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遠心分離機 スイングローターとアングルローター
遠心分離機にはスイングローターのものとアングルローターのものがあると思うんですが、それらの用途を調べていたら、スイングローターは密度勾配沈殿法に適していて、アングルローターは分画沈殿法に適していると書かれていました。しかし、理由はわかりませんでした。 分かる方回答お願いします。
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まず、密度勾配遠心に適する適さないという視点で スイングローターはある程度回転数が上がると、中に入っている試験管が真横を向きますよね? 試験管の位置は、|の状態から―になり、回転中の重力は→なわけです。 従って試験管の底に向かって、真っ直ぐ力がかかります。 密度勾配による層がきれいに水平になるわけです。 一方、アングルローターは良くて45°の角度で固定です。 試験管の位置が\なのに、回転中の重力は→なわけですね。 これではきれいな層が出来ません。 従って、密度勾配遠心にはスイングローターが適しているわけです。 次に分画沈殿に適する適さないという視点で 上述した通り、スイングローターは試験管真下に力がかかるので、沈殿は試験管の底に落ちます。 アングルローターは、角度がついていますので、真下には落ちません。 底部の壁面にへばりつく形になります。 上清を全て抜き取りたいといった場合(沈殿物が少ないこと前提ですが)、沈殿物が試験管の底にあるより、底部壁面にあった方が抜き取りやすいのです。 やってみないとイメージしにくいかと思うのですが、そうなのです。 そんなわけで、分画沈殿にはアングルローターが適しています。
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- kgu-2
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正確な理屈は知りません。 スイングローターを使ったときに、スピードを上げても、下げても、常に底に向かって力が働くの、層が乱れない。アングルローターは、速度が落ちると、沈殿の表面が、上清に洗われて乱れる、という説明を聞き納得しています。
お礼
回答ありがとうございます。
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