- ベストアンサー
幕末期の時文というのはどういうものなのですか?
幕末期の吉田松陰等は時文として 広東語を学んでいたそうですが それは実際にはどういうものだったのですか? 良い本など紹介してくれるとありがたいです。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1328493688 の「ベストアンサー以外の回答」にある、吉田松陰云々が参考になると思います。 「時文」は辞書の「大辞林」には 1.じぶん【時文】 [1] 中国で科挙の試験に課した文体。宋に始まり、元・明・清には八股文(はつこぶん)といわれた。[2] 中国の現代文語文のこと。 とありますので、 吉田松陰が活躍した時代における「中国の現代語」ということでしょう。 普通、「漢文」というと、中国の古い時代、春秋戦国時代の文章であったり、唐の時代の文章であったりします。そういう古い時代の文章を学ぶのではなくて、「現代」の中国語の文章を習った。 それも、北京語ではなくて、(香港などを含む)広東語を学んだということでしょうね。 日本の幕末の時代の、広東語がどんな言葉だったかというご質問でしたら、 申しわけありませんが、中国語に詳しい方の、他の回答をお待ちくださいませ。
その他の回答 (1)
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
「幕末に存在していた文章は、表記から見れば、漢文と漢字かな交じり文の二種類。エリートたちは漢文が書けたのです。むろん、広く存在していたのは漢字かな交じり文の方です。」(山口仲美「日本語の歴史」岩波新書) このように、「時文」つまり当時の幕末の志士たちの間で「広く存在していた」書き言葉は、漢字かな交じり文としての「文語文」とされます。 「吉田松陰の著名な名文を読む」 http://www.yoshida-shoin.com/message/shoin-tegami.html