- ベストアンサー
多数の強み
- GluA1 C-tailやGluA2、カイニン酸受容体がLTPを媒介することが示されたが、AMPA受容体の過剰発現実験とは異なることが指摘された。
- 受容体がシナプスに結合するときのニュアンスや、AMPA受容体の捕捉のメカニズムについて分子細胞学的な解釈が求められている。
- 足場タンパクであるPSD-95の存在量はリン酸化によって制御され、シナプス可塑性における役割が低く評価されている。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
>(1)It was in this setting that the authors found that not only were the known protein interactions of the GluA1 C-tail unnecessary for LTP, but also GluA2 (previously thought not to support LTP3) and even kainate receptors were sufficient to mediate LTP. >本実験では著者らはLTPではGluA1C末尾のたんぱく質相互作用が必要ないということだけでなくGluA2とカイニン酸受容体がLTPを媒介するのに十分な能力を持っていることを示した。 「GluA1 C末端の既知のタンパク質相互作用がLTPにとって不要であるばかりでなく、以前はLTPの維持に関与しないと思われていたGluA2とカイニン酸受容体がLTPではっきりと媒介していると、著者らはこの実験/状況から見出した。」 お示しの文章だけでは、settingが私の方ではちょっとはっきりしないのですが、前後の文脈でご判断をお願いします。 >This ‘molecular replacement’ of GluA subunits in neurons that are devoid of AMPA receptors can be rejected as being just as artificial as the experiments overexpressing them in the presence of endogenous AMPA receptors. >AMPA受容体の回避をするこのニューロン中のGluAサブユニットの分子置換は内在性AMPA受容体の存在における人工的なこのタンパクの過剰発現の結果と同様に拒絶された。 「AMPA受容体を欠いた神経中の、GluAサブユニット群(A1~A4)の、こうした『分子置換』は不自然だとして否定されるべきであり、それは内在性のAMPA受容体の存在下での(GluAサブユニット群の)過剰発現の実験とまさに同じである。」 >(2)receptor can be recruited to synapses >受容体はシナプスに補足される >でいのでしょうか。受容体がシナプスに結合するときのニュアンスを分子細胞学的に言うとどうなるのでしょう。 「受容体はシナプスで活性化した」かな、と思います。対義語は「脱活性化する」です。 >(3)how such rearrangements might lead to the capture of AMPA receptors. >how mightの文章の訳がしっくりきません。 「AMPA受容体の獲得に先立って、そのようにこうした再編成が起こるか」 >(4)Indeed, the abundance of scaffolding proteins, such as PSD-95, capable of corralling AMPA receptors in the synapse, is regulated by phosphorylation, and such proteins may have an underestimated role in synaptic plasticity— the process by which synapses grow stronger or weaker depending on their activity level. >実際にシナプスでのAMPA受容体の舗装の能力を持つSPD95のような足場タンパクの大量の存在はリン酸化によって制御され、そしてこれらのタンパクは活性レベルに依存し強くなったり弱くなったりして成長するシナプスによる処理としてしられるシナプス可塑性でのごくわずかな役割を持つかもしれない。 >とunderestimatedの意味あいと全体的な文章把握ができませんでした。 「間違いなく、足場蛋白質はシナプス内にAMPA受容体を囲い込むことを可能にするのだが、PSD-95に見られるように、その存在量はリン酸エステル化反応で制御されており、シナプス可塑性、つまりシナプスが活性化レベルに応じて強化されたり、弱められたりするプロセスにおいて、こうしたタンパク質の役割は過小評価されてきたのかもしれない。」 >2:2歩下がる より >(5)Our interpretation of this observation is that the C-tail endows GluA1 with a competitive advantage to reach the synapse. >我々の解釈はこの実験でC末尾がシナプスに到着するため競合利益をもつGluA1を与えるというものだ。 「C末端がGluA1にシナプスへの到達性に競合優位性を賦与している、と我々は解釈している。」 >(6)Alternatively, there may be competition for entering the synapse between different receptors that have different interaction partners at the synapse to control their lifetime there. >代わりに寿命を制御するためにシナプスにおいて異なる相互作用共同者を持つ違う受容体間でシナプスに侵入するために競合的になると考えられる。 「あるいは、シナプスにおいて異なるinteraction partner遺伝子を持つことにより、シナプスでの己が生存期間を制御している異なる受容体の間で、シナプス進入についての競合があるのかもしれない。」 interaction partnerを遺伝子としましたが、考えすぎかもしれません。 >If that is the case, if a competitor with several such partners, say AMPA receptors, is removed, then other receptors with minimal numbers of partners and interactions could enter and remain in the synapse. >この場合、もしもAMPA受容体などのパートナーのゆなものを持つ競合因子は除去され、その後、パートナーと相互作用がもっとも小さいほかの受容体がシナプスに侵入し、保持されるかもしれない。 「もしそうであるならば、そうした幾つかのinteraction partner遺伝子を持つ競合者は、たとえばAMPA受容体であるが、除去され、最低限のinteraction partner遺伝子と相互作用を持つ他の受容体がシナプスに進入し、安定して存在できるのかもしれない。」 >(7)Many scaffolding proteins regulate the complex structure of the postsynaptic density, and, according to Granger et al., structural changes may occur that do not require specific glutamate receptor types. 「多くの足場タンパク質はシナプス後膜肥厚の複合体構造を制御し、Grangerらは、特定の種類のグルタミン酸受容体を必要としない構造変化が起こるとしている。」 >that do not requireがどこにかかっているのでしょうか。 structural changesではないかと思います。それに続けて書くと長すぎて分かりにくいので、後ろに置いたのだろうと思います。 >(8)So, one step forward, two steps back. The search for the mechanism underlying LTP is well into its third decade, and it looks as if it will continue to fascinate and elude neuroscientists for the next decade, too. >今回の結果は一歩進んで二歩下がったというものである。LTPの基盤メカニズムのための研究は第三基を迎える。そしてこれは次世代のために神経科学者たちを奮起させ続けるものとなるだろう。 「かくして、一歩前進、二歩後退といったところである。LTPに潜むメカニズムの解明は少なくとも30年は先になりそうであり、それは今後10年は神経科学者を魅了しつつも、同時に手に余るものであり続けそうである。」 >でいいのでしょうか。fascinate and eludeの訳とtooの意味合いがわかりません。 LTPの謎は研究者を魅惑しつつ、その追求を逃れてしまう、つまり、非常に興味深いけれども、当面は思わしい成果が上がりそうにないということのようです。tooは、third decadeに対してのthe next decadeについてでしょう。
お礼
いつも早速のレスポンスと素晴らしい日本語訳ありがとうございます。 30年先の見通しの中で10年後の展望とその課せられるリスクにtooということをかけているのですね。 シナプスから放出された神経伝達物質と受容体の結合という考えではなくこの文章ではシナプスと受容体がそのままの繋がりで表現されていたのでどうなってるのかさっぱりわからなくなって蒟蒻問答をした挙句解釈ができない訳の連続になってしまいました。 いつもありがとうございます。