に
してしまうことです。

これに対して、横領というのは、委託信任関係に基づいて
自分の占有に入った他人の物を、自分のモノと
してしまうことです。
委託信任関係が無く、自分の占有に入ってきたものを
我が物とすると、占有離脱物横領になります。
間違えて自分のボックスに投函された郵便物を我が物とするのは
この占有離脱物横領になります。

占有がどちらにあるかは、結構難しい問題で、
銀行に落としたお金を拾って我が物
とするのは窃盗で、役所だと占有離脱物横領に
なるとした判例があります。

会社から貸与された文房具を盗むのは
多くは窃盗になります。
会社から貸与された文房具などの占有は
会社にあるとされる場合が多く、横領に
なる場合は少ないです。

同じように、下っ端の社員が管理する金銭を
我が物とするのは、窃盗になる場合が多いです。

回答No.1

AR159

少し違います。

簡単に言うと、盗んだ品物が自分の手元にあったか（これを「自己の占有する他人のもの」という）、他人の手元にあったかの違いです。

他人から借りたCDを盗むと「横領罪」、他人の鞄の中のCDをこっそり盗ると「窃盗罪」です。
あるいは、会社から貸与された文房具を盗むと「横領罪」、備品庫の中から勝手に盗ると「窃盗罪」になります。