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方言、「を」の代わりに「さ」を使う地方

マンガなどで田舎者っぽいキャラが方言的な言葉を使用するのをよく見ますが、 例えば「猫さ探している」、「景色さ見てみたい」の様になっていると、 この場合の「さ」は「を」の代わりに使われているんだというのは、 普段方言を使っていない人でも何となく分かるのではないかと思います。 ではこれっていったい何処の地方の方言なのでしょうか? ちなみに秋田では、 「こっちへ来る」を「こっちさ来る」、「犬にエサをやる」を「犬さエサをやる」というように、 「さ」は「へ」や「に」の意味で使われていますが、「を」の意味では使われていません。 「を」の代わりとしては「どご」が使われることがあり、「犬さエサどごやる」、と言ったりします。 似て非なる使用法なので昔からものすごく違和感があり、 誤用なのか実際にこういう使い方をする地方があるのか気になっています。 できればおじいちゃんが使ってた、とかでなく、 日常からこういう使い方しています、という意見を聞きたいです。

みんなの回答

回答No.2

うーん、回答増えないですね。 私もこの「さ」の使い方について以前から気になっていたので注目していたのですが…。 私も昔秋田県(県北)に住んでいたのですが、「さ」を「を」や「が」の意味では使いませんでした。 ちょっとググってみたのですが、 http://okwave.jp/qa/q6056027.html のNo.1で 「手紙を」→「手紙さ」と回答していますね。(宮城近県だそうです。) また、 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa458935.html のANo.4で「ヘビが」→「へべさ」との回答がありました。(北関東だそうです。) そういう地域もあるんですね。具体的にはどこなのかなあ。 また、2つめのリンクのANo.8さんは、今回のNo.1さんと同じく日本国語大辞典の用例を挙げていましたが、「格助詞というより、間投助詞くさいですね。」との見解を述べています。私も「間投助詞じゃないのか?」と思いました。ただ、同じ秋田でも地域や時代で違うだろうから、いろいろあるのかもしれません。 不確かな記憶ですが、岩手県出身の吉田戦車さんが「を」→「さ」という使い方をしていたのを、1回だけですが見た記憶があります。何の作品だったかは忘れました。 また、北海道出身の高橋しんさんが、現在連載中の「雪にツバサ」で「を」→「さ」という使い方をちょこちょこしていた記憶があります。(すみません、きちんと確認はしていません。) ただ、お二人とも現在は地元に住んでいないと思うので、方言が抜けてしまっているのかも、とも思いました。 あとは、このページの http://hougen.sakura.ne.jp/hidaka/kotoba/akitadai/sa2_1.html (37)~(44)がヲ格、(45)~(50)がガ格だそうですが、 その秋田県のアンケート結果の http://hougen.sakura.ne.jp/hidaka/kotoba/akitadai/sa2_3.html でゼロじゃないのがびっくりです。 「おでんサ作った。」だの「空サ青い。」だの言うかあ?(笑) まあ少ないながらも言う人はいるという結果のようです。 また、こちらは古い調査のようですが(昭和40年)、 https://konan-wu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=177 (PDFファイル) 宮城県では割と「ウサギサ追いかける」という言い方をする、という結果が出ているみたいです。 でもなんというか、このアンケート回答した人って、ほんとに普段からそういう言い方をしているんでしょうか。何か特殊な場合を想定していたりしないか?なんて思ってしまいます。 例えば共通語で考えてみて、「空に青い。」という言い方が絶対に無いかというと、文学的あるいは技巧的な使い方ならあるのかも、と私なら思ってしまいます。特殊な想定とはそういう意味です。 あれですね、文献とかよりも、「私実際に使ってますよー。」って人の話が聞きたいなあと思います。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

1。  「さ」を、「を」の代わりに使う方言は無いと思います。 2。  「さ」を「主格の体言」につける方言はあります。例えば秋田県の「おらやの牛さあんべ悪して」(おれの家の牛が具合が悪くなって)『日本国語大辞典』(小学館)「さ」の項。 3。 「さ」関東地方で、位置や、方向を表し、ロドリゲスの『日本大文典』に Miyacosa noboru (京都に行く)が例として出ています。     「京に、つくしへ、坂東さ」は下記のように室町時代からある、方向や行先を表す格助詞の地方差を述べた諺で、京都では「に」、九州では「へ」、関東地方では「さ」という違いに気づいたものです。     http://kotobank.jp/word/%E4%BA%AC%E3%81%B8%E7%AD%91%E7%B4%AB%E3%81%AB%E5%9D%82%E6%9D%B1%E3%81%95

ykt1215
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはりこういう使い方は実際にはないのでしょうかね? 語尾にアルを付けると中国人っぽくなるのと似たような、 こうすると田舎者っぽくなるという、誰かが発見していつの間にか浸透した表現方法の一種なのかもしれませんね。 そうなると初出が何なのかということも気になってきます。

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